人生は競馬と共に

中央競馬の新馬戦・重賞を中心に、競馬について気ままに書いていきます。

【重賞展望】第22回秋華賞 ローズS組の巻き返し、なるか。

こんにちは。

今、実は大阪に来ているのですが、予定していた仕事がキャンセルになってしまいまして、思わぬ形で競馬に時間を取れることとなりました。

それでもごく簡単なものになってしまいそうなのですが、ざっと過去5年間の成績を眺めて思い出に浸りつつ、週末に向けて気持ちを盛り上げて参りましょう。

過去5年連対馬データ

◆ 脚質・展開

これは昨年も触れた通り、

「ペースが落ち着けば前残りが多い京都芝2000mだけど、ペースが上がりやすく 各馬の仕掛けが早いGⅠ秋華賞では差し・追い込みが決まる。」

ということで良いかなと思います。

果たして昨年も、1000m通過が59.9と平均ペース、GⅠと考えればやや遅いくらいの流れにも関わらず、好位差しの決着でしたね。

(3着は4角5番手のカイザーバルでした。)

表中唯一の例外と言っても良いのが2012年のヴィルシーナで、これは良馬場で1.02.2のスローペースもあったでしょうし、そもそもこの年はジェンティルドンナヴィルシーナの力が抜けていたという解釈で良いと思います。

今年に関して言えば、桜花賞でハイペースを演じたカワキタエンカにクイーンSでハイペースを押し切ったアエロリットがレースを引っ張る展開が予想されますから、少なくともスローは無さそうで、基本的には差し脚質が中心と考えておいたほうが良さそうですね。

ちなみに、Targetを使って過去10年のデータで見てみると、逃げ馬と追い込み馬の勝利はなく、先行馬2勝に差し馬8勝と、あまり後方からは勝ち切るまで行かない傾向がある、という点にも注意したい所です。

同様のデータからは、上がり最速馬の成績も【1 2 0 8】とそこまで活躍しておらず、上がり3位~5位あたりが勝率・単回値とも優秀なようです。

イメージ的には、「好位~中団に付けて、ソコソコの上がりを使える馬」という感じでしょうか。

今年は前述のカワキタエンカにアエロリット、またファンディーナなど力のある逃げ・先行タイプが多い印象ですが、どうなりますか。

◆ 人気

昨年ももしかしたら同じことを書いたかもしれませんが、ティコティコタックとかの影響で荒れるイメージが何となくある秋華賞ですが、意外と堅く収まっていますよね。

過去10年まで拡げてみても、1、2、3番人気が仲良く3勝ずつ。

残りの1勝が08年のブラックエンブレム11番人気ですからまた極端ですが、、、

今年はアエロリット、ディアドラ、リスグラシュー辺りが上位人気でしょうか。

ちょっとファンディーナの人気が読めませんが、ローズSでも2.9倍とそこまで支持を集めていたわけではないので、今回はちょっと人気を落としそうな気がしています。

2、3着には人気薄も入っていますので、先程の脚質を踏まえると、ディアドラかリスグラシュー、あるいはアエロリットを軸に、本命に絞るか、又は中穴狙いみたいな感じが良さそうに見えます。

◆ 枠順

枠順に関しては、圧倒的に内が有利、というわけでもないようですね。

逆に馬番で言うと、①~③番枠は過去10年遡っても勝ち馬なし(①番は2着4回で複回値128ですが。)、勝ち馬は④~⑦番枠と⑬番枠より外、と極端な成績になっているようです。

イメージ、本命にするような実力馬はあまり枠を気にせず、相手を選ぶ際は内枠でうまく捌けそうな関西の騎手を狙う、という感じでしょうか。

「関西」と言えば、上記の表で関東馬ヌーヴォレコルトのみで、実は3着馬も全て関西馬です。

勝ち馬は10年のアパパネまで遡らなければならず、この傾向は頭に入れておいたほうが良さそうですね。

過去5年前走データ

続いて、過去5年連対馬の前走データです。

まず目につくのは、

オークス→休養→ローズS→本番」

といういわゆる王道路線ですね。

この組に関しては、ローズSの着順は不問と考えて良さそうですが、それでも5着以内には入っていてほしいですね。

昨年も桜花賞馬ジュエラーが桜花賞以来のローズS11着から、懸命の調整虚しく4着が精一杯だったのも記憶に新しいところです。

今年のメンバーで言えば、モズカッチャン、レーヌミノルリスグラシュー辺りが該当しますが、ローズS7着だったモズカッチャンは、いくら叩き台とは言え負けすぎでしょうか。

前々走が皐月賞ということでさらに変則的なファンディーナも同レース6着でしたが、これは休養期間が長かったことで許容できるかどうか、中間の調教は精力的ではあるもののそこまで強くないようにも見受けられますが、どうなりますか。

あと1点、昨年紫苑S組のワン・ツーだったのがGⅡに昇格した効果なのかどうか。

昨年はシンハライトの離脱という特殊要因があったこと、今年に関しては明らかにローズS組の方が豪華メンバーだったことからやはりローズS組が優勢かな、というのが個人的な意見なのですが。

紫苑Sをステップに選んで権利を獲得してきた関西馬」という意味ではディアドラに、先程のローズS紫苑Sに変えれば、「オークス→休養→紫苑S→本番」というステップのブラックオニキスにもちょっと注目してみたいと思っています。

また、そもそもローズS云々はさて置いても、連対馬の前走着順は全て5着以内なわけで、やはり牝馬同士の1戦、直近の調子を重視したほうが良さそうです。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 

ということで、簡単にではありますが、ざっと眺めて参りました。

強い3歳牝馬、と言われ続けてきたこの世代ですが、両横綱格ともいえるソウルスターリングとアドマイヤミヤビが不在で、皐月賞に挑戦したファンディーナがやや苦しんでいる現状。

個人的にはリスグラシューからやや穴狙いで行こうかな、と現段階では考えています。

(岩田騎手が継続騎乗なら自信を持ってディアドラだったのですが・・・ちょっと考え中です。)

あっという間に木曜日で、今日枠順も決まります。

あと3日間、しっかり予想していきたいと思います。

本日も最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。