人生は競馬と共に

中央競馬の新馬戦・重賞を中心に、競馬について気ままに書いていきます。

【新馬戦回顧】8/12(土)の新馬戦 コスモス賞、フェニックス賞もひとことだけ。

こんばんは。

お盆休み中ということで、珍しい時間の更新になります。

慌しく過ぎていったお盆休み(私は明日からお仕事)ですが、今週は子供と妻がいない静かな生活。

競馬関係に存分に時間を使えそうです。

ということで、まず今日は土曜日の新馬戦回顧。

順番としては重賞回顧→日曜日の新馬戦回顧の順番になるかと思いますが、明日明後日くらいでアップしていく予定です。

※土曜日の予想記事は→こちら

◆ 8/12(土) 札幌5R新馬戦 芝1500m

フルゲート14頭で開催された牝馬限定戦。

翌日の芝1800m戦に回ったチェルヴァを含む5頭が除外となりました。

日曜日の予想記事でも触れましたが、当初ルメール騎手騎乗予定で、最有力馬だったと思うのですが運がありませんでしたね。

かなりバラバラっとしたスタートで、内から④ネオヴォイス、⑤カレイドスコープに外の⑫マイラティーシャ辺りが好スタート。

ハナに立ったのはマイラティーシャで、ネオヴォイスが2番手、二の脚が付いて大外⑭サヤカチャンが3番手、⑪ハイヒールが4番手、ネオヴォイスは少し離された5番手で進めます。

1500mなので分かりづらいですが、残り800mまでのラップが6.8 - 12.0 - 12.4 - 12.2と、重馬場の新馬戦としてはほぼ平均、もしかしたらちょっと速めだったかもしれません。

残り600m辺りでは前に行った4頭の争いという雰囲気になり、残り400mから4コーナー出口でサヤカチャンが逃げたマイラティーシャに並びかけるようにして直線に入ります。

いったんは後続を突き放して逃げ込み態勢と思われたサヤカチャンでしたが、やはり不利な大外から飛ばしてきたのが響いたか、残り200mでやや脚が上がってしまい、変わって外から伸びてきたハイヒールが1 1/4馬身交わし差って快勝。

4番手からしぶとく脚を伸ばした④ネオヴォイスが逃げたマイラティーシャを交わして3着で、スピード能力と馬場適正で上回った上位4頭が終始目立った競馬でした。

勝ったハイヒール、私が期待したサヤカチャンともに良いスピードがあって、次良馬場でも見てみたいですね。

それにしても勝ったハイヒールの清水久詞厩舎。

この土日で3頭を新馬戦に下ろして2勝2着1回と素晴らしい成績でしたね。

(ついでに2歳未勝利戦でシャルルマーニュも快勝しました。)

やはりキタサンブラックの存在が大きいのか、カシアスを始めとした2歳世代の活躍もあって厩舎の勢いを感じますので、今後も注目していきたいと思います。

◆ 8/12(土) 小倉5R新馬戦 ダ1000m

スタートが大切なダート1000mですが、このレースもやはり新馬戦らしくというか、ややばらついたスタート。

外から⑩チャノカオリ、1番人気⑧ジャスパーエイト辺りが出を伺いますが、内から⑥ペガッソ、⑦クールウインも前に行き、4頭が横に並ぶように3コーナーに向かいます。

この4頭の少し後ろから勝った④ヒロシゲゴールド、⑪ツーエムポラリスに名前が可愛い⑤ホッコータピタン辺りが追走。

③クインズカトレアは思いのほかスタート出て行かず、後方3番手辺りと苦しいポジションになってしまいます。

先行した4頭の中で一番内にいたペガッソが枠なりに先手を取りきり、クールウインを置いてジャスパーエイト、ホッコータピタンらが外を回しながら仕掛けていきますが、これらは結果的に最後苦しくなります。

直線に入って後続を突き放したペガッソに外からこれを追いかけるホッコータピタン(やっぱり名前可愛い。笑)、さらに内からヒロシゲゴールド、ジャスパーエイトが追い上げ、大外からクインズカトレアが追い込んでくる展開。

残り100m辺りでは完全にセーフティーリードを取ったかに見えたペガッソでしたが、ここでとらじろさんのブログでも取り上げられていた、あの事象が発生してしまいます。

ベガッソが外に逃避→立て直したあと追うのを止める→ヒロシゲゴールドとクインズカトレアが急追→もう一度慌てて追い出すもハナ差交わされて2着・・・

この件で浜中騎手は実効2日間の騎乗停止(騎手としての注意義務違反)となってしまうわけですが、何だかなぁ。。。

結果、私が単勝を買っていた2頭が2着・3着で惜しかったなぁというのもあるのですが、これは馬券を買っていた当事者にとっては何とも煮え切らない思いが残ります。

確かに一瞬ふわっとなってヨレてしまい、ああいう状況で足をひねったりするケースはあるのでしょうが、手綱を緩めたのはホッコータピタンを競り落としたのを確認したからですよね。

最後慌てて追いだしたように恐らく真後ろから迫っていたヒロシゲゴールドに気付いていなかっただけなような。まあこの件はこの辺でやめておきますね。

本来勝てていたのを逃したペガッソは当然のことながら、3着のクインズカトレアも勿体無い競馬だったと思いますので、スタートが出れば次走巻き返しに期待したいと思います。

◆ 8/12(土) 新潟5R新馬戦 芝1800m

そして、何と言っても土曜日はこのレースですね。

雨は上がっていましたが、やや重での競馬となった芝1800m。

ウオッカフランケル、「17冠ベビー」という笑っちゃうようなまくら言葉が付く超大物、タニノフランケルが登場ということで注目を集めていましたが、勝ったのはタートルボウル産駒の伏兵、⑭サクステッド。

スピード、仕上状態を考えれば相手としては買えない馬では無いと思っていましたが、血統含め、まさかこのメンバーで勝ちきるとは驚きました。

結果2着だったタニノフランケルもそうですが、雨の影響でやや渋った馬場もプラスに働いたでしょうか。

このレースも新馬戦らしくバラついたスタートとなりましたが、何と一番良いスタートを切ったのが注目の⑬タニノフランケル

しかもデムーロ騎手なのに(笑)。このスタートセンスの良さは、先々まで強みになりそうですね。

当然逃げることは想定していなかったでしょうから、特に急かせることなく内に馬を誘導するデムーロ騎手。

他の馬も1800mの新馬戦ということで基本出たところで折り合い重視な感じで、⑩ブルベアアシタバ、⑭サクステッド、内から②イダエンペラーに①ショウナンマリブ辺りが続いてこのままタニノフランケルのペースで行くのかなという序盤戦になります。

ただ、500~600mくらいでしょうか、超スローになりそうなところでブルベアアシタバと⑦ミッキーパパイアが1、2番手に上がって3コーナーに向かいます。

前半800mは48.5秒とほぼ平均ペースでしたが、そこから13.2秒-12.9秒とスローに落として最後の直線に。

4コーナーから直線、残り600m地点にかけて、まずは外を回りながら手応え良く先頭に立ったのがサクステッド。

タニノフランケルはインに進路を取ってこちらも早めに追い出しに入り、この2頭の追い比べが結局ラスト400mほど続くことになります。

先団から⑪ヴォウジラール、②イダエンペラーなどの人気馬も追い上げようとしますがやや伸びを欠き、ラスト200mでもう一伸びしてタニノフランケルを突き放したサクステッドが1 3/4馬身差の快勝。

さらに1 3/4馬身離されて、ヴォウジラールが④オウケンムーンの追い込みを1/2馬身抑えて3着。

イダエンペラーは結局①ショウナンマリブからクビ差遅れた6着でした。

上がり3ハロンのレースラップが 11.4 - 10.6 - 11.9と速く、先行していたサクステッドとタニノフランケルがしっかり脚を使って後続を完封したレースでしたね。

3着のオウケンムーンも最後素晴らしい切れでしたが、やはり雨の影響か、想定していたのとは別の馬が瞬発力を発揮したなぁという印象でした。

そんな中でもしっかり対応して2着に入ったタニノフランケルは、やはり実力がありますね。

予想記事でも触れたように、大型馬(この日の馬体重が528kg)で叩いてからの狙いというのが定石でしょうから、今後が楽しみになりました。

同じことは3着のヴォウジラール、6着のイダエンペラーにも言えて、共に500kg前後の大型馬でこの日はスタートも今ひとつでした。

素質的にも叩いての変わり身に期待したいところです。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

ということで、土曜日は3レースと少ないレース数でしたが、この日は小倉で芝1200mのフェニックス賞、札幌で芝1800mのコスモス賞が組まれていました。

コスモス賞のステルヴィオはまあ強かったですね、ということで良いと思うのですが(重馬場でしたし、着差・内容はあまり気にしなくて良いと思います)、驚いたのがフェニックス賞のゴールドクイーン。

もちろん新馬戦の内容も良かったのですが、シニスターミニスター産駒でさすがにダート専用の印象が強かったので、これはノーマークでしたね。

重馬場、洋芝の札幌競馬場の方ならまだ分かるのですが・・・競馬の難しさ、奥深さを改めて思い知らされました。

この後順調なら小倉2歳Sを狙うようで、また取捨に悩んでしまいそうです。

(本命は既にバーニングペスカに決めていますが。)

そんなわけで、ペガッソの件もあり、やはり馬券の調子は戻っていないのだなぁと実感させられた、そんな土曜新馬戦でございました。。。

それでは、おやすみなさい。

最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。