人生は競馬と共に

中央競馬の新馬戦・重賞を中心に、競馬について気ままに書いていきます。

【展望】 第61回有馬記念② 10年ぶりのJC⇒有馬連覇なるか

こんばんは。

今日から始まった今年最後の開催。

仕事の都合でその波にはまだ全く乗れていないのですが、心配された中山競馬場の馬場状態(芝コース)は良場場で行われたようですね。

11Rグレイトフルステークス(芝2500m)の勝ちタイムが2分35秒7ということで時計は掛かっていたようですが、土日の天気予報には雨マークが無いので、有馬記念は良いコンディションで迎えられそうです。

こんなタイミングで展望記事の続きという形で非常に恐縮なのですが、昨日の続きです。

まずは連対馬の前走・前々走データ、10年分バージョンです。

凱旋門賞の名前もちらほらあったりして、改めて国際化の波も感じますが(一昨年の3着馬、ゴールドシップ凱旋門賞帰りでしたね。)、やはり多いのは古馬⇒JC、3歳馬⇒菊花賞

天皇賞(秋)も意外と多いな、という印象ですが、ただこれは2007年~2009年だけ。一過性のトレンドのようなものだったのでしょうか。

これは完全に個人的な意見になってしまうのですが、有力馬の中に、最初から「有馬記念が最大目標」という馬は基本的にいないと考えています。

競走馬・関係者としての名誉、賞金額などを考えても、やはり秋競馬の頂点はジャパンカップであり、3歳馬であれば菊花賞でしょう。

例外があるとすれば、故障等何らかの要因でここにターゲットを再設定した上で調整してきた馬、非常に古いですが97年のマーベラスサンデーのようなパターン。

昨年の1着馬ゴールドアクターに関しては、条件戦を勝ち上がって挑戦したアルゼンチン共和国杯で重賞初勝利、その勢いで有馬記念に挑戦したということでかなり異色のパターンでしたね。

話を戻すと、「天皇賞秋から直行」というトレンドに代わって最近目立つのが、金鯱賞組の活躍です。

正直、距離もコースも全然違う上に中2週のローテーションという意味不明なステップなのですが、現実にこうして2着止まりですが来ていますので、今年出走している4頭についても注意は必要と思います。

特にここを勝って勢いに乗っている④ヤマカツエースと休み明けを叩いたウインバリアシオンと同じパターンの⑬デニムアンドルビーには注目です。

ということで、基本はJC組vs菊花賞組、今年は菊花賞組が⑪サトノダイヤモンドのみですので、サトノダイヤモンドを取るか、JC組を取るかという形かと思います。

となればJCを圧勝した①キタサンブラックに目が行きますが、前走JC出走時の着順に注目すると、意外なことにほとんどの馬が敗れており、JC⇒有馬の連勝はディープインパクトまで遡らなければなりません。

理由は非常にシンプルで、やはりJCにピークを持って行き、そこで全力を出した上で有馬記念でも勝つというのは想像以上に難しいのだと思います。

実はこれと同じことはかなり昔から言われていて、日本馬がなかなかJCを勝てなかった頃から、「JCでの日本勢最先着馬は有馬を勝てない」とかって聞いた記憶無いですか。

過去10年についても、調べてみました。

JCの週にも触れたように、過去10年の日本最先着馬=優勝馬ですね。

そもそも半数の5頭が不出走、1頭が出走取り消しという時点で参考にはならないのかもしれませんが、4頭しかゲートインしていないという事実そのものが、JCからの連勝が難しいことを物語っているようにも思えます。

ディープ以外の3頭は馬券対象にすらなっていませんが、キタサンブラックにとって前向きな材料としてはそれらは1番人気ではなかったという点でしょうか。

恐らくキタサンブラックは1番人気でしょうから、もしかしたらセーフかもしれません。

さて、いよいよあと2日。何と言っても競馬のお祭りですから、楽しみましょう。

本命はよほどの事が無い限りサトノダイヤモンドにする予定ですが、予想記事はいつも通り、日曜日の朝にアップ予定です。

(余裕があれば、土曜日の予想記事も明日書きたいと思っています。)

本日も、最後までお読み頂き誠に有難うございました。