こんにちは。
三連休、3日間連続開催だった先週末。
三連休たっぷり競馬を楽しんだ一方で、平日は今日を入れても4日しか無いわけで・・・
なんだかこれはこれで、日頃のリズムが狂ってしまいますね。
きっと競馬関係者も出馬投票やら何やら大変なだろうなぁなんて思ってしまいますが、個人的には存分に楽しめた3日間でした。
今週もそれほど頻繁には更新できなさそうなのですが、まずは取り急ぎ先週末に行われた3重賞を回顧して参りたいと思います。
さすがにそれぞれ詳細に振り返るのは時間的にも難しいので、結果とレース内容、次(本番)に向けた展望を軽くコメントする程度になります。
予めご了承下さい。
※土曜日の予想記事は→こちら
※日曜日の予想記事は→こちら
※月曜日の予想記事は→こちら
◆ 第3回サウジアラビアロイヤルC 回顧
まずは土曜日に行われた2歳重賞、サウジアラビアRCから。
3日間存分に競馬を楽しんだ後だと、なんだか遠い昔のような気がしますね。。。
全然関係ない話なのですが、サウジアラビアって有名な国なのに行ったことがあるって人にはほとんど会わないですよね。
恐らく日本人にとって入国ビザを貰うためのハードルが最も高い国の一つで、いつか行ってみたいものだなぁと、なんとなくこのレース名見ながら考えてました(笑)。
ただでさえ時間がないのに、脱線してしまいました。上記が全馬の着順・着差です。
向こう正面で④ボウルズが外側に斜行(というか逃避したに近いヨレ方でしたよね。)して⑥ダブルシャープ、⑧メルムサールおよび⑩バイオレントブローの走行をを妨害したとのことで、小牧騎手が騎乗停止処分を受けていますね。
ただ、そんな事は関係ないくらい、上位2頭は本当に強かった。
この日の馬場状態はやや重から良に回復する途中で、まだほとんど荒れていない開幕初日の馬場ではありましたが、やはりインコースから先に乾いて来ていたのかなと思います。
とは言え。
公式発表は「稍重」の馬場で、その乾いてきたインを通ったにしても1分33秒0の2歳レコード。
残り300m辺りで逃げたハクサンフエロを捉えると、あとは後続を寄せ付けない圧勝で、ただただ強かったとしか表現しようがない、そんなレース振りでした。
そして。
私の本命・対抗⑭テンクウと⑬カーボナードが仲良く併せ馬でこれを追い上げるも逆に突き放されてしまって、
「あぁ、やっぱりダノンプレミアムは強かったな。でも2頭軸の三連複は当たったな」
と思っていた矢先、外からまさに矢のような伸び脚で私の夢を打ち砕いたのが⑯ステルヴィオ。
道中はなかなか行き脚がつかず、後方で外々を回されて直線も大外に出さざるを得ないという、まさにフルゲートの外枠に入ってしまったことで懸念された通りのレース内容だったにも関わらず、内より伸びにくいはずの外から上がり33.5秒で2着。
ダノンプレミアムがあれだけの強さを見せただけに迂闊に「この馬が一番強い競馬をした」とは言えないですが、この馬も力があるところを見せてくれた、というのは確かかなと思います。
このレース振りを見ると、やはり距離はマイルが良いですね。
この2頭が今後どのような路線に向かうのかは分かりませんが、今後が楽しみになる、そんなサウジアラビアRCだったのではないでしょうか。
馬券も気持ちよく当たれば良かったのですが・・・せっかくの(?)雨でここまで堅い結果は考えていませんでした。
テンクウもカーボナードも、精一杯の競馬はしてくれましたし、ステルヴィオの末脚は本当に想定外でしたが、悔いのない予想はできたかなと思います。
③シュヴァルボンバーも積極的な競馬を見せましたし、ホッカイドウ競馬から遠征の⑥ダブルシャープも6着と頑張りました。
上位人気馬がそれぞれに力を出し切った、好レースだったと思います。
◆ 第68回毎日王冠 回顧
どんどん行きます。
次は日曜日に行われた毎日王冠。
この日のニュース記事や実況ももしかしたらそんな事言ってたかもしれませんが、「復活」という表現が目立ったリアルスティールの勝利。
私の頭には浮かばなかった表現ですが、そうゆうイメージになるんですね。
ドバイターフ以来、ということでそこまで勝ちから遠ざかっていたわけでもないかなとは思うのですが、でも昨年の秋から順調さを欠いて、今年の春はドバイのレースを使うことが出来ませんでしたし、まぁ「復活」なんですかね。
個人的に印象深かったのは、勝ったこともさることながら、そのレースぶりですね。
もともと折り合いが難しいイメージが強い同馬で、しかも休み明けですから私も予想記事の中で「折り合わないようなら逃げてしまってもいいんじゃないか」みたいな書き方をしたのですが、なんのなんの。
中団でぴったり折り合って、直線も落ち着いて外に出してから坂の上りにかけてタイミングよく追い出す、完璧な内容。
当然本命なので注目しながら観ていましたが、この感じなら直線弾けてくれるだろう、と安心して見ていられました。
個人的に、リアルスティールに関しては距離もピッタリで調教でもかなり仕上げてきているここが勝負で、本番では狙いを下げようかなと思っていたのですが、このデキをキープ出来るようなら、天皇賞(秋)でも本命候補として検討が必要ですね。
ただ、天皇賞ではなくブリーダーズカップに向かうプランもあるとか。
夢のある話ですが(もしかして天皇賞のジョッキーが未定だったりするのでしょうか?)、個人的にはキタサンブラックが出走予定の天皇賞(秋)で見てみたいところです。
その天皇賞に向けてという意味では一気に暗雲が立ち込めてしまったのが①ソウルスターリング。
まさかの8着という結果に終わってしまいました。
スタート直後から、③ダイワキャグニー、⑥マッチレスヒーローらとの先行争いがなかなか落ち着かずにハナに立つまでに時間がかかったこと、そもそも今まで経験のない逃げる形になってしまったこと。
それらを考慮しても直線早々に手応えがなくなるレース内容からは、本番への希望は見出しにくいというのが率直な感想です。
バブルの時は、負けはしたけどこの路線でも十分やれそうだな、という手応えを感じたので。
今のところは予定通り天皇賞(秋)に向かう予定とのことですが、人気は結構落としそうですね。
2着のサトノアラジンも、久々と斤量差を考えればパーフェクトに近いレース内容。
本番では、さらに距離が伸びる点と、枠順・展開等がハマるかどうかという点がポイントにはなりますが、とにかくトライアルとしては文句ない結果・内容でした。
個人的に悔しかったのが3着争い。△ダイワキャグニーがインで必死に粘るのを、外から無印グレーターロンドンがハナ差交わしたところがゴールでした。
ソウルスターリングが飛んで三連複も三連単も結構な高配当だったので惜しかったなぁという悔しさと、そもそもグレーターロンドンを切ることは無かったのに、という悔しさと。
ダイワキャグニーに関しては、ソウルスターリングが思いの外早くアラアラになってしまったことで早く先頭に立つのが嫌だったのか、切れる馬ではないのに追い出しを我慢しすぎたのかなという印象も受けましたが、まぁ逆にハナ差で馬券が当たるたることもあるわけですから仕方がありませんね。
グレーターロンドンは、賞金を加算できなかったのは痛いですが、この先は予定通り天皇賞(秋)なのでしょうか。もし出られるのであれば、やはり距離と展開(馬場状態)が鍵になりそうですね。
昨年同様、スローペースでも外差しが決まる展開になりましたが、ダイワキャグニー、ヤングマンパワーら先行勢も見せ場を作る好レースだったと思います。
そして、ワンアンドオンリーがソウルスターリングに先着したことも、小さく強調しておきたいと思います(笑)。
復活も近いかも。
◆ 第52回京都大賞典
そして最後に、昨日の京都大賞典を。
流石にこのレースは記憶にも新しいところですね。
個人的な予想との関係で言うと、
「なんだか不思議なレースだったなぁ」
というのが率直な感想です。
ある程度前につけるだろうと思っていた馬たちが後方から競馬をして、逆に後方からだろうと思っていたトーセンバジルが先行策を取って。
前残りの馬場だろうと思っていたのが7歳牝馬が後方一気で突き抜けて。
普通、展開予想や馬場読みが外れた場合って予想も惨敗なのですが、一周回って惜しい結果に(笑)。
それでも「当たり」じゃなく「惜しい」ってのが。。。
その意味でも、まず最初の驚きはトーセンバジルの先行策でしたし、そこからの粘り込みもお見事でした。
スタート直後、岩田騎手は明確に馬を出していっていて、逃げ馬不在でスローペースと読んだのか、前走の悔しい敗戦から練りに練った作戦だったのか。
この馬がスタート後にポジションを取りに行ったのは恐らく未勝利戦以来で、これは誰も予想できなかったのではないでしょうか。
2着に負けてはしまいましたが、岩田騎手はやっぱり調子良いですね。
普通なら勝っていたレースだったと思います。
そして、もうひとつの驚き、内枠に固まった有力各馬のポジションですが、スタート直後にごちゃ付いたのが原因なのでしょうか。
パトロールを見ても正直良くわからない部分はあるのですが、スタート直後外にヨレた①プロレタリアトと、好スタートから内ラチを目掛けて上がりかけた⑤ミッキーロケットとに、スタートが今ひとつだったその間の3頭がまとめて挟まれてしまったような、そんな感じだったのでしょうか。
そして、意外と先行ポジション争いが激しくなったこともあり、3頭とも後方で脚を溜める作戦(恐らくプランBだったんじゃないかとは思うのですが。。。)に切り替えたのかな、とそんな印象を受けました。
我々ファンが展開予想するのと同じように、というか当たり前ですが各ジョッキーも真剣に作戦を練ってくるわけで、我々の展開予想が外れるケースは多々あるのですが(・・・「だから展開予想はしても意味ない」、という論調に対しては私は否定的なのですが、)古馬が中心のGⅡでここまで想定外の展開になるケースもかなり珍しいと思います。
特に勝ったスマートレイアー・武豊騎手のコンビは冷静沈着というか、直線のコース取り含めて完璧でしたね。
シュヴァルグランのミルコ・デムーロ騎手が坂の下りから勢い良く捲くっていって盛大に大外を回していったのとは対象的に、4コーナーまでインでしっかり脚を溜めて、直線入り口でインの空いたスペースにエスコートする、非常に武豊騎手らしい騎乗。
見ていて胸がすくような、気持の良い末脚でした。
そして、そのシュヴァルグランですが、まぁ昨日のレースに関しては仕方がないですかね。
あれだけチグハグな競馬をして、それでもなお勝てるほどには(仕上がり状態や斤量差含めて)他馬との差がなかったということでしょう。
欲を言えば最後トーセンバジルは交わしてほしかったなというのと、デムーロ騎手と手が合うのかどうか微妙かもしれない、とは思いましたが。
「調子に乗って手がつけられない」、ではなく「調子に乗りすぎて雑になる」イタリア人気質が出てしまったかもしれませんね(笑)。
ちょっとだけ懸念していた天皇賞(春)から続く疲労の影響的なものは感じられなかったので、あとは本番に向けて、状態を上げていって欲しいと思います。
(予想記事で書いたように、今年のJCでの本命候補1番手であることは変わらないです。)
その他、人気どころでは②サウンズオブアースが13着と大敗してしまいました。
横山典騎手は季節外れの暑さに敗因を求めていたようですが、本当でしょうか・・・
京都競馬場では安定していただけに、さすがに負けすぎな気がして、立て直せるのかちょっと心配ですね。
さて、本当にざっとですが、先週末の3重賞を振り返りました。
重賞も新馬戦も、最悪結果の取りまとめだけでも残しておかないと、どんどん記憶から薄れていってしまいますので、これからもなるべくアップしていきたいと思います。
今週末はGⅠ秋華賞。
いよいよ本格的に秋のGⅠシリーズが始まります。
個人的には土曜日のプラタナス賞、ルヴァンスレーヴも楽しみにしています。
北陸出張が入っていなければ現地に見に行きたかったなぁ・・・
それでは、できれば週中に新馬戦のまとめかGⅠの展望記事を上げたいと思いますので、またお読みいただけたら嬉しいです。
最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。