人生は競馬と共に

中央競馬の新馬戦・重賞を中心に、競馬について気ままに書いていきます。

【レース回顧】第59回スワンS、第5回アルテミスS 回顧 (JBCの予想も)

こんにちは。

 

先週土曜日の結果なのでかなり間があいてしまったのですが、備忘の意味も込め、タイトル両レースの回顧をしたいと思います。

また、今日はJBCデーですので、最後に軽く予想も載せています。

 

※展望記事はこちら

 

 

スワンS回顧

 

まずはスワンSの結果です。

いつものように、着順等はJRA公式発表から、通過順はJRA-VANからです。

 

 

 

なんとなんと、菊花賞の勢いそのままに、サトノ丼という結果となりました。

まあ翌日、天皇賞(秋)のレース後に、「サトノ」の確変がここで終わっていたことが明らかとなるわけですが(笑)。

 

 

このレース、スタートから振り返ると、まず昨年の2着馬で1番人気のフィエロがやや立ち遅れます。戸崎騎手もちょっと慌てた感じで中団に取り付こうとしますが、この時点で1番人気馬から買っていた方は嫌な感じが漂ったのではないでしょうか。

勝ったサトノアラジンもやや出遅れ気味のスタートでしたが、こちらは慌てず騒がずで、後方外目からゆっくりレースを進める構えを取ります。

 

先行争いは、まず内から⑤ランドクイーン、外から⑬エイシンスパルタンが出を窺い、内から④メイショウナルトも行こうとしますが、これは早々に3番手で落ち着きます。

先頭争いはしばらく続きますが、それほど激化することなく、自然と外のエイシンスパルタンが先頭で3コーナーを回り、前半600mは34.4秒、800mは46.2。

前が残れないほどのハイペースでは無いですが、過去5年の傾向に比べるとやや流れた印象です。

このレースは一昨年まで5年間、逃げ馬が馬券に絡んでいたためどの馬が逃げるかもポイントとしていました。

予想記事ではこのように書いており↓

 

メイショウナルトはこの距離で逃げられるかどうか分からず、エイシンスパルタンが逃げる可能性もあると見ていますが、どうなりますか。

 

展開の予想は当たった形です。実際エイシンスパルタンはかなり惜しい3着に粘っていましたので、正解はこの馬の複勝でしたか。。。

 

 

さて、昨年の勝ち馬で3番人気の⑭アルビアーノは5~6番手の外から4コーナーの下りでは2~3番手に上がる積極的なレース。

私が本命にした4番人気のダンスディレクターは、この日は好スタートを切り、中団で流れに乗ると、3~4コーナーの下りでもそのまま好位をキープし、直線に入ります。

 

サトノアラジンは、勝負どころで徐々に進出を開始するものの、よほど手応えが良かったのでしょう。

4コーナー出口の時点では、まだかなり後方のまま、大外に持ち出して追い出しに入ります。

 

 

そこから最後の直線は、もうサトノアラジンの独壇場でした。

逃げたエイシンスパルタンに一瞬追いすがったアルビアーノが力尽きて後退すると、替わって②サトノルパンが伸びてきますが、これらのかなり外から、まさに次元の違う脚でサトノアラジンが一気に先頭に立ちます。

 

最後、3完歩ほどで1馬身以上の差をつけてゴール。

2着争いはサトノルパンが最後ハナだけエイシンスパルタンを交わし、2頭からは約1馬身遅れてダンスディレクターとムーンクレスト。

 

ダンスディレクターも中団からスムーズに直線に入り、それなりに伸びてきてはいるのですが、1200mの時のような切れは見られませんでした。

2着に入ったサトノルパンは、好スタートから中団で脚を溜め、向こう正面~3コーナー、3コーナー~4コーナー、そして4コーナー~最後の直線と、行くところ行くところで上手く前が開いて最後も素晴らしい伸びでした。

 

一方で、フィエロはスタートの出遅れに始まり、勝負所から直線にかけてもややスムーズさを欠く感じで、上手くいかないときはこんなものなのかな、というレースになってしまいましたね。

 

勝ったサトノアラジンは対抗にしていたのですが、予想記事ではこんな評価をしました↓

 

昨年のマイルCS、今年の安田記念ともに4着と、GⅠではあと一歩足りない印象で、勝負するならここだと思います。

 

 

現時点では、やはりこの馬は典型的な「トライアルホース」なのかな、という印象ですが、この勝ち方を見ると、本番でもメンバー次第では中心視できるのではないでしょうか。

 

フィエロは前述したように、この敗戦は度外視して良いと考えますが、年齢的にも「じゃあ次で勝負!」という雰囲気では無いので難しいところですね。

その他、正直本番に向けて注目できる内容の馬は、残念ながらいなかったように思います。

 

予想的には、サトノルパンを無印にしてしまったのが。。。

内枠、ディープ産駒、和田騎手、(そして何より「サトノ」!)押さえは必要でした。

今回、サトノアラジンとダンスディレクターで本命を最後まで迷い、結局馬券は両馬から流していたため(いわゆる「AB-XYZ馬券」ですね。)、痛恨の極みでございました。

 

 

アルテミスS回顧

 

こちらも、まずは全馬の結果です。

 

 

 

 

まあ、このレースに関しては。。。

 

「前評判どおり、2頭の力が抜けていたという印象でした。特に関西からの輸送を克服したリスグラシューは着差以上の強さを感じさせる内容で、東京競馬場を経験できたことから来年のオークスに向けても楽しみな存在です。」

 

以上でそれ以外本当に何も無いと思います。

 

⑨ツヅクが先頭に立って引っ張ったこのレース、ペースは800m48.8秒、1000m1分01秒0とスローで流れます。

人気の両馬はスタート直後、中団やや後方からレースを進めます。

フローレスマジックはもう少し前に行くかと思ったのですが、レース後のルメール騎手のコメントを見ると、スタートがあまり良くなかったことから、想定していたよりも後ろのポジションになってしまったという事だったようです。

 

武豊騎手騎乗の1番人気⑯リスグラシューは、外枠からゆっくりとしたスタートを切りますが、向こう正面で若干行きたがったか、外から6、7番手あたりまで上がって3コーナーを迎えます。この時ルメール騎手の⑫フローレスマジックはまだ中団馬群の中で、リスグラシューより後方の位置関係で最後の直線を迎えるというのはあまり想定していなかったのではないでしょうか。

 

逃げたツヅクが残り200m位まで粘って見せ場を作りましたが、ラスト200mを切った辺りで外からデムーロ騎手の⑥シグルーン、さらに外からリスグラシューとフローレスマジックに交わされてしまいます。

 

リスグラシューとフローレスマジックの差は最後まで詰まらず、リスグラシューが半馬身の差をキープしたままゴールに飛び込みます。

3着に頑張った単穴▲評価のシグルーンがそこから3 1/2馬身差、ととにかく上位2頭の強さが際立ったレースでした。

 

予想は。。。これを的中と呼んで良いものか(笑)

 

対抗に推した2勝馬、②トーホウアイレスは終始後方で何もできないまま、12着でゴール。

馬体重も10kgマイナスだったように、コンディションの問題でしょう。

関東馬なので阪神JFに出たとしても厳しそうですね。

 

 

 

JBCデー3レース 予想

 

最後に、せっかくなので簡単な予想だけ載せます。

 

今日の東京地方は雲ひとつ無い好天。天井がスコーンと抜けたような、秋らしい綺麗な青空です。

まさに「天高く、馬肥ゆる秋」。川崎競馬場に見にける方が羨ましいです。

 

<川崎9R 第6回JBCレディスクラシック(JpnⅠ)>

 

◎ ②ホワイトフーガ

○ ⑫タマノブリュネット

▲ ⑭レッツゴードンキ

△ ①トーセンセラヴィ、⑤トロワボヌール、⑦ララベル、⑨ブルーチッパー

 

ここは昨年の覇者、ホワイトフーガで堅いと見ます。

レディスプレリュードからの距離短縮、大井⇒川崎へのコース替わりともに、タマノブリュネットを逆転できる要素が揃ったここは頭から狙えるでしょう。

 

そのタマノブリュネットを対抗としますが、ちょっと面白いのがレッツゴードンキ。血統的には問題ないと思うので、初ダートを克服できれば、一発ありそうな気がします。

 

以下、印のとおりですが、このレースが最も地方馬の馬券絡みのチャンスがあると見ています。

 

 

<川崎10R 第16回JBCスプリント(JpnⅠ)>

 

◎ ②ベストウォーリア

○ ⑤レーザーバレット

▲ ①ダノンレジェンド

△ ⑩ドリームバレンチノ、⑫コーリンベリー

 

心情的には地方の星、⑥ソルテを応援したいのですが。。。ここは南部杯でもコパノリッキーに食い下がったベストウォーリアを本命視します。

距離はベストと言え、先行力があるのも川崎競馬場向きです。

万が一ダノンレジェンド、ソルテ、コーリンベリー辺りが競り合ってハイペースになってもその後ろの4番手でじっとしていれば良いし、ダノンレジェンドの単騎逃げでペースが落ち着くようなら内枠を利してその直後からレースを進めれば良いでしょう。

 

①ダノンレジェンドは、3連敗している「天敵」コーリンベリーが大外に入り、コーナー4つ回れる川崎ダート1400mですんなり逃げ切りの目もある一方で、東京盃のように暴走するリスクもあるため、単穴評価に。

 

対抗は南部杯組のルメール騎手騎乗、レーザーバレットで、以下印の通りJRA馬のみを押さえます。

 

 

<川崎11R 第16回JBCクラシック (JpnⅠ)>

 

◎ ⑧ホッコータルマエ

○ ⑦コパノリッキー

▲ ⑬ノンコノユメ

△ ⑥サウンドトゥルー、⑨アウォーディー

 

ここは正直、⑦コパノリッキーで仕方ないと思っていますが、予想と言うより願望でしょうか。

まだ終わって欲しくない⑧ホッコータルマエを本命にしました。

南部杯ではかなりの力の差を見せ付けられましたが、本来叩き良化型、川崎では3戦3勝と相性も良く、コパノリッキーとアウォーディーが前で意識しあってくれれば、漁夫の利もあるのでは、と。

 

⑨アウォーディーに関しては、非常に魅力があるのは理解できるものの、ちょっとさすがに人気しすぎでは。

コパノリッキーと競り合って勝てるほどの底力はまだ無いと判断し、押さえに回します。

 

代わりに、展開面で恩恵を受けそうな⑬ノンコノユメを対抗に、あとは川崎記念2着の⑥サウンドトゥルーまで、このレースもJRA馬のみを買います。

 

 

以上、本日も最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。