こんにちは。
ふと気が付くと10日後に迫ったダービーのことを考えてしまいますが、その前に今週末のオークス。
今日明日と少しずつ時間が取れそうなので、2日に分けて展望記事をアップしたいと思います。
まずはいつもの通り、過去5年の連対馬データからです。
まず人気から見ると、2013年を除いて非常に平穏ですね。
連対馬は全て3番人気以内となっており、ここ3年は1番人気馬がしっかり連対を確保しています。
ちなみに2012年の1番人気はフローラSを快勝したミッドサマーフェア(13着)、2013年の1番人気はやはりフローラS1着だったデニムアンドルビー(3着)でした。
今年の1番人気はソウルスターリングかリスグラシューか。
さらに、3番人気は桜花賞馬レーヌミノルか、何だかんだアドマイヤミヤビか微妙なところですが、いずれにしても、王道路線である桜花賞から駒を進めてきた上で支持を集めた上位人気馬であれば、信頼できそうですね。
今のところ、予報では週末良い天気が見込まれていますが、過去5年も全て良馬場でした。
スタンド前の発送でエキサイトしてしまうせいなのか、1コーナーから向こう正面にかけて緩やかに下っているせいなのか、ほとんどの馬が未知の距離に挑むレースの割には前半それなりに流れていますね。
大荒れだった2013年などは、武豊騎手のクロフネサプライズがあっと驚く大逃げでしたので実質的には1分0秒~1分1秒かもしれませんが、いずれにしてもそこまで超スローにはなっていません。
時計面からもレースそのものも、インパクトが大きいのはやはり2012年のジェンティルドンナ。
岩田騎手がNKHマイルCでの失格後で、このレースは川田騎手でしたが、マイネエポナがハイペースで飛ばす中、後方で脚を溜めて、直線もスムーズに外目に出すと末脚爆発。
どうしてもハープスターで差し届かなかった印象が強く、何となく損している気がする同騎手ですが、素晴らしいレースでしたね。
2.23.6はもちろんオークスレコードで、次に速いのがここ2年の2.25.0ですから断トツの記録です。
ちなみに日本ダービーのレコードは2015年ドゥラメンテの2.23.2で、次いでディープとキンカメの2.23.3。
中長距離の場合は馬場や展開にもよるのでタイムはあまり関係ないという意見も多いですが、レコード決着を制することが出来るのは本当に実力のある馬だけだというのは間違いないですよね。
ただ、今年の想定メンバーを見渡すと、桜花賞でハイペースを演出したカワキタエンカをはじめとした先行馬がごっそり抜けてしまいました。
これといった逃げ馬不在で、ブラックスビーチかヤマカツグレース辺りがペースを握ることにれば超スローも想定されますが、どうなりますか。
脚質的には、圧倒的に差し・追い込みですね。
10頭中、4コーナー5番手以内だったのは2015年2着のルージュバックのみ。
昨年などはデムーロ騎手のビッシュが積極的に4C5番手辺りまで押し上げて3着に粘りましたが、基本的に逃げ・先行馬が殆ど来ていないというのは頭に入れておいたほうが良さそうです。
あとは、2014年ヌーヴォレコルトを除いて、勝ち馬は全て関西馬ですね。
阪神JFや桜花賞が「西」でオークスが「東」、ということでこの時期の牝馬ですし関東馬有利かなと思っていたのですが、意外な感じです。
今年の有力馬だと、ソウルスターリング(藤沢厩舎)とフローレスマジック(木村厩舎)以外軒並み関西馬なのでどうなんだろうと思っていたのですが、そこまで神経質にならなくても良いかもしれません。
最後に枠順についても見てみると、東京芝2400mは内枠、特に1、2枠が有利と言われていますが、上記の表だと5枠と7枠が非常に目立っていて各4連対、残りは2枠ということで何だか偏ってますね。
偶然とは思いますが・・・今日の枠順発表にはちょっと注目したいと思います。
ということで、明日はステップレースの分析や追い切り、発表された枠順などについても触れたいと思います。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。