人生は競馬と共に

中央競馬の新馬戦・重賞を中心に、競馬について気ままに書いていきます。

【重賞回顧】第51回スプリンターズS レッドファルクス、見事な鬼脚で連覇。

こんにちは。

 

秋のGⅠシーズン到来を告げるスプリンターズSに、夜は凱旋門賞と競馬ファンにとっては楽しみの多い1日となった日曜日。

1日開いてしまいましたが、スプリンターズSの回顧をしていきたいと思います。

 

と、その前に簡単に凱旋門賞についても。

何と言ってもエネイブル、強かったですね。

 

予想通りオブライエン厩舎勢に絡まれて楽な競馬ではなかったと思うのですが、完全に包まれたりはせず、かつ外過ぎない絶妙のポジションを取ったデットーリ騎手も流石でしたし、あれだけ重たそうな馬場で1頭だけ違う脚で抜け出して最後までしっかり伸びる、もうとにかく「強かった」としか言いようがない走りでした。

 

オークス3冠にキングジョージ、凱旋門賞ですか。。。ゲームでも中々こんな馬出ないですよね。

紛れもなく歴史的な名牝と呼べるこの馬の走りを(馬券を買いながら)見られたのもサトノダイヤモンドのお陰だったりするわけですが、こちらはまあ覚悟していた通りと言うべきか、非常に厳しい結果となってしまいましたね。

 

残り400m~300m辺りでは、もしかして伸びてこれるかな?と思わせるようなところはありましたが、終始走りにくそうなフットワークで、フォア賞に続いて運がありませんでしたね。

(状態面も不安があったように報じられていましたので、運「も」なかったと言うべきか。)

 

幸いサトノノブレス共々、故障等は無いようですので、無事に帰ってきて、年内どうするのか分かりませんが、またファンの前で元気な姿を見せて欲しいと思います。

毎年、凱旋門賞に挑戦する陣営にとっては様々なリスクばかりか「日本競馬界の悲願」みたいな訳のわからないものまで背負わされてしまって本当に気の毒だなぁという感じなのですが、挑戦し続ける限り、精一杯応援し続けたいと思っています。

 

ちなみに、馬券はサトノダイヤモンド、エネイブル、ユリシーズ、オーダーオブセントジョージの4頭を軸に、3列目に何頭か加えた三連複を勝っていたのですが、見事にトリガミでした・・・

 

 

 

ということで、スプリンターズSの回顧に参りたいと思います。

 

※予想記事は→こちら

 

 

 

レッドファルクスの上がり33.0秒が光るこのレース、スタートから振り返ります。

 

ほぼ揃ったスタートでしたが、逃げ馬候補だった⑮シュウジが立ち遅れ、内から行き脚がつかなかったのが⑤ラインミーティア、さらに外の方で⑫ブリザード、⑬ファインニードルも後ろからに。

(パトロールで見ると、スタート直後にブリザードが外によれてファインニードルにぶつかり、内から⑪モンドキャンノも外に膨らんできたことでちょっとゴチャついてしまったようですね。)

 

展開予想の中である程度前に付けると見ていた馬たちが後手を踏む形となり、私個人的にはちょっと暗雲立ち込める出だしに。

(それらの馬を本命にしていた方に比べればショックは小さいのでしょうが・・・)

 

逆に、揃ったスタートで飛び出していった各馬の中からは、強く先手を主張していく馬はおらず、ダッシュよく抜け出していった⑥ワンスインナムーンが自然とハナに。

その外、⑦ダイアナヘイローが2番手に付け、好ダッシュからやや抑え加減で④フィドゥーシアが③番手。

 

その直後に③セイウンコウセイと⑩ビッグアーサー、セイウンコウセイと同じ勝負服のネロに追い上げてきた⑬ファインニードル。

そのすぐ後ろには⑫ブリザードも追い上げ、外⑯ダンスディレクター、内②レッツゴードンキに⑧レッドファルクスが中団待機。

 

その他、①スノードラゴン、⑨メラグラーナ、⑪モンドキャンノ辺りは後ろから。

最高峰に出遅れた⑤ラインミーティアとまさかのポツンになった⑮シュウジ(さすがは横山典騎手・・・)。

 

明らかに先団から中団にかけて馬群がごった返している感じで縦長にはならず、600m通過タイムが33.9秒。

一つ前の1000万下、勝浦特別の前半33.4秒よりも遅いペースに、思わず画面の前で「遅っ!」と叫んでしまいました。

ちなみに、勝浦特別は後半34.4秒で勝ちタイムは1.07.8。2着馬は4角2番手から抜け出しを図ったベルディーヴァが頑張りましたが、勝ったのは8番手から差し脚を伸ばしたクラウンアイリスでした。

 

勝ち馬も同じということで、昨年のスプリンターズSと比較すると分かりやすいかと思いますが、去年はミッキーアイルがソコソコのペースで引っ張って前半3Fが33.4秒。

勝ち時計が1.07.6ですから後半3Fのレースラップが34.2と、やや前傾ラップながら前に行った各馬が頑張るところ、レッドファルクスが4コーナー7番手から差し切り勝ち。

ちょうど、今年の勝浦特別とほぼ同じラップですね。

 

なお、昨年の勝浦特別は、前半34.3秒の後半34.1秒、とほぼ平均ペースで勝ち時計は1.08.4。

ペースは違いますが、時計的にも一応GⅠの面目は保っていたように思うのですが、ちょっと今年は・・・。

 

予想記事でも書きましたが、これだけ低レベルで全馬にチャンスがありそうな雰囲気のGⅠで、前残りの馬場状態なのですから、もうちょっと前掛かりになると思ったんですよね。

逆にスローの単騎逃げなんて状況がうまれてしまうとは・・・

正直、この辺りの読みが上手くできなかった時点で、予想的には全然ダメでしたね。。。

 

ただ、そんな中異次元の脚を見せてくれたのが私の対抗、1番人気のレッドファルクスでした。

 

逃げたワンスインナムーンは4コーナーを回るまで一切絡まれること無くマイペースの逃げで、直線に入って後続を引き離しにかかる言ってみれば勝ちパターンの競馬。

先行していたフィドゥーシアや⑩ビッグアーサーがこれを追いかけ、内ラチ沿いからは中団からうまく馬群を捌いてきた②レッツゴードンキ、さらに後ろからは①スノードラゴンの追い込み。

 

そんな中、外から1頭全く違う脚で追い込み、坂を登りきってからもう一伸びして先に内から抜け出していたレッツゴードンキを交わしたところがゴール。

レッツゴードンキやスノードラゴンは枠を活かしてインから抜けてきたのに対して外を伸びてこの上がりですから、久々でも力が抜けていましたね。

 

結局最後まで粘りきったワンスインナムーンが3着で、4着は昨年5着に続いて大健闘のスノードラゴン。

出遅れが痛かったブリザードも最後、良く差を詰めて5着に食い込みました。

 

 

 

私の本命馬、メラグラーナは後方から追い込んできて流れ込んだだけの7着で、この辺りはほぼ1団となってのゴールでした。

勝浦特別と0.2秒しか変わらない勝ち時計に、昨年5着だったスノードラゴンが1つ歳を取ったにも関わらず4着。

出遅れた決してエース級ではない香港馬、ブリザードが5着。。。

 

レッドファルクスの末脚の素晴らしさで相殺されてしまった感はありますが、レース内容としては前評判通りと言うべきか、GⅠとは思えない低調な内容と評価せざるを得ないでしょうか。

ソルヴェイグが出ていたらどうなっていたかなぁ、という思いはありますが、シュウジもなかなか光が見えないですし、休み明けだったセイウンコウセイ、夏競馬に合わせたピークを維持できなかった感があるファインニードルにダイアナヘイローなど。

現4歳馬を中心とした新しい力にもっと頑張ってもらわないとスプリント路線の混迷はこれからも続きそうな、そんな印象を受けた今年のスプリンターズSでした。

(シャイニングレイが復活した時は、これでこの路線も盛り上がっていくかなと思ったのですが・・・)

 

 

予想的には、前述の通り、展開を読み違えてしまったのもあり惨敗でございました。。。

結果を見ると、ブリザードの立ち遅れが痛かったですかね。

来週はGⅠがありませんので、また秋華賞から頑張って予想していきたいと思います。

気分的に、秋のGⅠ早めに一つは当てておきたいですよね。

 

今週もあまり時間が取れ無さそうなのですが、新馬戦のデータ関係は少なくとも1記事アップしたいと思っています。

新馬戦については最近ずっと予想しっぱなしになってしまっており恐縮なのですが、秋のGⅠシーズンは新馬戦回顧が一番優先度低くなってしまうかなと思います。

 

予想は必ず当日朝までにアップするようにしていますので、またお読みいただけたら嬉しいです。

 

 

 

それでは、本日も最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。