人生は競馬と共に

中央競馬の新馬戦・重賞を中心に、競馬について気ままに書いていきます。

【重賞回顧】先週末の3重賞を簡単に。

おはようございます。

 

日中は家族サービスでリアルタイムでは全く競馬を見れない日曜日でしたが、帰宅後に映像含めチェックして、回顧記事も書くことができました。

今週は新馬戦データの続きも上げたいと思っておりますので、いいペースですね。

 

ちなみに、この記事の下書きを書きながら見ていたフォア賞では、サトノダイヤモンドがまさかの4着と本番に不安を残す内容でした。

今回は馬場も相当重かったみたいですし、まずは怪我等がないことを、そしてここを叩いて劇的に変わってくれることを、本番では馬場が悪化しないことを、祈るしか無いですよね。

 

ただ、見ていて思ったのは2頭出しというのはやっぱり良いですね。

サトノノブレスがラビット役として向いてるんだろうか、というのは疑問を感じましたが(笑)。

本番でも、陣営がチャレンジする以上は精一杯応援したいと思います。

 

 

◆ 第2回紫苑S 回顧

 

 

 

3重賞が組まれたこの週末でしたが、土曜日には重賞に格上げされて2回目となる紫苑S。

まだ馴染まない感じですが、3枚のチケットを求めてフルゲート18頭が争い、ちょうど上位3頭が4着以下をやや引き離してゴールする、そんな展開となりました。

 

スタートしてまず先頭に立ったのは、大方の予想通り⑬ミッシングリンク。

⑥ジッパーレーンとこの日は先行した⑨プリンセスルーラーが2~3番手、その後ろ、3列目ポケットの位置をすっと取りに行ったのが⑪カリビアンゴールドで、その外が⑭ナムラムラサキ。

結果的に先行した組で唯一上位に頑張ったカリビアンゴールドは、ここでスムーズに良いポジションを取れたのが大きかったですね。

 

以下、②、⑫、⑰辺りが中団でその後ろに⑦ポールヴァンドル。

もうちょっと前に行くと想定していたのですが、この日は差す競馬を選択しましたね。

スタート直後は出していくような素振りもあったので、ゲートを出てからの判断だったのでしょう。

 

これをちょうど外で見るような位置に1番人気馬⑯ディアドラで、もうちょっと好位を取りに行くかと思いきや、もう折り合いしか気にしていないような乗り方でしたね。

スタート直後にふらつく感じでダッシュが付かなかった2番人気馬⑮ルヴォワールがさらにその後ろで、3番人気馬⑧ホウオウパフュームはいつも通り、後方からということで人気どころは軒並み後ろからという展開。

 

前半は淡々とした流れで1000m通過が61.3秒、その後の1ハロンも12.3秒と逃げ馬にとってはいい感じだったかと思うのですが、中山でありがちなラスト800m地点から後続が速めに動く、スローだけど前に行く馬にはきつい展開になってしまいました。

中断から⑩シンボリジュネスあたりが押し上げを図り、呼応した形で⑰シーズララバイ辺りも先行馬群に取り付くと、残り600m手前から早めに先行勢も逃げ馬を突きに行きます。

 

ディアドラも残り800m辺りでいったん中団まで押し上げるような動きを見せると、3~4コーナーにかけて再び大外を周りながら一気に進出を開始します。

他馬も同じようなタイミングで仕掛けていっていたため、かなり外を回る形で相当の距離ロスがあったのではないかと思うのですが、岩田騎手にはこのメンバーなら悪くとも3着には入れるだろうという絶対的な自身があったのでしょう。

正直、あまり細かいことは気にしないような競馬でそのまま大外を伸び、内から上手く捌いて内から3~4頭目辺りを伸びてきたカリビアンゴールド、その外からこちらもあまり外には出さずに上手く抜けてきたポールヴァンドルとの叩き合いに持ち込むと、ハナ+ハナの接戦を制して見事重賞初勝利。

 

直前の軽い追切に長距離輸送、前走減っていた分が戻っただけとはいえプラス12kgの馬体重。

レース内容を見てもここではコーナー4つの2000m戦を経験して、権利さえ確実に取れればOKという競馬で勝ってしまったという印象で、着差は僅かながらこのメンバーでは頭1つ2つ抜けていたということでしょう。

 

本番でも中心視とまではいきませんが、買える1頭ではないかな、と私は思います。

少なくとも、ローズSの結果次第ではファンディーナとどちらに乗るのか、岩田騎手も迷ってしまうのではないでしょうか。

 

2着のカリビアンゴールドは、前述の通り先行した組で唯一馬券に絡んできた訳ですが、まず先行してすぐに内に潜り込めたこと、他馬が仕掛けていったときもワンテンポ遅らせ、直線もスムーズに回ってきたことが大きかったです。

鞍上込みちょっと軽視してしまっていたのですが・・・惜しい2着で好レースでした。

 

3着のポールヴァンドルに関しては、まず差す競馬を選択したことが素晴らしく、3~4コーナーから直線に関しても、上手く内から抜けてこれたのですが、これも着差を考えると惜しかったですね。

 

予想の上では、まずもってディアドラは別格として先行馬中心の予想を組み立てていたのが間違い。

その中で、先行馬なのに印が回っていなかったカリビアンゴールドが2着に来てしまい、3着のポールヴァンドルも結果だけ見ると惜しかったですが、想定していたのと違って鞍上の好判断で後ろから行ってくれただけ。

あまり良い予想ではありませんでしたね。

(なんでしょう、勝春騎手の名前を重賞で見ると条件反射的に消してしまうフシがあって・・・(笑))

 

 

 

◆ 第31回セントウルS 回顧

 

日曜日の2重賞については予想記事を上げることもできず、印だけ新馬戦予想記事の最後に載せていた感じでしたので、結果の方もごく軽く、振り返っておきたいと思います。

まず、阪神競馬場ではスプリンターズSへのステップレースであるセントウルS。全馬の着順・着差からです。

 

 

 

 

 

GⅡとしてはレベルが低いメンバー構成で、GⅠへのステップというよりは北九州記念、アイビスサマーダッシュから続く夏競馬の続きのような印象でした。

まぁ実際サマースプリントシリーズ最終戦でもあったわけですが。

 

そして、結果の方もサマースプリントシリーズチャンピオンを狙ってきたファインニードルとラインミーティアがワン・ツー。

3着には実績上位のダンスディレクターが7ヶ月の長期休養明けで食い込むと言うかたちで、次に向けてはこの馬が唯一期待できそうな印象でしたでしょうか。

 

勝った⑦ファインニードルはスタートがあまり良くなかったのですが、すぐさま二の脚がついて前に出ていくと、大外⑭フィドゥーシアと⑫ラヴァーズポイントを行かせて3番手を積極的に追走。

4コーナーで外から③アルティマブラッドが被せてきた時には一瞬また詰まりそうな雰囲気もありましたが、直線うまい具合に前2頭の間が1頭分開いてくれて、今回は直線で能力全開。

見事に前走の鬱憤を晴らす形の快勝でした。

 

驚いたのは2着に入った⑥ラインミーティア。ここのところずっと、新潟千直で末脚を活かす競馬をしてきたのですが、ここでも2着に食い込み、見事逆転でサマースプリントチャンピオンとなりました。

いつもよりは前目だったと思うのですが、コーナーもインを回り、直線もバテた逃げ・先行馬を上手く捌いて2着に食い込みました。

西田騎手、お見事でしたね。

 

3着の⑬ダンスディレクターも前述の通り。

最後の脚は一番目立っており、やはりこのメンバーでは素質的に上だったということで良いのでしょう。順調なら再び短距離路線で活躍していって欲しいところですね。

 

私が本命にした⑪スノードラゴンは、このメンバーなら(実質夏競馬ですし)高齢馬の一発があるのではないかと期待していたのですが、これもいつもより前目の競馬、ラインミーティアと同じような位置にいましたが、伸びませんでしたね。

ただ、まだまだ元気一杯、これからも頑張って欲しいものです。

 

予想としては大雑把に、このメンバーなら穴狙いが面白いのではということで4頭チェックしましたが、全然ダメでしたね。

 

 

◆ 第62回 京成杯オータムハンデ 回顧

 

 

 

本当にさらっとで恐縮ですが、最後が中山の京成杯AH。

これも「夏競馬の延長」感があるハンデ重賞で、これもサマーマイルシリーズの最終戦でした。

そして、これもセントウルSと同じく、サマーマイルシリーズチャンピオンシリーズを決めるなかなか熱い戦いになり、勝ったグランシルクがウインガニオンと同点で優勝。

(賞金は山分けなのかな?)

4着マルターズアポジーも、2着に粘っていれば同点だったわけで、ウインガニオンを入れた3頭はしっかり夏競馬を盛り上げてくれましたね。

 

このレース、私は逃げるマルターズアポジーが関屋記念と違ってマークが厳しく、58キロの斤量もあってきつくなるだろうということ、人気馬が逃げている開幕週の中山芝1600mということで、仕掛けが早い差し・追い込み馬向きの競馬になるだろうと予想していました。

実際、1~3着馬は差し・追い込み馬が独占したわけですが、そんな中⑤マルターズアポジーは非常に良く頑張っていましたね。

前半600mが34.6秒、800mが45.8秒ということで平均やや速めくらいのペースで引っ張って、直線でも勝った⑥グランシルクには早めに交わされてしまったものの、最後までよく粘りました。

今後もマイル路線を使っていくのであれば、展開次第で常に上位が狙える、そんな存在になっていきそうですね。

 

レースの方は、4コーナーを外から抜群の手応えで回ってきた2頭、⑥グランシルクと⑬ダノンリバティがまずは抜け出します。

2頭で併せるように内に切れ込んでいき、内の各馬に迷惑をかけてしまいますが、これは直接被害を与えた内のダノンリバティだけではなく、両馬共にペナルティを受けるのですね。

一瞬この2頭のマッチレースになるのかなという雰囲気でしたが、グランシルクは残り200m辺りで先頭に立つと最後は流すようにしてゴール。

やはり田辺騎手は中山上手だなぁと改めて関心すると同時に、このレースに関しては本当に強い勝ち方でした。

 

2着争いも、必死に粘り込みを図るマルターズアポジーをようやくダノンリバティが交わしたと思ったら、後方にいた③ガリバルディが先に抜け出した②頭を目標にするように外から追い込んできて、最後はこれが2着に。

人気どころでは、⑧ブラックスピネルが12着と、前走安田記念に続いて大敗となってしまいました。立て直しが図られたものと期待して、私も▲を打っていたのですが、ちょっと残念な結果に終わりましたね。

 

馬券的には、展開面の読みがほぼ当たっており、差し・追い込み馬の中でも勝ったグランシルクを本命に、2・3着もしっかり抑えることができていたので、本線的中とは行きませんでしたが個人的には秋競馬になってまずまずのスタートかなと思います。

 

 

ということで、改めて、始まりましたね。秋競馬。

 

今週末はJRA3日間開催なわけですが、特別レースの登録を見ているだけでも、土曜日の野路菊S、日曜日のローズSなど楽しみで仕方がありません。

1週間、しっかり予想していきたいと思います。

 

最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。