人生は競馬と共に

中央競馬の新馬戦・重賞を中心に、競馬について気ままに書いていきます。

【展望】 第41回エリザベス女王杯 ~ 今週も難しそうです

おはようございます。

今週末から秋のGⅠ連戦再開。

エリザベス女王杯以外にも平地・障害の重賞が多数組まれており、楽しみですね。

まだ枠順は発表されていませんが(執筆時点)、簡単にエリザベス女王杯を展望したいと思います。

過去5年連対馬データ

まず、ぱっと見て目立つのが、3歳馬の活躍です。

先日引退が発表されたショウナンパンドラが昨年JCを制覇するなど、古馬牝馬も積極的に秋天・JC等に挑戦するようになった影響もあるのか、古馬との混合GⅠになった当初に比べると、だいぶ3歳馬が来るようになったなあと言う印象です。

ただ、昨年は久し振りに3歳馬の連対が終わり、今年も参戦は2頭のみで、GⅠ馬は出走していません。

状況としては昨年度に近く、例えばショウナンパンドラヌーヴォレコルトが出走していた2014年辺りと比べると手薄な感は否めず、どうなりますか。

ただし、3着馬まで広げると、昨年もタッチングスピーチが非常に惜しい3着(ビデオ見返しましたが、あの最後の脚は本当に凄かったですね。)、過去10年で見ても毎年1頭は3歳馬が3着以内に入っています。複勝・3連複派の方にとっては重要な情報かもしれませんので、念のため。

外回りで最後の直線が長く、差し・追い込みが有利な印象のある京都芝2200mということもあってか、ペースはそれほど速くなっていないようです。

2011年はシンメイフジがかなりの大逃げを打ったために数字上は57.5秒と超ハイペースに見えますが、実質的にはスローでしたし、クィーンスプマンテテイエムプリキュアの大逃げ2頭で決まるという衝撃的なレースだった2009年でさえも、1000m通過は1.00.5(良馬場)でそれほど速かったわけではありません。

あの年に関しては、逆に後ろの組がどれだけ遅かったんだって話ですよね。ブエナビスタへの意識がそうさせたのかもしれませんが、大逃げした馬が残るレースは時々あるものの、2頭大逃げしてそのまま、しかも人馬ともトップクラスが集うGⅠの舞台で、というのは本当に珍しいケースだったなあ、と今でも思います。

完全に余談なのですが、テイエムプリキュアは個人的に結構好きな馬で、あの日も単複と馬連もちょっとだけ買っていたのですが、クィーンスプマンテは抜け。

どうして100円ずつ総流ししなかったんだと競馬場で転がりまわってしまった(文字通りです)嫌な記憶があります。

(GⅠで馬連10万馬券って、過去にこれ以外あったんでしょうか?今度雑談記事上げる余裕ができたら、色々な記録も調べたいと思います。)

ちょっと話が横道に逸れましたが、スローになってもやはり、差し・追い込みが有利かなという印象を受ける一方で、意外と先行馬も頑張っていますね。

重馬場のレースが2年続いたせいもあるのかもしれませんが、過去10年まで遡っても、例の2009年は4コーナー1~3番手の馬がそのまま1~3着フィニッシュ、2007年も(人気のある実力馬ですが)ダイワスカーレットフサイチパンドラの先行馬同士で決着と、やはりペースと実力次第では先行馬からの狙いも十分立つと考えて良さそうです。

ちなみに、昨年度もやや重で、過去5年で見るとやけに雨が多いですね。

昨日も京都では雨が降っていたようですが、土日は晴れ予報。

一応当日芝レースでの時計の出方を確認したいですが、雨の影響はあまり気にしなくても良さそうです。

マリアライトは昨年のこのレース、今年の宝塚記念とGⅠ制覇は共にやや重だったこともあり、瞬発力勝負には弱いのでは?と言われていて、これが今年のエリ女を難しくしている一つの要因になっています。

マリアライトスノーフェアリー以来の連覇を狙いますが、ラキシスヌーヴォレコルトなど2年続けて好走するケースも目立ちますね。

今年は昨年3着のタッチングスピーチも出走します(しかもムーア騎手!)が、こちらは休み明け。

スノーフェアリーラキシスヌーヴォレコルトは3歳→4歳でしたが、マリアライトは昨年4歳での勝利。やはり難しいですね。。。。

また、1番人気・2番人気のどちらかは必ず連対している一方で6、7番人気辺りでも勝ち負け出来ています。2009年は例外視して良いと思いますので、極端な大穴よりも中穴狙いが吉でしょうか。

過去5年連対馬の前走データ

前走・前々走のデータも軽く見てみましょう。

3歳が活躍しているので秋華賞組みが多いのは当然ですが、古馬オールカマー3頭vs府中牝馬S1頭(スノーフェアリー除く)となっています。

やはり王道路線の牡馬相手に、しかも好走してきた馬が中心となっています。

今年は府中牝馬S組が6頭を占めており、ここも悩みどころになりそうです。

2013年の2着馬ラキシス(6番人気)、この表には載っていませんが2012年の3着馬ピクシープリンセス(5番人気)が共に1000万下を勝ってここに駒を進めています。

今年も3頭(プリメラアスール、プロレタリアト、マキシマムドパリ)が条件戦から、ヒルノマテーラがOP特別からの参戦です。

そこそこ人気になるような実力があれば、これらも十分ヒモとして狙えそうですね。

個人的には、秋華賞ミッキークイーンから0.2秒差3着のマキシマムドパリなどは面白いと思っているのですが。

そして。

過去10年まで遡ってみても、休み明けでこのレースを制した馬はおろか、3着以内に入った馬もいません。

そもそも、休み明けで1番人気になるような馬も過去10年、いませんでした。

(もしかしたらマリアライトが1番人気かもしれませんが。)

追い切りは抜群の動き。に見えました。

あと2日間、悩みたいと思います。

本日も、最後までお読み頂き、誠に有難うございました。