人生は競馬と共に

中央競馬の新馬戦・重賞を中心に、競馬について気ままに書いていきます。

【展望】第68回朝日杯フューチュリティS GⅠ

こんにちは。

今週末は先週に引き続き阪神芝1600mを舞台とした2歳GⅠ、朝日杯FSが開催されます。

注目は2週連続でフランケル産駒牝馬ミスエルテが勝利なるかどうか、武豊騎手が今年こそGⅠレース全制覇なるか、昨年に続いて抽選を潜り抜けた新馬勝ち直後のクリアザトラック(しかも同じ角居厩舎、デムーロ騎手)の勝利なるかどうか、といったところでしょうか。

これだけ牝馬が2歳重賞を勝っていると仕方ないというか、正直、メンバー的にはあまり盛り上がらない雰囲気ではございますが、簡単に展望をしておきたいと思います。

まずはいつものように過去5年の連対馬データです。

阪神競馬場に舞台を移したのが2014年、それ以前は中山競馬場だったのでご注意下さい。

「内枠有利、外枠不利」な中山芝1600mから、「外枠やや有利(内枠が不利なわけではない)」な阪神芝1600mに替わり、あまりゲートの有利不利は気にしなくて良くなったのではないかと思います。

以前からそれほどあれるイメージの無いGⅠですが、比較的1番人気が活躍している一方で4~7番人気あたりも意外と来ていますね。

極端に堅いレースにはならない傾向と言え、これは過去10年まで遡っても同様です。

ここ5年で1番人気馬が唯一連対を外した2013年は、1番人気がアトム、2番人気がプレイアンドリアルだったということで・・・まあこれはそうゆう年だったということでしょう。。。

脚質的には先週の阪神JFと同様、ここ2年は差し・追込み馬中心の傾向です。

本来阪神芝1600m自体はペース次第で逃げ・先行が活躍可能な舞台なのですが、やはりGⅠであるということ、短距離路線で賞金を加算した馬が複数参戦してくることからペースが速くなったり、各馬早めに仕掛ける傾向にあるものと推測します。

今年のメンバーを見ると、タガノアシュラとトラストの兼ね合いひとつで大きく展開が変わりそうな気がします。

タガノが5番枠と比較的良いところを引いたのに対して、トラストはまさかの大外枠。

武豊騎手がマイペースで単騎逃げなんてことになると、ちょっと怖いですね。

枠順の話で言うと、ミスエルテ、レッドアンシェル、サトノアレスが7・8枠に、モンドキャンノもまずます外目の10番枠と、トラストも含め、比較的有力馬が外の方に集まっている印象も受けます。

次に、前走データも簡単に見ておきます。

冒頭でも触れたように、昨年は新馬勝ち直後のリオンディーズが快勝。

つくづく武豊騎手は不運というか、このレースに縁がないのかなと思わせる結果となりました。

今年も2匹目の・・・と話題になっていて、実際クリアザトラックの新馬戦はなかなかの内容だったのですが、キャリア2戦目での勝利は過去10年でもこの馬だけ。3着以内に入った30頭まで広げても1頭だけということで、そう簡単にいきますか。

阪神JFと同様、明確に「これが主流のステップレース」と呼べるものはなく、意外と500万を勝ってきた馬が多い印象ですね。

ベゴニア賞が2頭いるのはさすがに偶然と思いますが、実際、条件戦・重賞問わず、東京の芝1400m~1800mを使ってきた馬が活躍しているという点は頭に入れておいたほうが良いかもしれません。

今年で言うと、ベゴニア賞を勝ってきたサトノアレス、あとはサウジアラビアRC2着のダンビュライト、京王杯2歳Sを勝ったモンドキャンノ、5着に負けましたが東京スポーツ杯を使ったトラスト辺りに注目したいところですが、どうなりますか。

また、これも阪神JFと同様の傾向ですが、前走1着馬がほとんどですね。

実はこれ、過去10年の3着馬までに拡げても同様で、全30頭の前走成績は【20、4、3、2、0、1】と圧倒的に「前走1着馬」。掲示板外からの巻き返しはただ1頭(2011年2着馬マイネルロブスト)のみです。

今年の有力馬はほとんど前走1・2着しているのであまり気にしなくても良いかもしれませんが、トラスト、レヴァンテライオンにとっては嫌なデータです。

最後に全馬の追い切りを見た感想から。

問題なく順調そうに見えたのがダンビュライト、タガノアシュラ。

ダンビュライトは休み明けだった前走時との比較でも時計・動きともアップ。それでも少し間隔が開いのと、期待していたほどの良化ではないので、馬体重には要注意です。

(馬具を工夫してきている様子なのは好印象です。)

タガノアシュラは、1週前のコース追い、今週の坂路追いともに非常に好印象でした。

ミスエルテも、いかにもお転婆な感じで、良かったですね(笑)。

ただ、追い切りを見ただけでも折り合い面に不安は残していて、しかも今回はGⅠという点が不安なところかとは思います。

そして、有力馬の1頭、モンドキャンノは・・・あれはさすがに調教失敗ですよね、バルザローナ騎手・・・

少なくとも某競馬ゲームであれやったら完全に失敗で怒られます(笑)

時計は出ていてラスト11.8秒と、この馬単体としては仕上がり状態に問題ないと思うのですが、GⅠの舞台なだけにこのような予定外の出来事が起きるのは嫌な感じです。

トラストも、それほど目立つ動きではありませんでしたが、まあ順調なのかなと思います。

そんな感じで、心は半分以上来週の有馬記念に行ってしまっていますが(ちょうど、昨日発売されたNumberの有馬記念特集が気分を盛り上げてくれます)、まずは今週しっかり当てたいと思います。

(でも、正直あまり食指が動く馬もいないんですよね。。。ミスエルテから穴狙いにするか、牡馬からにするか。。。)

いつも通り、日曜日の朝に予想記事をアップしたいと思います。

本日も最後までお読み頂き、まことに有難うございました。