人生は競馬と共に

中央競馬の新馬戦・重賞を中心に、競馬について気ままに書いていきます。

【新馬戦回顧】8/20(日)の新馬戦 ルーカスとラッキーライラックの勝ちっぷりが目立つ1日でした。

こんにちは。

金曜日になって今さらで大変恐縮ですが、先週日曜日の新馬戦を振り返りたいと思います。

札幌では巷で「将来『伝説の新馬戦になるのでは』」と囁かれているレースであのモーリスの全弟、ルーカスがモレイラ騎手を背に快勝、新潟でもなかなかインパクトのある末脚でラッキーライラックが快勝と、将来のヒーロ・ヒロイン候補が誕生した日曜日、がっつり仕事中でもあるので(笑)早速振り返っていきたいと思います。

日曜日の予想記事は→こちら

◆ 小倉5R新馬戦 芝1800m

この日はGⅡ札幌記念がある関係で、ここからスタートでしたね。

小倉の芝ミドルというのもちょっと違和感がある感じですが、やはりと言うべきか。あまり良いメンバーは揃わなかった印象の新馬戦でした。

私は最終的に予想通り1番人気に落ち着いた②コンファーメントに期待しましたが、荒れました。

勝ったのは5番人気、オルフェーヴル産駒のレゲンダアウレア。キリスト教の『黄金伝説』ですね。

新馬戦としてはまずまず揃った(それでも揃ってないですが。笑)スタートから、逃げたのはその1番人気、ホワイト騎手のコンファーメントで、もう1頭の有力馬、武豊騎手の③フルオーライトと⑤ルリジオンがこれをぴったりマークするように、というよりも並走するような勢いで追走。

めっちゃプレッシャーを受けながらも1000m1.03.8の超スローペースで溜め逃げの形。

向こう正面で掛かり気味に⑦キーフラッシュも4番手外まで押し上げますが、まくったりはせずにそこで必死にガマン。

勝った①レゲンダアウレアは前の4頭の直後、形としては2列目ポケットを追走、2着の⑨ニホンピロフェスタは折り合い重視で最後方待機で直線に向かいます。

コンファーメントが逃げ込みを図るところ、レゲンダアウレアが内からこれを交わして先頭に立ち、直線入り口付近で武豊騎手のフルオーライトが外によれて⑤ルリジオンに体当たり、⑦キーフラッシュも影響を受けて外に振られるという「アシスト」もあり、後続の追撃を受けることもなくそのままゴール。

2着は最後外から追い込んできたニホンピロフェスタがコンファーメントを交わしました。

前半が超スローにも関わらずペースが上がったラスト3ハロンからのレースラップが12.1 - 12.0 - 12.2という数字が如実に物語っているように、思っていた以上に見るべきものが無いレースでしたね。。。

勝ったレゲンダアウレアは、一瞬の切れを活かした勝利で、まだ仕上がりは一歩だったように見えましたので、オルフェ産駒でもありますしここを使って良くなれば、とは思いますが。

2着のニホンピロフェスタも正直これと言ったセールスポイントの無い馬で、最後方から何頭抜かせるか、という競馬で思いの外2着まで来てしまった、という印象でした。

武豊騎手が珍しく5万円の過怠金を喰らってしまったことが象徴するように、どうにもピリッとしないレースだったかなと思います。

◆ 新潟5R新馬戦(牝馬限定) 芝1600m

小倉から一転、こちらは牝馬限定戦とは言え、かなりの好メンバーが揃った印象で、戦前からかなり楽しみにしていたレースです。

結果的にも、期待に違わぬ好レースとなりましたね。

私が特に注目していたのは⑦シエルクレール、⑧ラッキーライラック、⑭ラヴァクール、⑮デルニエリアリテの4頭でしたが、馬券はその中で人気のない⑦と⑭を中心に、穴狙いで②と⑥を押さえていました。

このレースも例のごとくバラついたスタートとなりましたが、上記4頭の中では4枠両頭、シエルクレールとラッキーライラックは揃って好スタート、ラヴァクールもまずますでテルニエリアリテがややもっさりしたスタート。

シエルクレールダイワメジャー産駒らしく、そのままハナに立ってレースを引っ張っていきます。

この馬も、内から③マリーツァ、外から⑨シーブライドがプレッシャーを掛けてきても全く動じずにスローの流れを作っていき、前半800mが49.6秒、1000mが1.03.0。

スローで流れることが多い外回りコースの新馬戦とはいえ、かなり遅いペースで進みました。

⑧ラッキーライラックはシエルクレールの直後4~5番手、馬群の中で脚を溜める形で、ラヴァクールとテルニエリアリテはそれでも後方10番手近辺で後半勝負に賭けます。

ここからはいかにも新潟芝1600mらしいラストの切れ味勝負、瞬発力比べになりますが、勝ったラッキーライラックは直線に入ってしばらく進路が確保できず、残り500m地点辺りでようやく外に持ち出すと、あっという間に前に取り付いて残り400m地点では先頭に並びかけます。

そこからスパートを掛ける訳ですが、この時のキレが本当に素晴らしく、一気に後続を突き放すと、外からラヴァクールが良い脚で伸びてくるとラスト200mあたりでもう一度突き放してセーフティリードを守ります。

前半楽をしていたとは言え、レースラップがラスト11.9 - 10.5 - 11.0ですから、前に取り付いていったラスト3ハロン目から、自身は10秒台~11秒ソコソコのラップを並べて言った形かと思います。

見た目にもスローからの切れ味勝負で1、2着馬が後ろを5馬身ちぎるというインパクトの大きなレースでしたし、勝ったラッキーライラックは相当強いと思います。

私はラヴァクールの単勝を勝っていたのでどうしてもそちらを応援しながら見てしまっていましたが、仮に並びかける所まで行ってももう一伸びされそうな雰囲気がありました。

石橋脩騎手のコメントにも「まだ全開では無かった」というような言葉があったようですね。クラシックは言いすぎかもしれませんが、世代の重賞くらいは期待できそうな、かなりのポテンシャルを感じた新馬戦でした。

それにしても、この日は小倉に続いてオルフェーヴル産駒が新馬勝ち。

未だにまだオルフェ産駒に関しては掴みきれない部分が多いですが、ハマった時の弾け方は凄いですね。

ラッキーライラックもとてもキレイな栗毛ですし、この馬もチャンスが有れば生で見てたいなあと思います。

2着のラヴァクールも、このペースを後方追走から直線だけで追い込んできており、メンバー最速の上がり32.9秒。

どんなにスローでも、2歳戦で32秒台の上がりというのはやはり素晴らしく、こちらも今後が楽しみ。北村騎手の「普通なら勝っているんだけど。。。」というコメントが全てでしょう。相手が悪すぎました。

2頭とは離されてしまいましたが、1番人気のデルニエリアリテ、逃げたシエルクレールもしっかり掲示板は確保しており、注目していた4頭は馬格もあって今後出てくれば常にマークして行きたいと思います。

スケベ枠で抑えた1頭、②ハーレムラインも4着と大健闘しましたが、このレースに関しては伏兵陣の出番はありませんでしたね。

◆ 札幌5R新馬戦 芝1800m

そして、土日を通してもっとも楽しみにしていたのがこのレース。この夏最も楽しみにしていた、と言っても良いかもしれませんね。

最終的には1番人気をリシュブールに譲ったルーカスが見事1着ゴールした瞬間、スタンドからは拍手が沸き起こったように、現地でも盛り上がっていたようですね。

あまり新馬戦の段階で「伝説の・・・」とか騒ぎ立てる風潮には正直うんざりしている部分もあるのですが、このレースに関しては、評判馬が期待通りの走りを見せてくれましたね。

(馬券的には余りにも堅いですが・・・。)

⑤エムティトランプが飛び上がるようなスタートとなり、③マイハートビートもやや立ち遅れた他はほぼ一戦のスタートから、逃げたのは3番人気のマイスターシャーレ

1番人気の④リシュブールもこれに続き、⑦ブロンズケイがその外3番手。

3頭の後ろ、2列めポケットの位置に③マイハートビート、そのやや後方外に⑥ゴーフォザサミットがつけます。

⑨ルーカスはスタートを決めた後徐々に抑えていって、向正面に出た時には7番手。

先行馬群を見ながら、後ろにも外にも馬がいないという絶好のポジションでレースを進めます。

逃げるマイスターシャーレに対して、外から横山武史騎手のブロンズケイがマークして行きますが、やはりゆったりとした流れになり、前半800mは50.7秒、1000mは63秒ちょうど。

ここから、残り600mのハロン棒より手前で、ルーカスのモレイラ騎手が外から一気に仕掛けていきます。

ちょうどラスト3ハロンの標識辺りでリシュブールの外に来ると、福永騎手もすぐさまこれに反応して前へ。

2頭で並ぶように先頭に並びかけると、今度はルメール騎手も抵抗し、ラスト400m、完全に3頭のラストスパート争いとなりました。

200m辺りまでは内の2頭も食い下がりましたが、最後はもう一伸びしたルーカスが1馬身ちょっとの差を付けて快勝。

前半スローだったとは言え、札幌の重い芝でラスト11.9 - 11.4 - 11.7のレースラップも勝ち時計1.50.6も立派ですし、モレイラ騎手のロングスパートに呼応して人気馬3頭による競り合いに持ち込まれる、内容としても面白いレースでした。

ルーカスはいったん放牧に出されたとのことで、次は秋の東京開催辺りでしょうか。

パドックでも堂々と周回する姿に現時点でも何とも言えないオーラを感じましたが、お兄さんも古馬になってから本格化したように、まだまだこれから成長するでしょうから本当に楽しみですね。

私が期待しすぎなくらい期待したリシュブールは残念ながら2着。

かなり早めに進出していって、逃げ馬に抵抗されながらも抑えきったことは評価出来ますし、コーナーリングもぎこちない感じでした。

馬体重も458kgと力の要る札幌の馬場も向かなかったかもしれませんし、気性面でもまだ幼いところがありそうです。

こちらも恐らく少し休んで成長を促していくでしょうから、また秋に、一回り大きくなった姿を期待したいと思います。

3着のマイスターシャーレも、最後まで伸びていたように決して悲観する内容ではありませんでした。

広いコースで2000m以上あったほうが、とのコメントもあったようで、この馬も東京・京都辺りまで待つのでしょうか。

(未勝利ならどこ使っても勝てそうではありますが。)引き続き注目です。

4着のマイハートビートも完璧な乗り回しで直線までは3頭の直後に付けていたのですが、そこから徐々に離されていき、マイスターシャーレからは3馬身差。

それでも評判馬のゴーフォザサミットを抑えており、良い競馬をしました。

5着のゴーフォザサミット含め、強いメンバーがいない新馬戦なら普通に勝てていったであろう、それくらいのレベル感だったように思います。

さて、これで札幌開催の芝1800m新馬戦は全て終了しましたが、例年通り、いやそれ以上とも言える「豊作」でしたね。

7/30(日) 5Rではレイエンダが1着(勝ちタイム1.51.4)、2着にはラソワドール。

8/6(日) 5Rではペプチドオーキッドが1着(勝ちタイム1.51.1)。

8/13(日)5Rではフラットレーが1着(稍重で勝ちタイム1.52.3)。

8/20(日)5Rではルーカスが1着(勝ちタイム1.50.6)、2着リシュブール(1.50.8)、3着マイスターシャーレ(1.50.9)。

レイエンダの離脱は本当に残念ですが、この中から重賞勝ち馬が複数出てきても驚けない、好メンバーですね。

(この中で私がPOG指名しているのはフラットレーとシリュブール。ルーカス指名しておくんだった・・・)

◆ 小倉6R新馬戦(牝馬限定) 芝1200m

最後は小倉の芝1200戦。

短距離にも関わらず半分くらいが出遅れ、先行したのは内から④オーロスターキス、⑤ゴーオンザステージ、⑨タガノシムナ、⑩タマモオテンバあたり。

⑧リリカルドリームは好スタートからゴーオンザステージの直後。

武豊騎手の2番人気、⑦アンヴァルは行き脚がつかずに後方からの競馬。

レース自体は、前半3ハロン35.4で逃げたオーロスターキスがラスト12.2 - 11.7 - 11.7でまとめて逃げ切り勝ち。

2着には勝負どころでいったん溜めて、直線大外に持ち出してから伸びてきたリリカルドリーム、3着は最後方からよくここまで届いたなという感じのアンヴァル。

追い込んだ2頭の末脚はなかなか見どころがありましたが、牝馬限定戦で勝ち時計が1.11.0ですからね・・・

前日のモズスーパーフレアと比べては可哀想ですし、札幌・新潟との行数の差が半端ないですが、これ以上書くことも見当たらない、平凡な内容でした。

馬券は、③、④、⑦、⑧、⑫(絞れば④、⑦、⑧、⑫)の争いとの見立ても、本命候補は④と⑫の2択だろうという読みも当たっていたのですが、その2択を誤った感じでしたね。

⑫はスタート出遅れなければ・・・という不安だけはしっかり的中するというおまけ付きでした(笑)

(それにしても全く伸びず、走りませんでしたが。。。)

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

ということで、前週はちょっと復活してきたかなと思ったのですが、また絶不調に逆戻り・・・

もう集計するのが嫌になってしまいそうですが、トータルの結果は以下のとおりとなっております。

レース数   88レース

的中数    30レース

購入額   234,500円

払戻額   243,750円

的中率     34.1%

回収率     103.9%

わお。

ギャンブルやってて最も避けたい、「ほぼプラマイゼロ」ゾーンに突入してまいりました(笑)。

まぁ、「夏の単勝5%上乗せ」が無ければ負けてると考えれば、ある意味最も意義のある検証結果だったりするのかもしれませんが。。。

いずれにしても。

あと2週間、11レース(意外と残り少ないのですね。どうせなら100レース行った方が見栄えするのに)。

弱気にならず、頑張りたいと思います。

それでは、もう明日には競馬がやってきますね。

また、新馬戦・重賞と予想記事はアップできる見込みですので、お読みいただけたら嬉しいです。

最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。