人生は競馬と共に

中央競馬の新馬戦・重賞を中心に、競馬について気ままに書いていきます。

「好きな馬」について。

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誰かに競馬を教えるとき、私はよく「好きな馬をつくること」をおすすめします。

まあ単純な話で、例えば女性であれば、強い牝馬や可愛らしい名前の馬などのファンになり、その馬が出るレースを競馬場で応援したりするうちに、自然と競馬が好きになっていくのではないかということです。

 

 

実際、不思議なもので(そうでもないかな?)、人によって「好きな馬」、「嫌いな(差し障りがあるようなら相性が悪いと感じる)馬」って必ず出てきますよね。

 

今日は、どんなきっかけで「好きな馬」ができるのか、振り返って色々と考えてみたいと思います。

パターンで分けるとこんな感じでしょうか。

 

名前が好き

名前の響きが格好いいとか可愛いとか、好きな女の子の名前が入ってるとか。

競馬歴20年の私でも、いまだに結構このパターン、ありますね。

昔だとモンチッチって馬がいて、結構人気ありましたし、最近だとモグモグパクパクが個人的にツボでした。キズナも素敵でしたね。

モンチッチって牝馬たったんだ、と引退して初めて気付いたのを覚えてます。

 

そういえば昔良く、「名前が格好いい馬の方が走るんじゃないか」なんて議論した記憶があるのですが、実際どうなのでしょう。

馬が強いから名前も素敵に思えるのか、期待馬には勝負馬名を付ける傾向にあるからなのか。。。話が逸れてしまいました。

 

馬券の相性が良い

 

これも結構ありますね。

「この馬はあのレースで万馬券取らせてくれたんだよ。」

「嘘付け、取ってないくせに。」

…WINSのおっちゃん達の会話で良く聞く「あるある」です。

 

ただ、私にとってはこの逆で、「買わなきゃ来る、買ったら来ない」みたいなケースの方が多いかもしれません。

こればかりは相性としか言いようが無いのですが、ゴールドシップとかジェンティルドンナとか、私は結局最後まで分かりあうことが出来ませんでした(笑)。

 

もはや全然関係の無い話ですが、「何で武や岡部は俺が買ったときだけ来ないんだぁぁ」という叫びも、昔よくWINSで聞いたような…。

 

レース振りが好き

これが王道なんですかね。

そもそも「逃げ馬が好き」とか「追い込み馬が好き」とかで好きになるパターンもあると思いますし、ディープインパクトが直線で前の馬を捕える時、チーターの様に駆け抜ける姿には理屈抜きで魅了させられました。

 

ちょっと古い話になりますが、95年のいちょうステークスを府中競馬場で観戦しました。

圧倒的1番人気だった、武豊騎手のエアグルーヴが最後の直線で致命的な不利を受けながら立て直して差し切ったレースを見て、私は彼女の大ファンになってしまいました。馬券は全く買っていなかったにも関わらず、です。

今映像を見返しても、とても(今で言う)2歳牝馬が簡単にやってのけられる芸当では無いと思います。かなりの衝撃を受けたレースでした。

あのレースを生で見ていなければ、天皇賞(秋)で勝ったのを観て号泣する程には好きになっていなかったでしょう。

その他(毛色が好き、血統が好きなど)

葦毛が好き、栗毛が好き、みたいなパターンですね。ここ数年は、サンデーサイレンス産駒の白毛牝馬シラユキヒメの登場によって、そこそこ走る白毛が毎年のように出てきて話題になっています。ちょうど先週末も、ブチコの下のシロニイが初勝利を挙げてましたが、ついつい応援しちゃいます。

血統に関して、私は基本血統派ではないのですが、フジヤマケンザンなど、父ラッキーキャストという超マイナー血統で頑張っているところが結構好きでした。あとはやっぱり、エアグルーヴの子どもたちには肩入れしてしまいました。好きだった馬が種牡馬や繁殖牝馬となり、数年後にはその子ども達を応援できる、これも競馬が持つ大きな魅力のひとつです。

 

フジヤマケンザンといえば、当時はGⅠではありませんでしたが、香港国際カップも勝ったんでしたね。何気にすごいことです。

 

 

今週末も、私が大好きな馬、キタサンブラックが出走を予定しています。

去年の皐月賞、馬券はドゥラメンテから買っていたのですが、直線の粘りを見て「これは一介の逃げ・先行馬ではないな」と思ったのがきっかけでしょうか。セントライト記念から今年の大阪杯辺りまでは、勝っても人気が上がらない、馬券的にも非常に「美味しい」馬でした。BMバクシンオーで長距離はダメという先入観が強かったのも大きかったですかね。

 

 

週中は、こんな感じの雑談記事も書いていきたいと思っております。(週末前に、できれば重賞の展望記事もアップします。)

この記事を読んで、皆さんも自分の好きな馬、好きだった馬を思い浮かべて頂けたら嬉しいです。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。