人生は競馬と共に

中央競馬の新馬戦・重賞を中心に、競馬について気ままに書いていきます。

【重賞回顧】第53回札幌記念、第52回北九州記念 「ナリタ」の穴馬大活躍の巻、でした。

おはようございます。

 

日曜の夕方から色々とバタバタしておりまして、更新が遅くなってしまいました。

今週末の2歳戦の話やWASJ(まだこの呼び方馴染まない。。。)の話など書きたいことは色々あるのですが、まずは先週の振り返りを終わらせなければ。

 

ちょっと簡易版になってしまいますが、札幌記念を中心に、先週末の重賞レースを回顧したいと思います。

 

 

第53回札幌記念 回顧

 

 

 

まずは札幌記念の回顧からです。

この日私は所用で、午後のレースをリアルタイムで見ることができなかったのですが、スマホで結果を確認した時は間違って出馬表を開いてしまったのかと思ってしまいました。

1着から3着までが①番→②番→③番ということで、まさかの「ひふみん」馬券(笑)。

6番人気→12番人気→1番人気という波乱の結果となった今年の札幌記念。スタートから振り返りたいと思います。

 

ほぼ横一線のスタートから、ハナを主張していったのはやはり④ロードヴァンドール。ちょっと左によれて⑤マウントロブソンにぶつかるようなスタートでしたが、立て直して一気に先手を奪うと、他に主張していくような馬も出ませんでした。

逆に、そのマウントロブソンは接触の影響もあったか後方からの競馬になってしまい、1~2コーナーではまさかの後方4、5番手。

ほぼこれで終わってしまった感じで、モレイラ騎手騎乗で私も期待していたのですがちょっと残念な競馬になってしまいましたね。

 

もう1頭の逃げ候補だった⑫マイネルミラノは今回もあまり鋭い飛び出しではありませんでしたが、1コーナーまでの長いホームストレッチで押して行って2番手を確保。

思いの外行きっぷり良かったのが⑦サウンズオブアースで、内の⑥タマモベストプレイと並ぶようにして3番手で1コーナーに入っていきます。

 

大外枠に入ってどう捌くか注目していた⑬エアスピネルですが、ルメール騎手が折り合いに気をつけながらマイネルミラノの後ろに馬を誘導し、1~2コーナーを回った時には2列目の外、3、4番手の位置で落ち着きます。

予想記事の中では「逃げてしまう手もあるのでは」と書きましたが、ロードヴァンドールが明確にハナを主張しており、枠順の差も考えると自然な流れで、折り合いも付いていたように見えました。

 

1番人気の③ヤマカツエースもいつもよりは前に付ける競馬で、2コーナーでは前から5番手辺りに落ち着いていたサウンズオブアースの外、エアスピネルを見るような位置に。

ロードヴァンドールが1~2コーナーで一気にペースを落とし、前半1000m60.7秒と決して速いペースではありませんでしたが、戦前に想定していたよりも(マウントロブソン除く)人気馬のポジションが前よりになっていて、これが結果にも微妙に影響したかもしれません。

 

サウンズオブアースとヤマカツエースの直後には内から①サクラアンプルールと外⑨ディサイファ。

さらに続いて内②ナリタハリケーンの外⑧ツクバアズマオーで、以下出遅れたマウントロブソン、⑩サングラスに⑪アングライフェンと、アングライフェンもこのレースでは前に行くことが出来ませんでした。

 

やや遅めのペースで流れていたこともあり、残り600m辺りから各馬早めに進出を開始。

4、5番手からエアスピネルとヤマカツエースが先頭に並びかけるような勢いで4コーナーを回ってくると、その直後、人気2頭をぴったりマークするようにサクラアンプルールが大外から勢い良く上がり、残り200m地点で一気に先頭に躍り出ます。

 

そしてそして。

4コーナーでこれも外に持ち出していたナリタハリケーンがグイグイ伸びてきます。

最後は際どくなりましたが、サクラアンプルールが何とか凌いで嬉しい重賞初制覇となる1着ゴール。

結果的に非常に惜しい2着となったナリタハリケーンから1 1/2馬身遅れた3着争いはヤマカツエースが制し、外に切り替えてこれに迫ったサウンズオブアースが4着。

2頭の内、エアスピネルはロードヴァンドールを交わして掲示板を確保するのが精一杯でした。

 

7着にはタマモベストプレイが流れ込み、最後よく差を詰めてきていたマウントロブソンでしたが、結果8着と人気を裏切ってしまいました。

立ち遅れが全てかなとは思いますが、本当にモレイラ騎手の扱いというのは非常に難しいですね。。。

 

ということで、人気馬が4コーナーで早めに仕掛ける中、それらの直後にいた伏兵馬が1、2着した形でした。

勝ったサクラアンプルールに関しては、予想記事でも触れたように函館記念では大外枠に馬場が悪かったせいもあったか全く見せ場なく9着でしたが、このレースは一転①番枠を引き、状態もアップしていたのでしょう。

早めのスパートに馬も良く答え、快勝でしたね。

 

そして、何と言っても驚いたのが2着に入った8歳馬、ナリタハリケーン。

思い返せば巴賞ではサトノアレスと0,1差の3着に入って元気なところを見せていたわけですが、函館記念では54キロのハンデで7着。

このメンバーではブービー人気も仕方がないところで、私も完全にノーマークでした。

4頭出ていたキンカメ産駒が1、2、3、5着していて、内枠から3頭が3着までを独占したように、馬場適性も展開も向いた部分はあるのでしょうが、いやはやお見事でした。

 

ちょっと評価が難しいのがヤマカツエースで、平坦コースもあっていつもより前目、早めの正攻法の競馬で3着。

正攻法の競馬が出来たのも力が付いてきたから、久々の分3着も仕方ない、という見方も当然できますが、こちらはそんな事承知の上でそれでも本命に期待し、1番人気に支持されていたわけですから、やはり期待どおりの結果ではなかったと言わざるをえないでしょう。

秋競馬では主役の1頭として頑張って欲しい気持ちに変わりはありませんので、ここから調子を上げていってほしいと思います。

 

4着のサウンズオブアースに関しては、4番人気4着と形の上では人気通りなのですが、私個人的には大善戦だったと感じました。

キンカメ産駒に囲まれて唯一頑張ったというのもありますが、久々の2000mというのもあり、対応できないと見て私は消してしまっていました。

もともと東京コースが得意な馬でもありますし、藤岡師もコメントされていたように、秋に向けて選択肢が広がる、非常に明るい4着だったと私は思います。

 

一方、5着のエアスピネルは不安が完全に的中してしまいましたね。

デビュー以来コンビを組んでいた武豊騎手を外したこと。

今年はマイル路線にターゲットを絞ってやってきたのにいきなり路線変更してしまったこと。

折り合いが不安な馬の乗り替わり、かつ大外枠に入ってしまったこと。

(まあ折り合いに関して特段問題はなさそうでしたが。)

 

さらに、有力馬の中で一番前のポジションになって目標にされてしまった感もありましたでしょうか。

個人的に、どうせジョッキーを変えるならルメール騎手よりデムーロ騎手で見たかった気持ちはありますが、いずれにしてもこの秋はどうするのでしょうかね。

この結果では(キタサンとの兼ね合い以前に)本番でルメール騎手が乗ってくれるかも怪しいところで、サウンズオブアースとは全く逆で悩みが増えてしまっただけな印象を受けました。

 

サクラアンプルールは▲に期待していた馬だったのですが、馬券も残念ながら不的中。

夏競馬になってから本当に全然当たらないですね。。。

逃げる馬とペースの読みは当たっていたものの、これだけ差しの競馬になるとは予想出来ておらず、展開面の読みも今ひとつでした。

 

 

第52回北九州記念 回顧

 

さて、続いては小倉競馬場の短距離ハンデ重賞、北九州記念を振り返って参ります。

時間の関係で簡単になってしまいますが、まずは全馬の着順・着差から。

 

 

 

 

勝ったのは武豊騎手騎乗の4歳牝馬、⑨ダイアナヘイロー。

エアスピネルにずっと乗っていた武豊騎手がこのレースを勝って、札幌記念では同期の蛯名騎手が勝つというなかなか感慨深い結果となりましたね。

 

ダイアナヘイローは好スタートからすんなり先行して、逃げる②アクティブミノルの2番手につけると、残り200m辺りで先頭に立って押し切る完璧な競馬でした。

アクティブミノルが前半32.8秒とハイペースを刻む中でのこのパフォーマンスですから、スピード能力の高さを活かした素晴らしい内容だったと思います。

 

そして、なんとこちらも。

人気薄の「ナリタ」、14番人気⑫ナリタスターワンが2着に好走して、3着も15番人気の⑱ラインスピリットが3着で三連単100万馬券と大波乱の結果に。

小倉競馬場らしく、ハイペースながらも先行馬が最後まで頑張る展開で、4コーナーで3、4番手とうまく流れに乗れたのが良かったのだと思いますが、結局今年も荒れてしまいました。

 

私が「今年はこの2頭で堅いんじゃないか」と思った⑬キングハート、⑧ファインニードルが仲良く4、5着。

キングハートはいつも通り、中団追走から直線外目に出して追い込んできましたが、3着とはハナ差の4着。ちょっと展開も向きませんでしたか。

 

私の本命馬、ファインニードルは直線入り口でそのキングハートにかなり露骨にフタをされてしまって進路が無くなってしまったのが痛かったですね。

(蓋というか、カットされた、と言ったほうが適切かもしれませんが。。。)

それでも手応えがあれば抜けてこれそうな感じもありましたが、そこまででもなかったか。結局流れ込むように5着と、1番人気を裏切ってしまいました。

 

この日は、9Rの1000万特別でほぼ同じようなペース、展開からスマートグレイスが1.07.5の好タイムで勝っていたくらいですので、正直重賞で全く同じタイムというのは物足りない気持ちもありますが、それでもダイアナヘイローは今後に楽しみが広がる良い競馬でした。

週中に登録メンバーを見た際、準オープンを勝ってきた人気2頭の取り捨てに関しては一番先に検討した記憶があるのですが、その勝ち方、持ちタイム、ハンデが性差を考えれば実質同じであることからファインニードルが上かなと考えてしまい、この時点でもう外していたのですね。。。

ファインニードルは追切も非常に良く見えたのですが、残念でした。

 

 

ということで、北九州記念の方は本当に簡単な振り返りとなってしまい申し訳ございません。

今週末は出世レースのイメージも強い新潟2歳Sもありますし、展望等もしたいのですが、新馬戦の振り返りも残っていますし厳しいですかね。。。

 

出来る限り頑張りたいと思います。

本日も最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。