こんばんは。
ヤバイですね。。。もう今週末の出走馬が確定する木曜日の夕方になってしまいました。
先週末の回顧してる場合では無い気もするのですが、やっぱりしないと気持ちが悪いので今日明日でサクッと振り返っていきたいと思います。
それにしても、ちょうどこの土曜日の予想記事でモレイラ騎手について書いたのですが、予想通り彼に振り回される週末になってしまいましたね・・・(私だけでしょうか?)
彼の騎乗スタイルというのは何とも形容しがたく、低い姿勢から人馬一体となって前の馬を捉えに掛かる様子を見ると、何とも言えない凄みを感じます。
一言で言って魅力的にも程があるというか、だからこそつい「もしかしたらモレイラなら」と買ってしまうし、「さすがにモレイラでも・・・」と切った馬を持って来られて後悔したりもするんですよね。あと2日間、悩ましいです。
さて、そんな話はさておき、土曜日の新馬戦4鞍の回顧に行きたいと思います。
もともとは札幌5Rだけに注目、と思っていたのですが小倉5Rも非常に面白いレースでした。見て参りましょう。
土曜日の予想記事は→こちら
◆ 札幌5R新馬戦 芝1500m
予想記事でも触れたように、なかなかの好メンバーが揃った札幌芝1500m戦。
「4強」の中から、最終的には前評判が高かった⑤ミカリーニョが頭一つ抜けた1番人気に。
ダノングレースも私が買った時は単勝8.5倍の4番人気だったのですが結局2番人気(単勝4.0倍)、モレイラ騎手で人気を集めていたイルーシヴグレイスは4番人気に落ち着きました。
ややばらついたスタートから、先行したのは内枠の①ドナジェイダ、②ネオブラスト、④メイショウアドリアに外から⑪ジュリーハーツ。
人気どころの中では私が応援していた⑨トラヴィアータが6番手、それをマークするように直後で⑧ミカリーニョが7番手、さらにその後ろに⑤ダノングレース。
モレイラ騎手の⑬イルーシヴグレイスは後ろから3~4番手ということで、序盤6.9 - 11.3 - 11.8とやや前が飛ばしていたこともあり、人気どころは後ろからじっくりレースを進めます。
4コーナーを回ったところで、一瞬⑪ジュリーハーツが抜け出しを図っておっと思わせましたが、馬場の3分どころから⑧ミカリーニョが鋭く伸びてきて残り200mを切ったあたりで堂々先頭に。
そのまま押し切る態勢かなと思いきや、上手く内を掬うようにして伸びてきた⑤ダノングレースが一騎打ちに持ち込むと、ゴール前これを交わして先頭ゴール。
一瞬の切れを活かした、とても見事な差し切り勝ちでしたね。
本来ならもっと軽い芝でこそ本領発揮できるタイプでしょうし、上のクラスでも引き続き注目していきたいと思います。
レースラップで見ても、ラスト1ハロンが11.8秒と期待通りレベルの高い一戦で、ミカリーニョも今後に向けて期待が高まるレース振りでした。
また、上位2頭が目立つ結果ではありましたが、先行した中では一番頑張っていた⑦ドラゴンハートなども、メンバー次第ではすぐにチャンスが来てもおかしくない内容。
一方「ドビュッシー好き」というだけの理由で本命にした⑨トラヴィアータは残念ながら7着。
ちょっと良いところがありませんでしたが、これからも出てくるたびに応援していく予定なので、使いながら良くなってくれればと思います。
馬券の方は、「8.5倍付くなら」と押さえていたダノングレースが勝ってくれたのは良いものの、最終オッズは4.0倍。
前にも確かこんな事がありましたが、もし買った時点で4.0倍だったら押さえていなかったと思うので、この辺は難しいところですね。。。
外れなくてラッキーだったと前向きに考えたいと思います。。。
◆ 小倉5R新馬戦 芝1200m
このレースは、単勝1倍台の⑪モズスーパーフレアに挑戦ということで穴馬3頭の単勝を小額ずつ買って眺めていましたが、そのモズスーパーフレアがもう1頭の外国産馬ジャスパープリンスとの激しい追い比べを制して新馬勝ち。
何と、勝ち時計は先日バーニングペスカとラブカンプーが出した1.08.7を上回る1.08.5の好タイムで、開催も進んだ中でのこの時計ですから非常に価値がありますね。
レースは、好スタートから逃げる⑦ミンミンレジーナの2番手に控えた形で追走。
前半3ハロンが12.1 - 10.7 - 11.2(34.0秒)と速いペースでしたが、松若騎手はなんとか宥めながらという雰囲気。
3コーナー辺りで我慢しきれないように一気に先頭に立つと、先行馬群の直後、外目にいた武豊騎手の⑨ジャスパープリンスが外からこれを目掛けて進出。4コーナーを回ってからは完全に2等の一騎打ちとなりました。
直線入り口では後方から加速してきた分か、ジャスパープリンスが一瞬前に出るようなシーンもありましたが、ラスト200m辺りからもう一伸びする味な競馬を見せたモズスーパーフレアが最後まで先頭を譲らずゴール。
ラスト3ハロンも11.6 - 11.1 - 11.8と、最後まで11秒台のラップが続く非常に中身の濃い押し切り勝ちで、これはただ単にスピードだけで押し切っただけとも違う、本当に強い競馬でしたね。
レース後は小倉競馬場には滞在せずに帰厩したとの事で、さすがに中1週で再度栗東⇔小倉の輸送は厳しいかもしれませんが、小倉2歳Sに出てくるようならかなりの人気になるでしょう。
(これだけの時計で走った後で、2歳牝馬ということも考えると無理はしてほしくないですが・・・。)
ジャスパープリンスは、森厩舎だしこれを叩いてとか関係なく、もう単純に相手が悪すぎましたね。
バーニングペスカのレースの時にも触れましたが、過去10年間、小倉の新馬戦で1分8秒台を出した馬は全て完勝していて、1.08.6で走って負けるというのはある意味凄いことです。
それにしても、本当にスパイツタウン産駒は凄いですね。。。逆らっちゃいけない競馬でした。
◆ 新潟5R新馬戦 芝2000m
このレースは、単勝11番人気と人気薄の⑫ノーブルバルカンが快勝しました。
予想記事でも「ややレベルの低い混戦」と見て人気薄を中心に買っていたのに引っ掛けることができなかった、ということでちょっと恥ずかしいのですが・・・。
人気どころでは②アメノムラクモ辺りが出遅れ、⑤ミレフォニウムが先頭、外から武藤雅騎手の⑫ノーブルバルカンが2番手でレースは進みます。
ただでさえ先行馬が有利な新潟芝2000m内回りコースで、新馬戦らしい前半1000m1.03.7の超スローペース。
当然前に行った馬が有利で、4コーナーで逃げるミレフォニウムに並びかけていったノーブルバルカンが直線きっちりこれを交わして1着ゴール。
2着も逃げたミレフォニウムで、少し離れた3着になかなか良い脚で突っ込んできたのが⑦ワセダインブルー、4着には大外から追い込んできた⑩インプレスシチーでしたが、これらは勝ち負けまでは至りませんでした。
(3、4着馬の単勝を買っていたのですが残念。)
率直な感想として、時計的にもレース内容的にもあまり見るべきものは無かったかなという印象でしたが、勝ったノーブルバルカンはレースセンスの良さを発揮した快勝でしたね。
この展開で差し込んできた3、4着馬も見どころはあったと思いますので、相手次第といったところでしょうか。
◆ 新潟6R新馬戦 芝1400m
土曜日最後は新潟芝1400m。
このレースは1番人気の⑩マイティーワークスが1着、2~5着が全て二桁人気ということで、極端な結果となりましたね。
勝春騎手だからと言って嫌わずに、マイティーワークスから定石通り内枠に流しておけば取れたんじゃないかと、終わった後に言ったところで何の意味もない訳ですが、勝ったマイティーワークスはなかなか強い競馬。
このレースもばらついたスタートで、逃げたのは内から②カイトセブン。
外から競りかける馬もおらず、600m35.3秒、800m47.2秒と1400m戦としてはゆったりとした流れでレースが進みます。
そんな中、マイティーワークスはあまり良いスタートではなかったのですが、3コーナーまでに5番手辺りまでリカバリーすると、直線では先行各馬の外に持ち出してスパート。
逃げていたカイトセブンもしぶとく抵抗しましたが、ラスト100mを切った辺りで一気に突き放し、1 3/4馬身差をつけて快勝しました。
逃げ粘ったカイトセブン、最後鋭く追い込んでこれにクビ差まで迫った①アイスフィヨルドともに、私は穴馬としてもマークすることができていませんでしたが、良い競馬をしましたね。
私が期待していたロードカナロア産駒の⑥メイモアナは、好スタートを切ったものの終始押しながらの追走で、もしかしたら1600m、1800mの方が良いタイプなのかもしれません。
新潟5Rに続き、ここはレースレベル的にちょっと今一つかなという印象でした。
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ということで、さらっと見て参りました。
札幌5Rのレベルも期待通り高かったのですが、この日はとにかく小倉5Rですね。
いわゆる「マル外」がスピード能力を見せつけるなんて競馬もあまり最近では見なくなっていますし、それほど期待していなかっただけに「ギャップ萌え」というか、かえって印象が高まりました。
2頭とも早熟傾向であることは間違いないのでしょうが、短距離路線での活躍が今後も期待できるかと思います。
それでは、ようやく時間が自由に使えるようになったので、すぐに日曜の回顧に取り掛かりたいと思います。
最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。