人生は競馬と共に

中央競馬の新馬戦・重賞を中心に、競馬について気ままに書いていきます。

【回顧】アルゼンチン共和国杯、みやこS 回顧

おはようございます。

 

競馬ファンにとっては秋のGⅠシリーズの狭間で一休みムードだった先週末。

土日とも晴天に恵まれた中、東西で計4重賞が開催されました。

 

個人的には、この週に、GⅠデーほど混雑していない東京競馬場に行くのが大好きなのですが、今年はあいにく両日とも仕事。。。

最近なかなか生で競馬を観戦する時間が取れていません。

 

さて、そんなことはさて置き、今週も記憶がフレッシュなうちに日曜日のレースを回顧したいと思います。

 

 

アルゼンチン共和国杯回顧

 

まずはAR共和国杯から。

個人的に、仕事でちょくちょくブエノスアイレスに訪問しており、是非とも当てたいレースでしたが。。。

 

 

 

このレース、逃げたのは私が本命にした⑥クリールカイザー。

好スタートを切った後、田辺騎手は馬を外めに誘導しながら坂を登って行きます。もしかすると逃げたくなかったのかもしれませんね。

確かに、2年前この馬が吉田豊騎手で2着に好走した時も、2番手から直線はやや外めに持ち出していました。今の東京競馬場の馬場を考えても、同じような展開が理想と考えたのかもしれません。

 

ただ、その内からハナを奪うような人馬も存在せず、結局押し出されるようにクリールカイザーが先頭で1コーナーを回っていきます。

必然的に流れは超スロー。映像で示された1000m通過ラップが1分2秒9、重馬場だった昨年が1分3秒4、過去5年でも良場馬で最も遅かったのが2013年の1分1秒3ですから、これは相当遅かったと言って良いと思います。

 

①モンドインテロは5番手あたり、⑪シュヴァルグランは多少折り合いに苦労しながらその外、6番手あたりを追走。

③ワンアンドオンリーと⑤アルバートはその後ろ、さらに離れた外、後方4番手ぐらいを⑬ヴォルシェーブ、最後方に⑫レコンダイト。

 

結果を見ても、いくら外差しが決まる馬場とはいえ、シュヴァルグランよりも後ろにいた組はちょっと後ろすぎたのかなという印象です。

 

さて、各馬が折り合いに専念し、最後の直線に賭ける展開で、レースは非常に淡々と流れたまま4コーナーを迎えてしまいます。

1コーナー (*6,15)(4,9,14)(1,3,11)(10,13)5(2,12)(7,8)

2コーナー 6,15(4,14)(1,9)11(3,10)5(2,13)8(7,12)

3コーナー 6,15(4,14)9(1,11)(3,5,10)(2,8,13)(7,12)

4コーナー 6(4,15,14)(1,9,11)(3,5,10)13(7,2,8,12)

 

上記はJRAのHPに記載されているコーナー通過順ですが、この通りスタートから4コーナーまでほとんど馬順が変わっていません。

これはクリールカイザー、行けるんじゃないかとほくそ笑んでいたのですが・・・

この時点であまり手応えは残っていなかったのでしょう。田辺騎手は外目を回らずに、ラチ沿いで粘れるだけ粘る構えを取ります。

 

直線、残り200m付近で内から鋭く伸びた①モンドインテロが先頭を伺いますが、その外、馬場の真ん中から⑪シュヴァルグランが一気の脚で前を捉えると、残り100mからはどんどん差を広げます。

 

シュヴァルグランに連れて外から伸びてきた⑬ヴォルシェーブ、内で抵抗するモンドインテロに、その間、後方から伸びてきた⑤アルバートが激しい2着争いを繰り広げますが、シュヴァルグランは余裕を持ったままゴール。1/2馬身という着差以上の強さを感じました。

 

2着争いは結局外の2頭、⑤アルバートが2着、⑬ヴォルシェーブが3着。1/2馬身差の4着に①モンドインテロで、勝負としてはこの辺りまで。

シュヴァルグランは58キロを背負い、休み明けで次のJCを見据えた競馬にも関わらずこの結果。

最後は2、3着馬に詰め寄られたというよりは余力を残していたようにも見受けられ、本番に向けて楽しみですね。ていうか大魔神凄すぎ・・・。

 

2着のアルバートは、意外と人気してた上に、想定以上に頑張ったなという印象です。

軽ハンデでもなく、このペースであれだけ後ろから追い込んでくるのですから、認めざるを得ないのかもしれませんが、この先はどう使うのでしょう。さすがに長距離GⅠで勝ち負けするのは難しいように思うのですが。

 

3着のヴォルシェーブは、展開も向きましたが、今後にある程度メドが立ったと言えるでしょう。これも佐々木主浩氏の所有馬ですね。

彼はこのまま個人馬主の道を突き進んじゃうんでしょうか。

 

私の本命、クリールカイザーはあれだけのスローで逃げておいて離された6着ですから、だらしないというか、まあ単純に力負けなのかなという印象です。復調気配と思っていたのですが、年齢的にももう厳しいかもしれませんね。

 

そのクリールカイザーを最後交わせなかった③ワンアンドオンリー、58キロを背負ってましたし、最後までしっかり伸びていてちょっと見所があったような。どうでしょう?あまり期待せずに次走注目したいと思います(笑)。

 

 

 

みやこS回顧

 

こちらは簡単に結果だけ。

 

 

 

 

うーん、アスカノロマンはどうしちゃいましたか。さすがにここまで負ける馬ではないと思うのですが。。。

逃げたモンドクラッセが4着に粘り、4コーナーで外から4~5番手に取り付いた⑨アポロケンタッキーと⑥グレンツェントが1、2着ですから、展開の問題ではないですし、秋ひと叩きして得意の京都コース、距離も守備範囲内。

帝王賞からちょっと歯車が狂いだして、騎手も替えてみたけどダメで。+10キロの馬体重もあり、調子を落としているのか急に衰えたのか分かりませんが、復活するにしてもかなり時間が掛かるんじゃないかと思えるような敗戦でした。

 

それにしてもニュースに載ってた和田騎手のコメント。Yahoo!ニュースからそのまま引用しますが、

 

 

和田騎手(アスカノロマン=14着)「58キロなので、前めで運ぼうと思ってました。勝負どころまではいい感じでしたが、最後は止まってしまった。これを叩いて変わってくると思います」

出典:スポーツナビ

 

 

2番人気の馬に乗って14着に負けた騎手のコメントじゃないでしょう・・・何の参考にもなりません。

 

3番人気のラニも仲良く後方、13着でレースを終えましたが、こちらは不安が的中してしまいましたね。

スタート直後、内田騎手が必死に押しているのに前に進まない葦毛馬を見て、ゴールドシップを思い出してしまいました(笑)。

 

1着~3着馬は実力をしっかり出し切った好レースだったと思いますが、特に勝った⑨アポロケンタッキーは松若騎手がしっかりとチャンスを活かしましたね。

新人の頃以来、目立たない時期が続きましたが、ここのところ乗れている印象です。首の後ろでヒラヒラしてたのは風除けのゴーグルみたいなやつでしょうか?ゴール前はそっちが気になって仕方ありませんでした。

 

 

ということで、日曜日は予想が全くダメな一日でした(上記2レース以外も含め)。

結構時間かけて予想したんですが、前日の土曜日は仕事の片手間に適当に予想したレースが殆ど当たったりして、つくづく競馬は難しいです。

 

 

ただ、それも含めて競馬の面白さなんだと自分を無理やり説き伏せつつ、今週末からのGⅠシリーズで巻き返しを図りたいと思います。

 

 

本日も最後までお読み頂き、誠に有難うございました。