人生は競馬と共に

中央競馬の新馬戦・重賞を中心に、競馬について気ままに書いていきます。

【回顧】 第22回シルクロードS、第31回根岸S

おはようございます。

 

ちょうど昨夜、JRA賞の授賞式に関するニュースがたくさん配信されていたのを読んでいました。話題は各馬の今年の予定や引退した牝馬のお婿さん候補まで。

シンハライトやマリアライトのお相手として、モーリス、ルーラーシップ、エピファネイアなどが候補に上がっているとか。

なんだか夢のある話で、今から産駒の活躍を見るのが楽しみですね。

 

キタサンブラックは、改めてGⅠに昇格した大阪杯から天皇賞春連覇を狙うことが正式にコメントされました。

個人的にはエアスピネル辺りにも出てもらいたいのですが、武豊騎手との兼ね合いもあるし、何となくこの春はマイル路線で賞金稼ぎに徹してしまうんでしょうかね。

ただ、マカヒキも大阪杯を目指すようで、今年の大阪杯は初年度からかなりの豪華メンバーになりそうです。

サトノダイヤモンドは阪神大賞典から天皇賞春ということで、キタサンブラックとお互い一叩きしてのガチンコ勝負ですよね。

こちらも今から本当に楽しみでしょうがありません。

 

さてさて、前置きが長くなってしまいました・・・。

少し遅くなってしまいましたが、簡単な日曜日の回顧です。

なかなかの好メンバーが揃った東西GⅢ、特に根岸Sは期待通り面白いレースになりましたね。

両レースとも、「本番」に向けて見通しが明るくなった馬、課題を残した馬、色々な感じでしたが、その辺りも含めて振り返って行きたいと思います。

 

※予想記事はこちら

 

 

第22回シルクロードS 回顧

 

まずは京都競馬で行われたシルクロードSから、いつものように全馬の結果です。

 

 

 

ネロと並ぶトップハンデで3番人気のダンスディレクターがこのレース初の(らしいです)連覇を達成。

そのネロの方は1番人気に応えられず11着に惨敗、3番人気で9着に敗れた昨年の借りを返すことはできませんでした。

 

注目を集めた4歳馬3頭ですが、私の本命⑪セイウンコウセイが惜しくも2着に敗れ、2番人気ソルヴェイグは果敢に逃げるも6着、私の▲で5番人気の⑫ブランボヌールは何と最下位と、厳しい結果となってしまいました。

 

展開が結果を大きく左右したようにも思えるこのレース、まずポンと飛び出したのは、⑤ソルヴェイグでした。

ここはてっきり⑩ネロがハナに立ち、デムーロ騎手の⑤ソルヴェイグはこれを速めにつつく様な展開を予想していたのですが、これはちょっと意外でした。

(というか、もしかしたらデムーロ騎手にとっても想定外だったかもしれません。)

 

内から①ラインスピリットも行きたい素振りを見せますが、これは外から⑨セカンドテーブルに⑩ネロ、少し遅れて⑪セイウンコウセイが上がってくるのを見てソルヴェイグの後ろ、ポケットの位置に控えます。

ネロはコメントを聞くとやはり本当は逃げたかったようですが、斤量の影響もあったのか行き脚がつかず、どうにか⑨セカンドテーブルを交わしてソルヴェイグの番手に付けるのが精一杯。

ここまでスムーズに行けずにやや脚を使ってしまったのが非常に痛かったように見えました。

前に行った馬も掲示板に残っているように、決して超ハイペースではないのですが、前半のラップタイムが11.9秒-10.9秒-11.1秒。

思いもよらずハナに立ってプレッシャーを受けたソルヴェイグと自分の競馬が出来なかったネロにとっては、やや厳しい展開だったかもしれません。

 

そんな中、セイウンコウセイはいつもよりやや後ろのポジション、ネロの1馬身後ろの4番手を追走します。

恥ずかしながら、染め分け帽を見るまでネロと同馬主ということに気が付きませんでしたが、もともとネロが逃げたら無理せず2番手で、というようなチームオーダーが出来ていたのでしょう。

結果的にちょうど良い位置取りで、これは枠の並びがプラスに働きましたね。

 

驚いたのは⑦ダンスディレクターの位置取りです。

五分のスタートから徐々にポジションを下げると、後方4番手から進め、コーナーワークで上手くインからポジションを上げると、直線ではスムーズに先行馬の外に進路を取ります。

このブログでも再三触れていますが、武豊騎手らしい、言ってみれば京都で勝つための乗り方ですね。

 

セイウンコウセイも、坂の下りで加速しながら直線入り口で先行馬を捕らえるここ2戦と同じ正攻法のレースで、残り200m地点では堂々先頭に踊り出ます。

ただ、この時にはこれを射程距離に捉えた武豊騎手の姿が。。。

セイウンコウセイも最後の最後まで必死に抵抗しますが、無常にもダンスディレクターがこれを交わしたところでゴール。

インコースを突いてよく伸びてきた⑨セカンドテーブルが3着、後方から伸びてきた④ヒルノデイバローと①ラインスピリットが4、5着に健闘しました。

 

このレースは、とにかく武豊騎手に尽きるでしょう。

何とも「らしい」というか、本当に素晴らしい騎乗でした。松田騎手、ゴールの瞬間悔しそうでしたね。

本番では武豊騎手がドバイ遠征で乗れないことが決まっており、不安要素にはなりますが、57.5キロを背負ってこの内容。

当然本番でも有力馬の1頭となるでしょう。

 

一方のセイウンコウセイに関しては、京都コースへの相性、ハンデ差等を考えれば完全な力負けで、まだGⅠで勝ち負けするのは難しいと思いますが、着実に力をつけていることは証明できました。

 

ソルヴェイグに関しては、本来はネロを早めにつつく競馬がしたかったはずで、ちょっとプランが狂ったというか、逆に目標にされて厳しい競馬になってしまいました。

ただ、これが良い経験になると思いますし、個人的には本番でもう一度狙ってみたい馬です。

 

予想的には、本命馬が2着に負けましたし、正直イヤイヤ押さえたダンスディレクターが相手と言う事で、ちょっと不完全燃焼な結果でした。。。

 

 

第31回根岸S 回顧

 

こちらも、まずは全馬の着順をご覧下さい。

 

 

 

1番人気の③カフジテイクがものすごい末脚で勝ち、3番人気、58キロを背負った⑤ベストウォーリアが2着。

私の本命⑭キングズガードはカフジテイク同様後方から追い込み、3着は確保したかと思ったところに⑬エイシンバッケンの急襲を受け4着に敗れました。

ただ、この3着争いは2着馬から2馬身以上後ろの出来事でした。

 

☆⑯ノボバカラは、懸念していた通りダートスタートが祟ったか、全く行き脚がつかず終始後方のまま、なんと最下位。

柴田大知騎手は手が合いそうだと思っていたのですが、残念な結果でしたね。

 

そのノボバカラは行けませんでしたが、このレース、ハナを切ったのは⑦モンドクラッセ。この距離でも行けましたね。

その後ろは⑩グレイスフルリープに①ブルミラコロ、④ニシケンモノノフ、⑧ラブバレットなどが一団で、やはりそれなりに流れる展開になりました。

 

キングズガードは何と道中後方2番手、3コーナーまではカフジテイクより後ろのポジションで進めることになります。

そこからカフジテイクは外に、キングズガードは内に進路を取り、キングズガードも比較的スムーズにインから上がってこれたのですが、いかんせん持っている決め脚の鋭さが全く違います。

結果、ご覧のようになってしまいました。

外枠なんだし、もうちょっと前目で流れに乗って欲しかったところです。

 

ベストウォーリアに関しては、勝ち馬の決め手に屈する形にはなりましたが、58キロを背負ってこの内容ですから本番に向けて期待が膨らみます。

一叩きできたことで、休み明け3番人気で差のない4着に敗れた昨年を上回る結果が期待できるのではないでしょうか。

 

カフジテイクは1600mでこれと同じだけの切れを発揮できるようであれば、当然本番でも要注意でしょう。

ただ、賞金的にここは勝たなければならないという状況でしっかり仕上げていたことが予想されますので、その辺りがどうでしょうか。

 

馬券的には、勝負馬券の4頭BOX的中するも配当はたったの860円。。。シルクロードS同様、イマイチな結果に終わってしまいました。

せめて本命馬が3着に残ってくれていれば、(どっちみち三連複は買っていませんが、気持ち的には)良かったのですが。

 

さて、今週末は東京新聞杯ときさらぎ賞の両GⅢが、日曜日に開催されます。

東京新聞杯はエアスピネル、きさらぎ賞はサトノアーサーと絶対的な中心となる馬がスタンバイしており、そのせいもあるのか、共にフルゲートに満たないようですね。

馬券的な妙味は置いておいて、両馬のレース振りには大注目です。

 

本日も、最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。