人生は競馬と共に

中央競馬の新馬戦・重賞を中心に、競馬について気ままに書いていきます。

【展望】第84回日本ダービー② 「あのジンクス」、今年こそ破られるか。

こんにちは。

あと2日に迫った日本ダービー

昨日の午後、枠順が発表され、注目の1枠1番には武豊騎手のダンビュライト。

いやはや、持っているとしか言いようが無いですね。

一方、1番人気が予想されていたアドミラブルは何と大外、18番枠・・・。

ただでさえ青葉賞組という「ハンデ」を持っているのに、、、これも強さを際立たせるための競馬の神様のイタズラなのか、はたまたジンクスはまだまだ続くもんね、という嫌がらせなのか。

予想する上で悩ましいファクターが増えてしまいました。

その他有力馬の中ではレイデオロが6枠12番とやや外になってしまい、スワーヴリチャード(2枠④番)とサトノアーサー(3枠6番)は内目の偶数番号で最高に近いですね。

アルアインは4枠⑦番。真ん中で一見悪くなさそうですが奇数番、すぐ外にトラスト、何となく嫌な感じがするのは私だけでしょうか。

さて、ということで遅い時間になってしまいましたが、展望記事の続きです。

今日はステップレースについて見ていきます。

周知の通りかと思いますが、圧倒的に皐月賞組ですね。

2007年のウオッカ、2008年のディープスカイが前走マイルGⅠということで異彩を放っていますが、この2頭と2013年のキズナ以外の勝ち馬は全て前走皐月賞組。

2着馬も概ね前走皐月賞組で、時々青葉賞京都新聞杯組が顔を出す感じでしょうか。

青葉賞京都新聞杯組は(2013年1着だったキズナも含めて)1着が条件ですね。

ラチナムバレットが骨折してしまいましたので、今年該当するのは青葉賞馬のアドミラブルのみ。

とにかく今年こそ、青葉賞組がダービーを勝てるんじゃないか。

この点が多くの競馬ファンの興味の的であることは間違いありませんね。

これはあくまでも個人的な意見ですが、過去にも馬券には絡んでいますし、キズナの例もあるわけですから、「青葉賞組のダービー未勝利」というジンクスは過度に気にする必要ないと思います。

前走毎日杯アルアインアーリントンカップペルシアンナイトが皐月賞1、2着したように、今年は「非王道路線」が来る流れなのかもしれません。

(・・・と思っていたんですが、大外ですものね。。そっちの方が心配です。)

そして、王道路線である皐月賞の成績ですが、マイルから一気に距離が伸びるオークスと違って、比較的皐月賞と連動していることが見て取れますね。

皐月賞14着→13着のワンツーだった2009年はなかなか衝撃的ですが、もともと皐月賞で1、2番人気に支持されていた実力馬の巻き返しということで、そんなにおかしくは無いのかなと思います。

ただ、今年のメンバーを見てみると、皐月賞で掲示板に載った5頭の人気が順番に9人気→4人気→12人気→13人気→5人気(レイデオロ、5番人気だったんですね!)。

近年のトレンドを見ると、皐月賞で「4番人気以内、かつ4着以内」だった馬たちがダービーでも勝ち負けしており、該当するのはペルシアンナイトのみ、おまけしてレイデオロ、スワーヴリチャード(2人気6着)辺りまででしょうか。

この辺も、混戦ムードを醸成している、そしてアドミラブルに期待が集まっている、大きな原因の一つなのでしょう。

そのアドミラブルについて、私が個人的に気になっているのはローテーションのきつさです。

前走青葉賞、というのが問題なのではなく、前々走が4月1日のアザレア賞、という点。

いくら楽勝続きとはいえ、4月に入ってから合計4800mもレースで走っていて、さすがに「見えない疲れ」とか無いのかな、なんて心配してしまいます。

オークスの時気にしすぎて失敗した「調教後の馬体重」を見ると、青葉賞時より16kgも増えていて、追い切りの動き・時計も上々でしたので、まあ心配する必要ないのかもしれませんが。

ただ、いずれにしても、「2月か3月に一叩き→皐月賞(orトライアル)→ダービー」というローテーションが王道であることは強調しておきたいと思います。

そういう意味では、レイデオロのローテーションも実はちょっと気になっているんです。

果たして年明け2戦目で、本当のピークに持って来られるのだろうかと。

藤沢調教師のことですから無用な心配だとは思うのですが・・・。

ということで、今日も簡単になってしまいましたが、ローテーションについて検討してきました。

とにかくポイントは青葉賞を勝った「怪物」が競馬界で最も有名なジンクスを破るのかどうか。

そして、人気と結果が連動しなかった皐月賞上位馬の評価をどう考えるか。

調教動画も、ちらっとしか見れていないのですが、さすがは世代トップを決める頂上決戦、各馬素晴らしい動きを披露していますね。

特に(たぶん自己最速かな?)好時計のアドミラブル、皐月賞と違ってしっかり長めから追って来たカデナ、大きく先着したベストアプローチ。

非常に良く見えました。レイデオロはまあ「藤澤流」で良いとして、スワーヴリチャードは皐月賞のときのカデナみたいな感じ(1週前にしっかりやりすぎてしまったパターン)のようにも見えましたが、如何でしょう。

全ての競馬ファン、そして競馬関係者にとって特別な週末がすぐそこまでやって来ています。

レースを楽しみつつ、馬券も気持ちよく当てられるように、あと2日間考えたいと思います。

本日も、最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。