こんにちは(こんばんは?)。
今週に入り、早くも秋競馬に向けて、また海外遠征に向けて放牧から帰ってきた馬たちのニュースがちらほら聞こえ始めていますが、一方で残念なニュースも入っていますね。
ミッキークイーンが秋の予定全て白紙に、というニュースに続き、アドミラブルも年内休養が決まってしまいました。
特にアドミラブルはこの秋楽しみにしていただけに非常に残念ですが、少しでも軽症であることを、そして再び強いアドミラブルを見せてくれることを、祈りたいと思います。
小倉記念が影響を受けそうな今週末の台風の進路も気になりますが、今日は予定していた通り、6・7月の新馬戦に関するデータをまとめていきたいと思います。
今日・明日の2回に分けて、まずは種牡馬・人気・騎手別のランキングからです。
7月に入り、だいぶサンプルも増えてきていて、種牡馬に関してはなかなか面白い傾向が出ていますよ。
それでは早速、種牡馬別ランキングからです。
前回同様、色が付いているのが新種牡馬で、トップ20と新種牡馬を載せています。
例年だとこの時期はダイワメジャーがスタートダッシュをかけて、ディープインパクトは下の方にいることが多いのですが、今年は早くもディープがトップ。
平均人気1.8というのも凄いですが、勝率35.70%は流石ですね。これだけ人気していても単勝回収率が100%を超えています。
そのダイワメジャーが(例年に比べれば)不調な原因は恐らく、4位のロードカナロアでしょう。
もともと今年の新種牡馬の中では目玉と言われていて産駒も180頭と多いのですが、短距離戦で上位に来ることが多く、このランキングだけ見ると期待通りの活躍と言えそうです。
ただし、産駒が多い分勝率、単勝回収率ともそこまで優秀とは言い難く、馬ごとの取捨を判断するのが難しいところです。
あとはブログの中でも触れてきましたが、今年は今のところヨハネスブルグとキンシャサノキセキが好調ですね。
ハーツクライも、この時期としては勝っているほうだと思います。
キンカメの姿がない(現在1勝、第31位)ですが、大体この時期はこんなものなので気にしなくて良いと思います。
さて、ロードカナロア以外の新種牡馬ですが、そこそこの活躍を見せていますね。
目立つのはやはりストロングリターンで、単勝回収率310%は素晴らしいです。
エイシンフラッシュ、オルフェーヴル辺りは今のところ積極的には単勝を買いにくい感じで、悪い予感が当たってしまっている感じですが、オルフェの方はまだまだこれからの部分もあるかと思いますので、引き続き注目していきたいと思います。
ノヴェリストも2勝していますし複勝率も良いのですが、牝馬の質が良く人気する傾向にあるので、これも買い方がちょっと難しい印象ですね。
なお、65レース中芝が57レースと大半を占めているため上の表では分けていないのですが、ダートのみのデータも見てみましょう。
まだ8レースしか行われていないのですが、シニスターミニスター産駒が大爆発してますね。
もうこれで1年分勝ってしまったと考えるか、今年は勢いがあると考えるか。
ただ、今年を除く過去3年の累計データでも、ダートの新馬戦でシニスターミニスター産駒の単勝回収率は100%を大きく上回っていますので、覚えておいて損は無いと思います。
あとはお馴染みのパイロ、エンパイアメーカーにタピット、あと実はディープ産駒もダートの新馬戦に出てくれば殆ど勝ちます。
(年に1頭くらいしか出てきませんが・・・。)
表の話に戻すと、個人的には新種牡馬のヘニーヒューズにもっと期待しています。
現時点でも【1 1 2 2】ですから十分なのですが、単勝回収率25%はやや不満ですね。
その他、スマートファルコンが9位、サウスヴィグラスがこの表に載っていない11位と出遅れていますが、ダートの新馬戦は秋~冬に掛けて本格的に始まると思いますので、現時点では参考程度で良いでしょう。
ヘニーヒューズにしても、現時点では2頭しか出てきていませんがハードスパンに関しても、最終的にはもっと上位にくるものと見込んでいます。
2017年6~7月 人気別データ
次に、人気別の数字も見てみましょう。回収率100%以上のところに色をつけています。
先週末、1番人気が大活躍だったのもありますでしょうか。1番人気の勝率38.5%、単勝回収率86%というのは共になかなか優秀な数字だと思います。
一部の限定戦や貴重なダートの新馬戦などを除くと比較的落ち着いた頭数というのもあって、今の傾向だと概ね1~4番人気を中心に買う戦略が良さそうですね。
ちなみに10番人気の数字が良いのはマイネルサイルーン(単勝4,980円)一頭の影響です。
私にとって切実なのは「単勝オッズ1倍台の1番人気を買うかどうか」で、まあ大体は買わないわけですが、ちょっと目線を変えてオッズ別のデータも見てみます。
1番人気馬65頭中、49頭は単勝オッズ1倍台か2倍台なわけですが、上記の表の中で言うと、1倍台の21頭は全て1番人気、2倍台の29頭のうち28頭が1番人気です。
単勝オッズ1.4倍以下の1番人気馬は4頭いて勝率50.0%(複勝率は100%ですね)、1.5~1.9倍の1番人気馬は17頭いて勝率47.1%の複勝率76.5%。
ただ、これだけ勝っていても単勝ベタ買いしてしまうと、単回値はそれぞれ65%、75%。
まあこれは、私の感覚とほぼ一致した結果になったなぁという感じです。
あくまで現時点では、という話になりますが、特に1.4倍以下の圧倒的な一番人気馬に関しては馬券の軸にするのは最適な一方で、単勝で勝負するなら他の馬の方が期待値的には高いのかなと思います。
一方で、単勝オッズ2倍台の1番人気は今のところ信頼できるのと、4倍台~6倍台、概ね2~4番人気位かと思うのですが、この層と10.0~14.9倍台の成績が良いですね。
私が押さえ馬券として狙うのも10倍から12、3倍くらいの単勝オッズが多いような気がしますし、勝負馬券も概ね3~4倍くらいを狙っています。
結果的にはこれが嵌っているので今年は今のところプラス収支になっているということかなと思いますが、先週末の回顧記事でも触れたように、ここに来てやや堅め(単勝1倍台~2倍ちょっとくらい)の信頼度が高まる傾向にありますので、個人的には注意したいと考えています。
2017年6~7月 騎手別データ
本日最後のデータとして、騎手別のランキングも紹介したいと思います。
2~3週間前までは福永騎手が独走状態だったのですが、ここにきて戸崎騎手(先週2勝)、ルメール騎手(先週3勝)が猛追してきましたね。
これも当ブログで書いたように、福永騎手は2週間新馬戦に乗れませんので(当然他のレースにも乗れませんが。。。)、その間に間違いなく2人のうちのどちらかがトップに立つでしょう。
私が絶大なる信頼を置いている福永騎手がそれでも現時点では1位をキープしていますが、単勝回収率という観点ではデムーロ騎手を加えた「トップ4」の中で一番低いですね。
単勝だけならルメール騎手の107%というのは人気馬ばかり乗っているだけに価値がありますし、デムーロ騎手の複勝率84.6%というのも凄まじい数字です。
他に数字が良いところでは岩田騎手の【4 0 0 10】というのは勝つか馬券圏外かということで、非常に「らしい」ですね。函館・札幌で単勝3~5倍程度の馬をきっちり勝たせる印象があります。
津村騎手は先述のマイネルサイルーンで跳ね上がっている感じでしょうか。ローカルでは常に目が離せないジョッキーです。
また、これも「らしい」数字としては武豊騎手はランク外の37位【0 3 2 9】で、初戦は無理させず競馬を教えながら2~3戦目できっちり勝たせるイメージ。
あとは池添騎手が【0 4 1 4】と今のところ勝ちきれていませんが、例年だと函館・札幌開催で確実に何勝か上げて単勝回収率も高いので、今週末以降狙える馬があれば積極的に買いたいところです。
同じことは【0 1 0 4】の四位騎手にも言えますが、こちらは乗り鞍自体ちょっと少ないですね。
今年を除いた過去3~5年くらいのデータを取った時、2歳新馬戦で安定して単勝回収率が高い騎手として、東は田辺騎手、西は松山騎手、そして北海道シリーズは四位騎手と池添騎手辺りが狙い目だと思っているので、田辺騎手の復帰も待たれるところです。
(確か7月第1週に落馬して全治1ヶ月ということでしたが、まだ続報等届いていないですよね?)
まあ騎手については参考程度ということで、私で言うと「困った時の福永騎手頼み」みたいな使い方をされる際のご参考までに。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
ということで、ざっと2ヶ月経過時点でのデータを見てみました。
データは既にまとめてあるのですが、明日は馬主、生産者のデータを中心にご紹介できればと思います。
本日も最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。