人生は競馬と共に

中央競馬の新馬戦・重賞を中心に、競馬について気ままに書いていきます。

【新馬戦回顧】9/2(土)、9/3(日) 「夏の新馬戦、単勝チャレンジ」の結果も。

おはようございます。

あっという間に水曜日になってしまいましたが、先週末の新馬戦を回顧しておきたいと思います。

夏競馬ラストウィークは、土曜日2鞍に日曜日3鞍の計5レースということで、一気に行ってしまいますね。

地味に続けてきた「夏の新馬単勝勝負」も無事完走。

辛うじてプラスで乗り切ることが出来ましたが、結果のまとめも最後にご紹介しますね。

※土曜日の予想記事は→こちら

※日曜日の予想記事は→こちら

◆9/2(土) 札幌5R新馬戦 芝1500m

このレースは、オッズの上でも「2強」を形成していた⑩サトノテラスと⑥スズカフェラリー、難しい2択と予想記事でも書いていましたが、勝ったのは福永騎手騎乗の2番人気馬、スズカフェニックス産駒のスズカフェラリーでした。

そもそもオルフェーヴル産駒で藤沢厩舎×ルメール騎手、サトノアレスの下という良血のサトノテラズがもっと被った人気で、少し離されてスズカフェラリーと想定していたのですが、意外と競った人気に。

私は初戦なら仕上がりの良いスズカフェラリーではないかと思ってこちらを買ったわけですが、終わってみれば3 1/2馬身差の圧勝でしたね。

このレースは新馬戦にしては珍しく大きな出遅れのないスタートでしたが、中でも⑧コスモダリアが好スタート。

内から②クルーズヴォイスもダッシュよく飛び出して、こちらがハナに立ちます。

見るからにゆったりとした流れで団子状態の中、⑩サトノテラスは6~7番手の外、⑥スズカフェラリーは必死に押さえながらこれをマークする形で集団の後方外目を追走、その内に2着に入った⑤アンブロジオという態勢で進んでいきます。

「2強」のうち、先に動いたのはサトノテラスのルメール騎手で、残り800m~600mにかけて外から先団の手前まで押し上げていくと、すぐさま福永騎手も付いていきます。

すると残り400mの標識から直線にかけて、今度は外のスズカフェラリーの方が再加速して、サトノテラスを一気に交わして先頭に。

サトノも内から抵抗を試みますが、2頭の追い比べの形まで持ち込むこともできず、見る間にスズカフェラリーに突き放されてしまいます。

スズカはそのまま余裕を持って1着フィニッシュ、2着も3~4コーナーでスズカフェラリーにフタをされ、いったん脚を溜めた形になった⑤アンブロジオがサトノテラスを内から交わして上がりました。

430kgと小柄な牝馬で、この時計のかかる札幌の芝がどうかなと思ったのですが(実際、勝ち時計の1.32.9というのはまるでマイル戦のような時計ですよね・・・)、力強いフットワークで全く問題ありませんでした。

仕上がりの良さと、素晴らしい瞬発力を活かした形で、福永騎手も久々の新馬戦勝ちでしたね。

今年の札幌開催最後の新馬戦、個人的にも的中できて良かったです。

サトノテラスは逆に528kgの大型馬で、ここを叩いての変わり身に期待といったところでしょうか。

思わぬ完敗でしたが、仕上がりの良さを活かして2着に頑張ったアンブロジオ共々、次走も引き続き注目したいと思います。

◆9/2(土) 新潟5R新馬戦 芝1400m

土曜日は新馬戦が2レースのみと寂しい感じでしたが、こちらは単勝1.7倍と断然の支持を集めたロードカナロア産駒⑥ダノンスマッシュに挑戦、ということで手広く単勝を買っていましたが、本命にした2番人気馬、⑯ランスマンが見事接戦を制してくれました。

こちらは新馬戦らしいバラバラっとしたスタートとなりましたが、まずダッシュよく飛び出したのは⑩サイモンルチアーノで、さらに⑤エスターテと1番人気の⑥ダノンスマッシュも負けじと先行態勢。

ダノンスマッシュは戸崎騎手が必死に押さえながらの追走という感じで、外から上がってきた⑬ケルース、⑰アルベルティーヌ辺りと並ぶようにして3~4コーナーを曲がっていきます。

見るからに苦しい展開になってしまった感じで、これだけの前向きさとスピードですから、1200mの方が向いているのかもしれませんね。

2番人気の⑯ランスマンは、やや行き脚が付かなかったものの、外枠から無理せず中団に付けると、直線は先行馬群の外に持ち出して前を追います。

馬体重550kgというのも凄いですが、その走りもパワフルそのもの。

そういった意味では外枠もプラスに働いたのでしょうし、長い直線でじっくりエンジンを吹かしながら加速していった感じで、残り200~100m辺りでダノンスマッシュを交わします。

ダノンスマッシュもここから非常にしぶとく、内から必死に抵抗を試みますが、ランスマンがアタマ差これを押さえて新馬戦勝ち。

フルゲートの芝1400m戦ということで、外枠が嫌われたのかなとは思いますが、それにしても2番人気で単勝7.6倍とは。

馬券的には非常に美味しかったですね。

私の夏競馬単勝チャレンジのプラス収支が確定する勝利でもあり、際どい勝負を制してくれた内田騎手とランスマンに感謝したいと思います。

惜しくも2着だったダノンスマッシュに関しては、前述の通り展開が厳しかったという一言に尽きますね。

あれで惨敗しないというのは逆に驚きなくらいで、次はよっぽどの相手じゃない限り大丈夫でしょう。

勝ったランスマンも、これだけの大型馬ですから叩いてより良くなるでしょうし、ランスマン同様スタートが今ひとつだった3着の⑭ナイルデルタも、上がり最速で突っ込んできていたように見せ場はたっぷりでした。

意外と(?)面白いレースでしたね。

◆9/3(日) 小倉5R新馬戦 芝1800m

夏の小倉開催最後の新馬戦は芝1800m。

例によって単勝1倍台に挑戦、ということでこのレースの「敵」はディープインパクト産駒の⑧レッドヴァールでした。

スタートそのものよりもゲートを出たあとの出脚がバラバラな印象の16頭でしたが、好スタートを切ったレッドヴァールは内から逃げた④ノーブルスピリットをマークするように2番手に付けるという完璧な序盤。

一方、結果的に1着となった⑨メイショウテッコンはやや左右にヨレ気味のスタートでしたが、すぐにリカバーして7番手辺り、先行馬群の一番後ろで1~2コーナーに入ります。

逃げたノーブルスピリットの川田騎手が必死に抑えながら前半800m51.7秒、1000m64.1秒の超スローペースで展開する上がり勝負の競馬。

当然2番手に付けていたレッドヴァールの浜中騎手は上手く行っているなぁと感じていたはずで、4コーナー手前で逃げ馬を交わすと、あとは直線後ろを突き放すだけの勝ちパターンに持ち込みます。

そこに外から勢い良く襲いかかったのが勝ったメイショウテッコン。

レッドヴァールは抜け出してちょっと気を抜いてしまったでしょうか。

一気に交わされると、そこからは最後までよく食い下がっていましたが、ゴールまで末脚が鈍らなかったメイショウテッコンを差し返すことはできず、悔しい2着でデビュー戦を終えました。

1キロ減の効果もあったでしょうが、ラスト3ハロンのレースラップが11.9 - 11.7 - 11.4というこの流れを外から差し切ったメイショウテッコンは中々の切れ味を見せましたね。

単勝を買っておきながらなんですが、鮫島克駿騎手が本当に勝つとはあまり思っていなかったフシもあり、大変失礼いたしました・・・

(オッズも10倍を切っていましたし、思っていた以上にレッドヴァールが負けるかも、と思っていた人も多かったのですね。)

レッドヴァールにしてみれば、結果論としてもう少し流れたほうが良かったというのはあったかもしれませんが、それでも折り合いも許容範囲内、コーナリングもスムーズ、仕掛けのタイミングもバッチリに見えましたので、これは勝ち馬の牝馬らしい決め手に屈した、ということであきらめるしか無いのかなと思います。

断然の1番人気馬として、最低限の競馬は出来たのではないでしょうか。

個人的に惜しかったなぁと思ったのが4着の⑩ボリウッド

上手く3番手で流れに乗り、レッドヴァールに続いて直線に入っていき、外から勝ち馬が来たときも一瞬併せに行けそうな雰囲気もあったのですが、微妙に追い辛いシーンもあったか、最後は追い込んできたリバプールタウンにハナ差交わされて4着に。

別に複勝を勝っていたわけでもなんでもないのですが、穴馬として注目していただけに、気持ち的には馬券圏内に頑張ってほしかったなぁと思います。普通に良い馬だと思いますので、次走も注目です。

◆9/3(日) 新潟5R新馬戦 芝1800m

ここは7~8頭の大混戦かなと見ていましたが、最終的にはデムーロ騎手の⑤サンリヴァルが1番人気だったのですね。

私が買った時は7.2倍だったのですが・・・。

ちゃんと出た馬と普通だった馬と出遅れた馬が1/3ずつくらいという印象のスタートでしたが、内から好スタート、好ダッシュを見せたのが②バケットリストと①アメリカンツイスト。

サンリヴァルは2頭から4~5馬身とかなり間を取った3番手でマイペース。

③オスカーレーヴ、⑩プロトスターが続いて、その後ろ4頭ほど固まった中の一番外が2着に入った⑭キングスヴァリュー、更にその後ろ、中団の内に③着に入った⑥ナラトゥリスが追走します。

前半800mが50.2秒、1000mが63.5秒のスローペースで、新潟芝外回りの新馬戦としては標準的に見えますが、先団がバラけていたことを考えると、3番手のサンリヴァル以下は相当のスローだったと思います。

最後の直線に入り、さすがに中々抜け出すことは出来ませんでしたが、残り200m手前辺りでようやく先に抜け出した①アメリカンツイストを交わして先頭に。

さらに外から伸びてきたキングスヴァリューに馬体を併せるように外に寄っていった時に⑩プロトスターの進路が狭くなったということで、デムーロ騎手は10万円の過怠金を喰らってしまいましたが、そのキングスヴァリューとの叩き合いを最後まで凌ぎきり、大外から追い込んできた⑥ナラトゥリスと3頭の大接戦を見事制しました。

プロトスターの件については、パトロールビデオを見る限りどちらかと言うとまず外から来たキングスヴァリューに怯むようにプロトスターが内に切れ込んでいて、その過程で内から外に寄っていったサンリヴァルと交錯しただけなようにも見えるのですが。

このケースだと前の馬と騎手が悪いということになってしまうのですね。。。

いずれにしても、3頭の際どい争いで白熱したゴール前でした。

このレース、本当に予想してて難しいなぁと思っていて、予想記事で書いたように、15頭中消せた馬が⑧と⑮2頭のみ。

その2頭がビリから2、3番目の13、14着だったのはまぁ良いのですが、そのさらに後ろの15着が、なんと単勝を買っていた⑫ササノユキオルフェ。

結果的に、「単勝を買った2頭が1着とビリ」、ということで何だか面白いなぁと思っただけなのですが、一体何があったんだササノユキオルフェ・・・

(後方のまま、絵に描いたような「馬場掃除」でしたね。。。)

◆9/3(日) 新潟6R新馬戦 ダ1200m

そして、夏競馬ラスト新馬戦が新潟ダート1200m戦。

白毛馬の⑤ハウナニが予想通りの1番人気。

白毛な上に動きも中々良いということで人気になるのも当然ですし、勝てば勝ったで盛り上がるからいいかな、と思っていましたが、この馬の単勝には全く妙味がないので私は他の馬で。

5Rに続いてデムーロ騎手の⑫ディライトプロミス中心に買っていましたが、こちらは4着とダメでしたね。

勝ったのは3番人気の①セイウンスパイで、形としては600m37.0秒、800m50.4秒のスローペースを前に付けた2頭の「行った行った」ではありましたが、2着の三浦皇成騎手、⑭ソングオブファイアとの一騎打ちを制して3着のハウナニに5馬身付けたレースぶりは中々見ごたえがあるものでした。

ソングオブファイアも残り100mくらいの地点では先頭に立とうかという勢いでしたが、最後までセイウンスパイがよく頑張りました。

西山氏も何気に今年の新馬戦、絶好調ですね。

評価が難しいのが3着のハウナニ。

好スタートから3番手でうまく流れに乗っていただけに、ラストで前の2頭と離されてしまったのは若干物足りないですし、距離の1200mも、もっと言うとダートもどうかなという気はしますが、

これだけ白いと目でも追いかけやすいですし(笑)、今後も引き続き注目したいと思います。

掲示板の5頭に関しては4角の通過順がそのまま着順になったということで、内容的にはあまり印象に残らないレースだったかなと思います。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 

ということで、6月3日から地味に続けてきた「夏の2歳単勝」効果を狙った新馬単勝勝負。

JRAのキャンペーン自体は未勝利もオープンクラスの競争も対象となるのですが、新馬戦のみ、99レース全てで単勝馬券を買ってきました。

夏競馬後半は本当に苦しみましたが、最後の週は土日5レース中4レース的中ということで、何とかプラス収支に。

ちょっと話は逸れますが、今朝とらじろさんのブログを読んでいて、やっぱり8月は調子が悪かったとのこと。

最近どうも難しいなぁと感じていたのは私だけではなかったのですね。良かったよかった(当たってないんだから良くないんだけど・・・)。

何となくですが、先週末だけは普通の感覚で買える新馬戦に戻ってくれたような気がしますが。

あ、9月になったからかも(笑)。

さて、何はともあれトータルの結果はこんな感じになりました。

レース数    99レース

的中数   36レース

購入額    262,000円

払戻額    276,300円

的中率      36.4%

回収率      105.5%

おぉ、かろうじて回収率105%超えましたね。

これは、5%上乗せがあってもなくてもプラスだった・・・はずなのかな?ちゃんと検証しないと本当は分からない話ですが、そういうことにしておきましょう。

(実は、このキャンペーンで単勝オッズがいくら動いたのかはJRAのHPで公表されています。1倍台だと上乗せ0だったりして、当たり前ですが高配当の時のほうが単勝オッズの上がり幅も大きいです。)

それにしても99レース、実に中途半端ですね(笑)。1レースもお休みせずに予想して、買って、回顧も出来たのは素直に良かったなぁと思うのですが。

実は私、単勝馬券をこんなに買ったのは生まれて初めてだと思います。

馬券買うのは大体馬連中心ですし、本命馬を選ぶ基準も「勝てる馬」というよりは「軸に向いている馬」という感じ。

そういう意味では、結果は何とも地味な感じに終わってしまいましたが、色々と試行錯誤しながらやってみて、非常に良い経験になりました。

プラスになった1万円強で、子供に新しい仮面ライダーのベルトでも買ってあげようかな(笑)。

秋も2歳単勝キャンペーンは続くらしいのですが、「単勝縛り」はこれでいったん終了して、今週末からは普通の予想スタイルに戻そうと思います。

本当は今週、ここまでのデータ関係も記事にしたかったのですが、仕事の都合で難しいかも。。。

データ自体は取ってあるので、一部でもご紹介できるように、頑張りたいと思います。

それでは、本日も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。