人生は競馬と共に

中央競馬の新馬戦・重賞を中心に、競馬について気ままに書いていきます。

【重賞展望】第37回ジャパンカップ 連覇か悲願か3歳馬の勢いか、それともまたまたミルコか。

こんにちは。

いよいよ明後日に迫ったジャパンカップ

昨日枠順も決まり、キタサンブラックはまたまた内枠の良いところを引いた訳ですが、早速その展望を・・・

とその前に、ひとつ宣伝を。

twitterでは既にお伝えしていたかと思うのですが、先週の土曜日、東スポ杯2歳Sの日ですね。

このスポナビブログで新馬戦ブログ「『新馬戦を買わないなんてもったいない!』&『単勝万馬券研究所』」を書かれているとらじろさんと、東京競馬場で馬券対決企画をやって参りました。

『【スポナビブログ+でおなじみ】とらじろとumassyが競馬場の達人してみたvol.1[2017/11/18 東京競馬場]』というタイトルです。

新馬戦の馬券を勝って観戦する、ごく普通の競馬ファンの姿になってますが、ご覧いただけたら嬉しいです。

(「関連情報」のところにリンクがあります。)

さて、宣伝が無事終わったところで(笑)、過去5年の連対馬データを見てみましょう。

昨年度の展望記事でも書きましたが、外国馬はほぼ無視してOKですね。

2006年3着のウィジャボードがいなくなったことで、ついに過去10年間、馬券圏内は全て日本馬になってしまいまいた。。。

私が競馬を始めた20数年前はまだまだ外国馬が勝っていて、人気薄の外国馬+日本馬の上位数頭のボックス買いとかしてたと思うのですが、今や昔と言った感じですね。。。

昨年メンバー2位の上がりタイムをマークしたイキートスや、海外から参戦する馬の中では珍しい逃げ馬であるギニョールなど、3着欄にマークしても良いかなとは思うのですが、天気も良さそうですしね・・・

基本的には日本馬同士の闘いと見ていいでしょう。

また、当然ながら外国人騎手の名前も目立ちますが、過去10年で1番JCを勝っているのは岩田騎手の3勝ですね。

1番人気なしで別々の馬で3つは立派(07年アドマイヤムーン、11年ブエナビスタ、12年ジェンティルドンナ)です。

(1着入線だけなら10年ブエナビスタも、、、と思ったらあの年は全部スミヨン騎手でしたね。牝馬で王道ローテで全て連対。本当にすごい馬でした。)

ムーア騎手の名前も2つあって流石だなと思いきや、意外と成績は悪くて【1-1-0-7】で単回値23、複回値55。あとルメール騎手も【1-1-0-7】で同45、17。

1昨年のラストインパクト2着は本当に凄かったですが、こうして見ると結構微妙ですね。。

まぁムーア騎手は今年アイダホなのでアレとして、ルメール騎手は人気の一角レイデオロに騎乗しますが、どうなりますか。

◆ 人気

上気の表を見ると1番人気から7番人気までバランス良く来ていますが、これは過去10年データをご紹介しましょう。

まず際立つのが1番人気の安定性で、馬券圏外に敗れたのは14年ジェンティルドンナ(4着)と11年デインドリーム(6着)のみ。

キタサンブラック外しの馬券もちょっとだけ検討している私にはなんとも厳しいデータです。

ちなみに11年は2人気ブエナビスタが勝った年で、3番人気はなんとペルーサだったんですね。。。最下位16着でしたが(笑)。

一方で、2番人気、3番人気はちょっと不安な数字で、こちらはサトノクラウンを買わない予定の私にとって嬉しいデータ。

いずれにしても、勝ち馬10頭中9頭は5番人気以内ですので、極端な穴狙いは禁物で、単勝なら4~5番人気辺りに妙味あり、といったところでしょうか。

◆ 脚質、上がり

東京競馬場の2400mですから、やはり基本は差し馬。

こちらは過去10年のデータを見てみましょう。

昨年の展望記事でも「逃げ馬は厳しい」というデータをご紹介したのですが、結果は御存知の通り。

ただ、あれは全馬が武豊騎手の術中にハマってしまった感じでしたよね。

2番手以下をやや引き離しながらも1000m通過が1.01.7の超スローペース。

ラスト800m辺り、東京競馬場では明らかに早仕掛けとも映るロングスパートで後続を完封ということで、現役最強馬にあんな競馬をされては太刀打ちできません。

正直、今年も大して代わり映えのしないメンバー構成で昨年のリプレイになってしまう可能性も高いですが・・・

何と言っても賞金3億円のレースですから、もう少し積極的にキタサンブラックに絡んでいく馬が出てきたりしないものでしょうか。

ちょっと話が横道にそれましたが、勝ち切るにはある程度好位~中団に付けて、上がり3位以内の脚を使える必要がありそう、というのが(キタサンブラックを除く)概ねの傾向でしょう。

◆ 枠順

昨年もルドルフやらテイオーやら古い話を出して、「JCでは8枠が良く来るのではないか」という話を書いたのですが、昨年は1枠1番のキタサンブラックが逃げ切り、2着は6枠のサウンズオブアース、3着は8枠のシュヴァルグランということで、やはり外目の枠が馬券に絡みました。

せっかく昨日枠順が出ましたので、確定した枠順と一緒に、過去10年のデータをご紹介したいと思います。

こうして見ると、1~4枠が2勝ずつということで、やはり基本は内枠有利というのが良く分かりますね。

今年のメンバーでは内から①シュヴァルグラン、②レイデオロ、④キタサンブラック、⑧ソウルスターリングサトノクラウンを除く上位人気馬が見事に1~4枠に揃いました。

まぁこの4頭のBOXとか買っておけば大体当たるんじゃないでしょうか・・・なんていい加減なことを言ってみたりして(笑)。

一方で、8枠もやはり活躍していて1枠に次ぐ連対率ですね。

(※11/24 12:54 記載を訂正致しました。)

馬券になる可能性がありそうなのは⑯ヤマカツエースくらいかなと思いますが、どうなりますか。

あと一応⑮ワンアンドオンリーも。。。

◆ ステップレース

昨年は秋緒戦の京都大賞典でひと叩き→JCという狙いすましたローテーションの2頭がワンツー、一昨年は王道ローテの天皇賞秋から参戦した2頭のワンツーということで対照的ですね。

ただ、今年は天皇賞(秋)組が9頭と大挙出走。4着リアルスティールを除いて1着キタサンブラックから7着ディサイファまでがここに駒を進めてきているということで、質・量とも圧倒していますね。

日本馬13頭のうち残り4頭の内訳は、シュヴァルグラン京都大賞典組が3頭に神戸新聞杯レイデオロのみです。

ステップレースが限られているので仕方がない部分もありますが、前走1着なのがレイデオロキタサンブラックだけってのも凄いですね。

ただ、上記の表でも前走1着なのはジェンティルドンナキタサンブラックだけですし、特に天皇賞(秋)→JC→有馬記念の「王道ローテ」を全て勝つのは難しいですから、逆に前走負けていた方が良いのかもしれません。

ご参考までに、「前走天皇賞(秋)」という馬は過去10年で63頭いるのですが、天皇賞(秋)1着馬の成績は【0-2-4-1】。

ほとんど馬券になっていると言えばよいのか、1頭も勝っていないと言えばよいのか。

ただでさえ消耗の激しい死闘になった今年の天皇賞(秋)を勝ったキタサンブラックにとって、「連覇」に向けては厳しいデータですが、このデータも覆してくれるのでしょうか。

ということで、ざっと天皇賞(秋)の過去データをさらって参りました。

キタサンブラックの連覇か、勢いに乗る3歳馬のレイデオロソウルスターリングの戴冠か。

はたまたシュヴァルグランの悲願達成か、その他の伏兵があっと言わせるシーンがあるのか。

個人的には良馬場でキタサンブラックを逆転できるとは思いませんが、やっぱり今週も終わってみればミルコなのか。

今年の秋競馬の流れと言うべきか、乗り替わりに関するドタバタもあって本当に難しいですね。

何と言っても古馬王道路線の頂上決戦、非常に楽しみな日曜日。

あと2日、しっかりと考えて結論を出したいと思います。

本日も最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。

Youtube動画は→こちら『【スポナビブログ+でおなじみ】とらじろとumassyが競馬場の達人してみたvol.1[2017/11/18 東京競馬場]』