おはようございます。
すっかり暖かくなり、春の足音を喜ぶ気持ちと花粉の到来を鬱陶しく思う気持ちが半々な今日この頃です。
今週は仕事もほんのちょっと落ち着いてまして、1日空きましたが回顧記事をアップすることができました。
(予想記事はこちらです。)
さて、素晴らしい好天のもとで行われた第34回フェブラリーS。
最後の直線は非常に見応えある攻防が繰り広げられましたが、最後は急逝した父の後押しもあったか、ゴールドドリームが見事GⅠ初制覇。
デムーロ騎手は再びの「飛行機ポーズ」で採決に怒られたらしいですが(笑)、本当に嬉しそうでした。
良くあんなことして落ちないものだと感心してしまいますが、それにしてもやはり4歳世代は強いですね。
改めて、全馬の着順です。
今回から、コーナー通過順とハロンごとのラップも掲載しています(ともにJRA公式より)。
ホッコータルマエが引退し、コパノリッキーもこれでチャンピオンズCに続けての2ケタ着順と、ダート界の勢力図が確実に塗り替えられつつある、そんな印象を受けたフェブラリーSでしたが、スタートから振り返ってみたいと思います。
芝スタートの巧拙がモロに出たようなばらついたスタートから、ダッシュ良く飛び出したのは⑯インカンテーション、次いで⑫ニシケンモノノフ。
この2頭はある程度行こうと決めていたのでしょう。ちょっと予想外の展開に場内がどよめく中、しばらく2頭の先頭争いが続きます。
無理に競る感じもなかったのですが、外のインカンテーションに内のニシケンモノノフが抵抗したこともあり、最初の2ハロンは12.1-10.5とかなりのハイペースで入ります。
ようやく先頭インカンテーション、2番手ニシケンモノノフで落ち着くと、2~3馬身切れて④コパノリッキー、⑮ケイティブレイブ、⑥モーニン、さらに⑤アスカノロマン、②ホワイトフーガなどの先行馬が縦長で追走。
私の本命⑨ベストウォーリアはその後ろ7番手、勝った③ゴールドドリームは今回は出遅れることなく、ベストウォーリアを見るように8番手を追走します。
以下、⑪ノンコノユメは中団後ろ10番手辺りの外、予想通り行き脚がつかなかった①サウンドトゥルーと⑩カフジテイクは最後方から2、3番手に控えるいつもの競馬。
予想記事の中でも触れましたが、チャンピオンズCと違って、フェブラリーSではこの辺りからの追い込みはそれほど決まらないんですよね。
スタート直後の先行争いの影響もあり、前半800mは46.2秒。重馬場だった昨年とほぼ同じ、ハイペースと言えると思いますが、実は3コーナーから4コーナーにかけて、4ハロン目が12.2秒、5ハロン目が12.8秒とかなりペースが緩みます。
あんなに縦長だった馬群が直線入り口では一団になり、あんなにハイペースだと思ったのに追い込み馬はかなり外を回される、そんな展開になりました。
特に後方待機から進出を図ったカフジテイクと⑬エイシンバッケンは、かなり外を回りながら直線大外に持ち出すロスの大きな競馬。
結果この2頭が3、4着するのですから、よく頑張ったと言えるのではないでしょうか。
直線に入り、まず見せ場を作ったのが2番手から抜け出しを計ったニシケンモノノフ。
距離的なものもあり残り200mで止まってしまいましたが、これには驚きました。
状態もかなり良かったのでしょうし、横山騎手の好騎乗もあったと思います。
勝ったゴールドドリームは、中団外目を終始抜群の手応えで追走。
直線も馬場の3~4分どころから素晴らしい伸びを見せます。
内から良く捌いて伸びてきたベストウォーリアとの叩き合いになりましたが、内から迫られるともうひと伸びする余裕のある勝利。
手のひらを返すようで本当に申し訳ないですが、力を見せ付ける、非常に強い勝ち方だったと思います。
ベストウォーリアは年齢や距離適正を考えると、大きなGⅠを獲る最後のチャンスでしたかね。
ただ、強烈な決め手を持っているわけでもなく、予想記事でも書いたように、確実に2着に来たことで良しとするべきでしょう。
カフジテイクは、先述したように、この舞台、枠順、流れのなかで良く頑張りました。
4着のエイシンバッケンともども、やはり1600mではあそこまでが精一杯だったと思います。
今回は根岸S1着からの勢いで好走した印象が強いですが、このまま順調に行って欲しいところです。
(このあと海外も予定しているようで、変にスランプに陥ったりしないと良いのですが・・・。)
一方、歴代の優勝馬でもあるコパノリッキー(6番人気14着)、モーニン(3番人気12着)に昨年2着馬ノンコノユメ(4番人気7着)にとっては厳しいレースとなりましたね。
コパノリッキーは、もう展開や枠順に敗因を求めるレベルではないですね。
スランプなのか、衰えなのか。
私が対抗・単穴に期待したノンコノユメとモーニンも、ついに得意の東京マイル、外国人騎手騎乗でも結果が出ませんでした。
特に去勢手術明けから「走り頃」を窺い続けてきたノンコノユメに関して、このままでは去勢が失敗だったと言われても反論できない状況です。
当面は厳しそうに思いますが、まずはしっかり休養して、立て直しを図ってもらいたいと思います。
予想としては、「軸ならベストウォーリア。」という読みは当たっていたものの、押さえに回した人気馬が1着・3着、相手本線にした馬達が惨敗と、何とも中途半端な結果に終わりました。
3着がエイシンバッケンならだいぶ違ったのですが、馬連が1,470円の三連複が2,140円。
正直に告白すると、馬連がちょいプラス、三連複が完全なるトリガミでした・・・。
ただ、有馬記念からちょっと間が開いて、やはりGⅠの週は楽しいですね。
今週末は超・豪華メンバーが出走する中山記念に高松宮記念のトライアル、阪急杯。
春のGⅠシリーズもすぐそこまでやって来ている感じで、楽しみです。
それでは、皆様良い一週間を。
今日も最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。