人生は競馬と共に

中央競馬の新馬戦・重賞を中心に、競馬について気ままに書いていきます。

【展望】 第77回桜花賞 今年もチューリップ賞組でしょうか。

おはようございます。

 

今週は有言実行、桜花賞の展望記事を書くことができました。

天気予報が変わらないかなぁ、という願いも虚しく、今日から週末にかけて雨マークが並んでいる近畿地方。

道悪競馬は避けられそうにない様子で、関係者のコメントも道悪適正についてのものが目立ちます。

 

桜花賞ということで、桜がキレイだといいなぁなんて思ったりもしますが、阪神競馬場のFacebook情報では4月3日~4日頃一気に開花したとか。

よほど激しい雨風がなければ今年は美しい桜並木が見られそうで、せっかくなのでレース中だけでもお天気になって欲しいものですね。

 

各馬の追い切りも終わって天気予報と睨めっこしながら枠順の発表を待っているところですが、まずは過去5年間のデータを簡単に見ていきたいと思います。

 

 

桜花賞過去5年データ

 

 

 

 

まず目立つのが、差し・追い込み馬の活躍です。

2014年には、コーリンベリー(芝のGⅠに出てたんですね!)、ニホンピロアンバーらとの先行争いを制してハイペースで逃げたフクノドリームが残り200まで頑張るも、最後の坂で一気に後続に飲み込まれたように、基本は差し・追い込みの競馬と考えたほうが良さそうです。

その翌年、2015年は極端なスローに落としたレッツゴードンキが鮮やかな逃げ切り勝ちでしたが、この時も2着は外から追い込んできたクルミナル(ちなみに3着も追い込んできたコンテッサトゥーレでした)。

 

外回りの長い直線に最後の急坂というのは当然皆分かっていて、ペースも(2014年は別として)そこまで速くないのにもかかわらずこの結果です。

今年のメンバーを見ても、アネモネSでハイペースを演出したショーウェイと抽選通ればスズカゼ、他にもこれも抽選対象のカワキタエンカ、ベルカプリなど逃げたい馬が揃っています。

ただ、断然の1番人気が予想されるソウルスターリングは今回も比較的前に付けることが想定されるのと、道悪というファクターもあって意外と今年は前残りかも、なんて考えてしまいますが、どうなりますか。

 

人気を見ると、今出て来たクルミナルと2013年の1着馬アユサンが7番人気だったのを除いて、意外と平穏ですね。

(過去10年まで遡って調べてみると、2008年のレジネッタ(12番人気)→エフティマイア(15番人気)というすごいのが出てきますが・・・。)

極端な穴狙いは禁物かもしれません。(それでも今年は道悪だし・・・って、これ言い出したらキリが無いですね。笑)

 

それにしても、見事に関西馬だらけですね。。。

10頭中、関東馬はアユサンただ1頭で、表に載ってないところだと、2010年にアパパネが勝ってますね。あれからもう7年ですか。

やはり繊細な春先の3歳牝馬。ソウルスターリングは既に輸送を2度克服しているわけですが、注意が必要であることには変わりありません。

 

最後に枠順は、これも見事に「真ん中から外」ですね。

開催が進んで外差し馬場になりやすいことも影響しているのかと思いますが、枠順発表と土日の傾向に注目したいと思います。

もちろん、「第77回」ということで、枠連7-7と⑦番ゲートの馬には注目です(笑)。

 

 

桜花賞連対馬前走データ

 

 

 

 

次に、前走・前々走のデータも見てみたいと思います。

もうこれはニュース等でも散々取り上げられているのでご存知の方も多いと思いますが、ほぼほぼチューリップ賞組ですね。

10頭中8頭って、ここまで極端なGⅠレースも珍しいのでは。

 

やはり3歳牝馬ということでレース間隔的にも調整しやすいんでしょうし、そもそも距離もコースも全く同じ前哨戦ということで納得できる部分もありますが、それでも皐月賞はそこまで弥生賞組独占とかなりませんしね。

馬連を前提に、しかもソウルスターリングから、と考えると、もはやチューリップ賞組「以外」を買うかどうか、みたいな2択になってきそうな雰囲気です。

 

ただし、そのチューリップ賞での着順に着目すると、1着だったのは何と14年ハープスターただ1頭。10年前まで調べてみましたが、やはり09年ブエナビスタが1頭増えるだけ。

ソウルスターリングが勝てば、まさに「5年に1頭の逸材」と言えるかもしれません。

 

チューリップ賞意外があまり来ていないとなると、やはり「アドマイヤミヤビはどうなんだ」、「ミスエルテはどうなんだ」、というのが気になるところですが、10頭中2頭の例外が、実は前走クイーンC1着のヴィルシーナ(2012年2着)と阪神JF1着のレッドリヴェール。

朝日杯を4着のミスエルテをどう考えるかは悩ましいところですが、ぱっと見のデータだけで切り捨てない方が良いかもしれませんね。

 

 

ちなみに、なんとなくのイメージで、「クイーンC勝ち⇒桜花賞直行」パターンって、「桜花賞を叩いて、オークスで勝負!」みたいなイメージ、ありませんか。

私だけなのかもしれませんが、ちょっと気になったので調べてみました。

過去10年まで遡って、クイーンC勝ち馬の桜花賞、オークスでの成績を一覧表にまとめたものです。

 

 

 

これは正直、意外でした。

桜花賞に駒を進めたのが10頭中8頭で、最高はホエールキャプチャとヴィルシーナの2着。これはまだいいんです。

ただ、その後オークスに出走したのが6頭で、勝ち馬はゼロ、最高はヴィルシーナの2着のみ。他の5頭は全て桜花賞より着順を落としています。

(ちょっと変わったローテーションだったディアジーナも、オークスは3番人気5着です。)

 

私のイメージはなんだったんでしょう。ウメノファイバーとかの印象が強すぎたんですかね。

2008年のリトルアマポーラなんかが典型例だと思うのですが、桜花賞で5着に負けたにもかかわらずオークスでは1番人気に支持されて7着。

これからは騙されないようにしなくては(笑)。

 

個人的には、「桜花賞はソウルスターリングでオークスはアドマイヤミヤビ」みたいに決め付けていたところがあるのですが、ちょっと考え直さなければいけないかもしれません。

 

さて、とにかく馬場状態だけが心配な桜花賞ですが、また当日の午前中には予想記事をアップしたいと思います。

 

 

 

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。