人生は競馬と共に

中央競馬の新馬戦・重賞を中心に、競馬について気ままに書いていきます。

【回顧】 第61回大阪杯 キタサンブラックが強さを見せ付けて初代王者に!サトノダイヤモンドの待つ天皇賞春へ。

おはようございます。

 

1日開いてしまいましたが、大阪杯の回顧です。

今週は比較的余裕があるので、簡単にはなってしまうかと思いますが、先週末の回顧⇒桜花賞の展望⇒予想、と昨秋と同じようなパターンで更新できると思います。

 

さて、まあ今日のタイトルそのままなのですが、本当に強かったですね、キタサンブラック。

GⅠの大阪杯、初代王者に輝いたのは昨年の年度代表馬と武豊という、その栄誉に相応しいコンビでした。

今までに制覇したGⅠレースが菊花賞、天皇賞(春)、そしてJCだっただけに、2000mのGⅠを勝利したことには種牡馬としても価値を高める、そんな意義もあったかと思いますが、レースを見て感じたのは、やはり「速さ」ではなく、「強さ」でした。

 

さて、スタートから振り返ってみたいと思いますが、まずは全馬の着順からです。

 

 

 

※予想記事はこちら

 

フェブラリーSに続き、コーナー通過順とラップタイムも掲載しています。

(てか、まともに回顧記事載せたのフェブラリーS以来ですか・・・)

 

馬場状態について、「パンパンの良馬場ではない」と予想したとおり、若干時計のかかる良馬場で、逃げたマルターズアポジーの1000m59.6秒というのは平均やや速め。

これより1秒ちょっと後ろにいたロードヴァンドールやキタサンブラックを基準に考えると、平均からやや遅めくらいだったように思います。

 

スタート直前、ゲート内で⑦サトノクラウンが立ち上がった時はヒヤヒヤしましたが、結果的に全馬キレイに揃ったスタート。

私は当然、⑤キタサンブラックだけに注目して見ていましたが、休み明けの影響もあったか、いつものようなロケットスタートではありませんでしたね。

スタート直後、外の⑥サクラアンプルールにぶつかったり、その後内に行ったりとフラフラしていましたし、そのサクラアンプルールに被されるような形になって若干馬がエキサイトしていたようにも見えました。

サクラアンプルールとの接触は、キタサンが外にヨレたようにも、サクラが内にヨレたようにも見えて何ともいえない感じでしたが、2頭で競り合うような形が続いて、見ているほうとしてはちょっと心配でした。

 

ただ、武騎手はもともと2頭を行かせて3番手で進める予定だったようで、(これは意図的だったのかどうか)大きく外に張り出しながら1コーナーに入り、2コーナーあたりではサクラアンプルールも抑えが利いて、どうにかキタサン3番手で隊列が落ち着くと、そこからは安心して見ていられました。

前の2頭があまり溜め逃げするタイプでは無いこともあり、結局は武豊騎手とキタサンブラックがそれ以降の馬群を引き連れてレースをコントロールするという、何とも不思議な感覚のレースでしたね。

どのポジションにいてもレースを支配するだけの存在感というか、今のキタサンブラックは他馬にリズムを崩されるシーンが想像できません。

 

そして、サクラアンプルールの外からは⑦サトノクラウンも予想通りキタサンマークに行きますが、驚いたのは内から④ステファノスが手綱をしごいて好位に取り付いていったところ。

枠の並び上、サトノクラウンの内、ちょうどキタサンブラックの直後を確保できました。

結果的に、これが2着に来た要因だったのではないかと思います。

 

その後ろ、3頭ほど置いて⑬ヤマカツエースは10番手あたりの外、さらに①ミッキーロケット、⑭マカヒキ、⑫アンビシャス辺りまでが後方集団。

私が対抗に期待した⑬ヤマカツエースは、「もう1列前で競馬をしたかった」という趣旨のコメントでしたが、外枠である程度前に壁を作りながら、あの位置が精一杯だったと思います。

マカヒキも大外枠が響いた形でしたが、向こう正面では前にヤマカツエースを置く選択肢もあった様に見えたのですが。

ルメール騎手をもってしても抑えが利かないほど折り合いを欠いてしまった理由が良く分かりませんでした(内のアンビシャスとぶつかったりしてましたかね?パトロールビデオを見ても良く分かりませんでした)。

 

そして、向こう正面から3コーナーにかけては、まるでジャパンカップのリプレイを見ているようでした。

ラスト800mから600mにかけて、逃げたマルターズアポジーは脚を溜めることなく11.8秒のラップを刻みますが、この辺りから、キタサンブラックは徐々に前との距離を詰めていきます。

この辺りは、ゆるい下り坂になっているのもあるかと思うのですが、恐らくキタサン自信はレースのラップと同じか、やや速い11.6~11.7秒くらいだったと思います。

 

さらに、600mを過ぎると前のロードヴァンドールを交わして一気に先頭との差を詰めにかかります。

ラストから3ハロン目のレースラップが11.7秒ですから、恐らくこれより0.5秒ほど速い、11.2秒前後。そう、JCとほぼ同じラップです。

 

先頭に立ったのは残り200mのハロン棒の少し手前でしたから、200mにかけてのラップタイムもレースラップの11.6秒よりも速い、恐らく11.3-11.4秒。

これだけ長く脚を使いながら、最後の苦しい坂を12.0秒でしのぐのですから、これは後続には厳しいです。

レースを見返しながらつい忘れそうになりますが、これはピークに仕上げていたJCとは違って休み明けの一戦なんですよね(笑)。

着差こそ3/4馬身でしたが、お見事でした。

 

逆に言えば、これに終止喰らい付いて最後まで頑張り切ったステファノスも、もっと賞賛されて良いレース振りだったと思います。

直線、一瞬伸びかけて最後力尽きたサトノクラウンを見ても分かるように、普通なら最後の坂で止まってしまうところ。

川田騎手にはちょっと失礼なことを書いてしまったかもしれませんが、スタート後のポジション取り含めて、気持ちの入った素晴らしい騎乗でした。

(馬券的にも、本当にありがとうとお礼を言いたいです。笑)

 

3着の⑬ヤマカツエースにしても、3~4コーナーはなるべく外に出さずに進出して、最後までしっかり伸びていました。

コーナーワークの上手さと現在の充実振りがそのまま出たようなレースでしたね。

 

サトノクラウンは、枠がステファノスと逆なら、とかもう少し距離があれば、馬場が緩ければ、等あるかとは思うのですが、出来る限りのことをやっての6着ですから、悔いはないでしょう。

最後力尽きたところにマカヒキとアンビシャスが後方から伸びてきましたが、これらは正直勝負が終わった後に突っ込んできただけで、あまり評価はできないかなと思います。

 

マカヒキはどうしちゃいましたかね。。。

明らかに3歳春までの爆発力が影を潜めてしまっています。

勝手な思い込みで、この馬はスローペースの追込み馬と思っていて、予想記事の中では「(ハイペース必至で)マカヒキには展開が向かないのでは」、なんて書いてしまったのですが、思い返してみれば弥生賞も皐月賞も、ハイペースの競馬でしたよね。

前述のように、枠順や向こう正面で折り合いを欠いたりなどもありましたが、最強世代のダービー馬としては情けない結果に終わってしまいました。

 

 

ということで、予想の方はキタサンブラックから勝負の馬連が的中と、久し振りに気持ちの良い結果となりました。

いつもお読みいただいている方はご存知かと思いますが、私は普段馬連か複勝しか買わないのですが、本当に自信のある軸馬の時だけ、3連単でも勝負します。

今回は重い印を付けた中で最高の順番で入ってくれまして(キタサンは1着固定です)、馬券的にも昨年のスプリンターズS以来、年に数回あるかレベルのプラス収支でした。

 

フェブラリーSから続けていた複勝コロガシも、

 

フェブラリーS ベストウォーリア 1.8倍 (2番人気2着)

高松宮記念   レッドファルクス 1.6倍 (1番人気3着)

 

と来て、今回1.1倍で1万円⇒3万円ちょっとまで増えました。

今週末は1.0倍が濃厚なあの馬を本命にする予定なので・・・どうしましょう。。。

(というか、なんだか堅い予想ばかりですね。。。)

 

ちなみに、最終レース複コロの方も、(やる必要なかったのですが)最終的には

中山12R ⑯タイセイラナキラ4.0倍⇒阪神12R⑮プレスティージオ1.7倍にしたのですが、この企画始まって以来2度目の成功。

 

候補に挙げた4頭全てが複勝圏内に来たということで、この日は軽く神ってましたね(笑)。

 

 

さて、馬券のことはさて置き、タイトルどおり、天皇賞春でのサトノダイヤモンドとの再戦が本当に楽しみになりました。

(GW真っ最中ですが、その辺りで京都への家族旅行をぶちこんでやろうと画策中です!)

なんとか両馬とも無事に、最高のコンディションで決戦の日を迎えて欲しいと思います。

 

今週末からは3歳クラシックも始まりますし、競馬ファンにとって楽しみな季節が始まりましたね。

まずは桜花賞に向けて、1週間しっかり予想していきたいと思います。

 

 

 

本日も、最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。