おはようございます。
いよいよ菊花賞の朝を迎えました。
(実は今、タイのバンコクに来ていて今まさに朝を迎えたところなんです。。。)
個人的には、やはりダービーの時には及ばないかなと思いますが、既にレースが楽しみでなりません。
天気予報を見ている限りは、今日も曇り空ながら良馬場でレースを迎えられるようですね。
菊花賞(GⅠ)予想
※展望記事①はこちら
展望記事②はこちら
それでは早速、菊花賞の予想です。
戦前から「2強対決」と目されていた通り、現時点での人気は凄いことになってます。
1人気 ③サトノダイヤモンド 2.6倍
2人気 ⑥ディーマジェスティ 3.4倍
3人気 ⑧ミッキーロケット 11.4倍
4人気 ①カフジプリンス 11.8倍
5人気 ⑦レッドエルディスト 15.1倍
10倍以下は2強のみ、6番人気以下も⑬エアスピネル18.0倍、④シュペルミエール18.6倍、⑰ジュンバルカン18.9倍と、3番人気以下はかなりの団子状態です。
思わず2強以外の馬を本命にして、穴狙いしたくなるぐらいですが。。。最終的な私の予想は以下のとおりです。
◎ ③サトノダイヤモンド
○ ⑥ディーマジェスティ
▲ ⑦レッドエルディスト
☆ ④シュペルミエール
△ ①カフジプリンス、⑧ミッキーロケット、⑩ウムブルフ、⑭アグネスフォルテ、⑯プロディガルサン
何だかんだ、見事なまでに「2強」を中心視した予想でございます。。。
このレース、何より難しいのが展開予想。恐らく好枠を引いた②ジョルジュサンクが行くのではないかと思いますが、神戸新聞杯で追い込みを試してダメだった⑬エアスピネル辺りが奇襲をかけて逃げの手に出ても驚きません。
⑤ミライヘノツバサ、⑭アグネスフォルテ辺りが続き、スタートセンスの良い③サトノダイヤモンドも、1周目スタンド前では前目の好位置を確保してくるのではないでしょうか。⑥ディーマジェスティはやや後方から、サトノを意識した位置取りとなるでしょう。
展開記事でも書いたように、1周目の下り坂等で馬群は比較的ばらけてそこそこ流れるものの、今回のメンバーを見るとそこからの1000m、ペースが上がるとは考えにくく、基本的には瞬発力勝負のレースになると予想しています。
本命にしたサトノダイヤモンドはレース振りを見る限り、一瞬の切れ味を生かすタイプではなく、3コーナーの下り坂から徐々に加速していき、長い直線でしっかり追える京都外回りコースが最も向いているように思います。
スタミナに自信のあるカフジプリンス、ウムブルフ、シュペルミエール辺りがロングスパートをかける可能性もありますが、好位のインでじっくり構えて、直線(今度は真っ直ぐ!)突き抜けて欲しいと思います。
ダービーでも本命にしたのですが、この世代でも能力はトップクラスだと信じており、何とか最後の1冠を。
相手は少し迷いましたが、やはり素直にディーマジェスティを取りました。
展望記事に書いたように、やはりこの「最強世代」の頂上決戦、日本ダービーで死闘を繰り広げたこの2頭に、マカヒキの分まで頑張ってもらいたいという思いは強いです。サトノ同様、菊花賞未勝利のディープ産駒であること、初めての京都コースなど不安もありますが、この2頭はそんな細かいことを気にしなくても良いレベルと思います。
馬券的な興味は3着争いということで、その候補として⑦レッドエルディストと④シュペルミエールを上位に取りました。
レッドエルディストは展望記事でもちょっと触れましたが、皐月賞不出走→ダービー出走で敗退、夏を休養に充てて休み明けの神戸新聞杯でしっかり権利を確保してきたパターンです。スタミナにも不安無く、四位騎手も今週は内目の枠から、先週の無念を晴らして頂きたいです。
シュペルミエールは、正直前走だけ見ると53キロでサトノエトワールに3/4馬身差の勝利ということで強調できる内容ではなかったのですが、この時点で菊花賞までの飼葉を持ってきており、栗東に滞在して調整することを予定していたとの事で、ちょっと面白いタイプの関東場なのかなと思います。しぶとく長い脚を使えるタイプで、淀の3000mにも向いているタイプです。
以下、神戸新聞杯は④着に敗れましたが2600mの阿寒湖特別を快勝している①カフジプリンス、神戸新聞杯でサトノダイヤモンドを脅かした⑧ミッキーロケット、能力的には半信半疑なのですが、モレイラ騎手が乗った前走札幌日刊スポーツ杯があまりにも鮮やかだった⑩ウムブルフ、神戸新聞杯では直線不利があった⑭アグネスフォルテ、最後にセントライト記念3着の関東場、⑯プロディガルサンを押さえます。
⑬エアスピネル、⑪レインボーラインは能力的には上位と思いますが、今後マイル路線で見てみたい感じで、ダービーより条件が良くなるとは思えず消しました。
富士S(GⅢ)回顧
最後に、昨日の重賞レース、富士Sを回顧したいと思います。
※予想記事はこちら
まずは全馬の成績です。
このレース、好スタートを切った⑥マイネルアウラートがそのまま逃げるかと思いきや、内から③ヤングマンパワーと⑤テイエムイナズマが上がってくるとこれらを行かせる構え。
3頭ともできれば逃げたくないのがありありと見える感じで、実況にもあったように真ん中のテイエムイナズマが押し出されるようにハナに。
スタート直後、逃げ馬同士が競り合って隊列が固まらないケースは良くありますが、これはその逆で、マイル戦の最初の1ハロンが何と13.0秒。
戦前に予想したのとは異なり、「誰も行かなければ自分が思い切って逃げてやろう」というオプションを持ってレースに臨んだ騎手はいなかったようで、この時点で超スローの前残り競馬となることがほぼ確定してしまいました。
そのまま2番手マイネルアウラート、3番手ヤングマンパワーですんなり落ち着き、直後の内にルメール騎手の④イスラボニータ、外にはデムーロ騎手の⑦フルーキー、さらにスローペースを見越して真ん中から蛯名騎手の②ダノンプラチナも上がって行きます。
この辺りのポジショニングはさすがというところで、結果を見てもこれより後ろの馬はノーチャンスでした。
末脚に賭ける⑧ガリバルディと⑪ロードクエストは、最後方からレースを進めます。
一団のまま600mが36.3、800mが48.1と先行馬同士で決まった2013年(47.8秒)以上の超スローペースで進み、最後方にいたロードクエストが外を回って進出を開始しながら直線に。
残り400m辺りで逃げたテイエムイナズマを交わしたマイネルアウラートが粘りこみを図りますが、残り200mを過ぎた辺りで、その内から③ヤングマンパワー、そのさらに内から④イスラボニータが並びかけます。
最後はヤングマンパワーが一気に突きぬけ快勝。イスラボニータが約1馬身差で続き、3着は最後の最後でマイネルアウラートを交わしたダノンプラチナ。
ロードクエストはこの展開で外を回したのでは苦しいというのを差し引いても、見せ場すら作れず9着に惨敗と厳しい結果になりました。ほとんど全ての馬が33秒台で上がる展開で、最後方から大外を回す競馬ではどうしようも無く、もうちょっと何とかならなかったかなという思いが残ります。
4コーナーでいったん最後方まで下げた⑧ガリバルディが最後5着に上がり、これは次に繋がるレースだったのではないでしょうか。
1、2着馬は内枠から好スタートを切り、超スローペースの中絶好の位置でレースを進められたのが良かったですね。
この結果で「復活」とまでは言えないでしょうが、イスラボニータは3歳の秋以来の連対です。私は切ってしまっていましたが、58キロを背負ってしっかり2着に頑張っており、この先GⅠ戦線でもうひと頑張りして欲しいところです。
個人的にはルメール騎手の「マイルくらいがいいと思う」というコメントが可愛かったです。そうでしょうね、という(笑)。
それでは、本日も全馬無事で、好レースを!