おはようございます。
今から日曜日の札幌芝1800m新馬戦が楽しみで仕方ない月曜日の朝ですが、実は今週、仕事の関係でブログの更新が厳しそうなのです。
何を優先させるかとなるとやはり新馬戦の回顧になるので、もしかしたら先週末の重賞回顧記事はアップできないかもしれず、ご了承ください。
そんな訳で、今日は土曜日の新馬戦を、水曜か木曜辺りに日曜日の新馬戦を、2回に分けて回顧していきたいと思います。
※土曜日の予想記事は→こちら
◆ 8/5(土) 札幌5R新馬戦 芝1200m
札幌の新馬戦にしては全体的に小粒なメンバー構成となったこのレース。
キンシャサノキセキ産駒③アーヴァインが最終的には1.9倍の人気を集めていましたが、勝ったのはスターリングローズ産駒の⑦サフランブーケ。
血統的には正直ぱっとしない印象でしたが、仕上がりの良さとスピードを活かしてハナを奪うと、直線もこれを脅かすほどの脚を使える馬がいなかったのでそのまま勝ってしまった。
そんな印象のレースでした。
私が期待した⑥ミスルーアは祈りむなしく不安が的中して出遅れ。
やはりゲート練習というのは嘘をつきませんね。これは単勝勝負しちゃ絶対にダメな馬でした・・・。
最後の脚は目立っていましたので、使っていけばチャンスはあるでしょう。
それにしても、当初押さえで買おうと思っていた⑤ファストライフが2着で、予定を変更して買ったサフランブーケが1着。
最終オッズは4.7倍まで下がっていて、これを500円買っていたところで微妙すぎるプラスなのですが、買った時点でオッズが付いたからこそ買えた(予定を変えた)わけで・・・何と言ったら良いのか。
まあ外れるよりはマシということで。。。
◆ 8/5(土) 小倉5R新馬戦 芝1200m
ここもやや小粒なメンバー構成かなと思っていたのですが、勝った武豊騎手騎乗の⑨バーニングペスカは強かったですね。
スタートはそこまで早くなかったものの、二の脚がついてハナを奪います。
内から浜中騎手の⑥ラブカンプーも行く気を見せたため、ペースもそれなりに流れて最初の3ハロンが11.9 - 10.5 - 11.1(33.5秒)ですから新馬戦としてはなかなか速いペースで軽快に飛ばすと、最後2番手から迫ってきたラブカンプーを押さえて逃げ切り勝ち。
ハイペースで前に行った2頭がそのまま後続を離して1、2着したのですから、この2頭のスピードが一枚も二枚も上だったのでしょう。
最後の脚色は2着のラブカンプーの方が上回っていましたが、しぶとく粘りきりました。
勝ったバーニングペスカはパイロ産駒で芝がどうかなと思いましたが、全く問題ありませんでしたね。
芝のパイロってこんな風に意外と勝ってしまうのですが、単勝回収率が(同産駒のダート回収率と比べて)ガクッと下がるので、どうしても単勝は買いづらいのですよね・・・。
勝ち時計の1.08.7というのも、新馬戦としては立派としか言いようが無いです。
ちょっとだけ気になったので調べてしまったのですが、
・過去10年間
・小倉の芝1200m新馬戦
・勝ちタイム速かった順
でデータを出してみたところ、(出し方多分あってると思うのですが・・・)
この1.08.7というタイムと同じかそれより速いタイムのレースは116レース中6レースあって、全て2013年以前、最も速かったのは13年7月27日のホウライアキコ(1.07.8)。
これら6レースの勝ち馬の中には同じ13年のベルカント(1.08.4)に10年ロードカナロア(1.08.4)なんて名前も!
(ちなみに、良馬場で最も遅い勝ち時計は昨年の8月21日、牝馬限定の新馬戦でラソが勝ったレース、1.11.6でした。笑)
そして、それらの勝ち馬は全て2着に0.4秒~1.0秒の差をつけての完勝だったのですが、このレースはラブカンプーも同タイムで走っていてこんなレースは過去10年間例が無かった(はずです)。
馬場状態やペース次第で変わるものなのであまり固執すべきではないのかもしれませんが、個人的にスプリント戦の時計というのは信頼していて、この2頭には今後も注目していきたいところです。
私が本命にしていた⑬トウカイオルデンは、素人がパドック映像を一目見て分かるくらいに余裕残しでしたね・・・。
これだけハイレベルのレースになってしまうとさすがに厳しかったですが、内容は悪くなかった(と思いたい)ので、叩いて良くなるでしょう。
時計で見ると5着のテイエムオスカーまで1分10秒を切っているわけで、ここまでは次走信頼できるかなと考えています。
ていうか、未勝利馬でも出走できるようならラブカンプーにも小倉2歳S出て欲しいくらいです。
◆ 8/5(土) 新潟5R新馬戦 芝1600m
土曜日最後の新馬戦。メンバーもなかなか粒揃いで、かつ一番人気の⑤ノーブルカリナンがいかにも危なそうな雰囲気でしたので、馬券的にもここが勝負と思っていました。
単勝の勝負馬券だった⑩カーボナードはハナ差の2着と残念でしたが、期待通りなかなかの好レースでしたね。
人気馬の中では①ウラヌスチャームが出遅れた他はそろったスタートになったこのレース。
新潟芝マイル戦らしく、②ミフラーブ、人気の⑤ノーブルカリナン辺りが先行して、序盤は超スローで流れます。
12.9 - 12.2 - 13.7 - 13.6 - 13.0 と前半800mが52.4秒、1000mが1.05.4。
いかにもディープ向きの流れで、非常にいい感じだなぁ、⑤と⑩どっちが勝つんだろう、と思いながら見ていました。
直線に入り、600m標識辺りから日本一長い直線を目一杯に使った追い比べが始まるわけですが、内からミフラーブを交わしてまず先頭に立ったのが人気のノーブルカリナン。
カーボナードの岩田騎手はこれを目標に馬場の真ん中から伸びてきます。
私はこの時カーボナードしか見ていなかったため、残り300mくらいの地点で思わず「これは勝ったでしょ!」と喜んでしまったのですが、外からもう1頭、出遅れ→後方追走から直線大外に持ち出していたウラヌスチャームがこれを上回る勢いで迫ってきます。
ラスト200mほど、岩田騎手も内から馬体を併せにいって必死の抵抗を試みますが、しっかり外から差し切ったウラヌスチャームが見事1着ゴール。
いかにもサンデー系牝馬にルーラーシップ、という切れ味を存分に見せてくれましたし、腹を括って末脚に賭けた石橋騎手も好騎乗でした。
今年の新馬戦データで、「1枠の牝馬が1頭も勝っていない」なんて先週の記事に書いてしまいましたが、「大概のデータは気付いた途端に覆される」という見事な競馬あるあるを体現してしまいました・・・。
この血統なら距離は伸びても大丈夫でしょうし、もちろん新潟2歳Sに出てきても期待できそうです。
カーボナードも、当然未勝利はすぐに勝てるでしょう。
また、完全に切り捨ててしまっていた1番人気のノーブルカリナンですが、あの仕上がり、あの流れでそれほど差の無い3着に頑張っていたように、やはり力はありますね。
4着だった好血統の⑧パイオニアバイオともども、こちらもすぐにチャンスが来るでしょう。
ということで、土曜日の新馬戦は3レースのみでした。
これくらいのボリュームのほうが、やはり一度にまとめて振り返るには良いかもしれませんね。
この日は他に、新潟競馬場で2歳オープンのダリア賞も行われましたが、こちらは断然の1番人気馬、タイセイプライドが1.22.4の好タイムで完勝。
デムーロ騎手の話だとまだ素質だけで走っているということで、これは本当に先々まで楽しみですね。
それでは、日曜日の振り返りは水曜日か、もしかしたら木曜日辺りになってしまうかもしれません。
本日も最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。