人生は競馬と共に

中央競馬の新馬戦・重賞を中心に、競馬について気ままに書いていきます。

2018年桜花賞の回顧 思わず言葉を失う末脚でした。

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こんばんは、umassyです。
なんで今日は月曜日なのにこんな眠いんだろ?と思ったら、朝早起きして大谷選手の中継を見ていたからでした。

もう笑うしか無いような大活躍振りで、最高に気持ちの良い1週間の始まりだったわけっですが、これDAZNとか契約しとかないと応援に熱中して会社に遅刻する人が続出するのでは。
(そんな事してたらギガが持たないという別の問題も発生してきますが。笑)

それに引き換えサッカーの方は・・・と、この話題は止しておきましょう。

 

そして、昨日の桜花賞。
アーモンドアイの強さも、まさに笑うしかないという感じでしたね。

 

思わずこんなツイートをしてしまいましたが、何と表現すればよいのでしょう。
テレビ(GCのネット中継)観戦ではありましたが、場内から伝わるどよめきというか静寂がしばらく続いて。

グリーンチャンネルのスタジオでもしばらくの間、うまく言葉が出てこない雰囲気で。

GⅠレースが超大穴で決まったとき(クィーンスプマンテとテイエムプリキュアで前残りだったエリザベス女王杯みたいな)に似たような感じになることはあっても、勝ったのは2番人気に支持されていたアーモンドアイ。
確かに単勝1倍台のラッキーライラックが2着に敗れたという見方も出来なくはないですが、アーモンドアイだって単勝3.9倍なわけで、応援していたファンも大勢いたはずなのに。

 

期待や予想を上回る衝撃を目の当たりにすると、人って言葉を失ってしまうんだなぁ、とそんな事を感じた桜花賞。

簡単にではありますが、振り返りたいと思います。

 

桜花賞2018 回顧

レース結果

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コメント

なんか、前書き書いてて思ったのですが(今日は先に前書きを書くパターン)、このレースに関しては映像を御覧ください、の一言で良いような気もしてきました(笑)。

すっかり1日ちょっと前の記憶が吹き飛んでしまうようなインパクトでしたが、レース前、注目は桜花賞で不利とされる1枠1番を引いてしまった大本命馬がどのようなレースを見せてくれるのか。
包まれずに上手く運んで抜け出すことはできるのか、石橋脩騎手がGⅠでの単勝1倍台というきっと底知れないであろうプレッシャーに打ち勝つことができるのか。
その1点だったように思いますし、その観点から言えば、①ラッキーライラックと石橋脩騎手のコンビは完璧なレースを見せてくれたと評価して良いでしょう。

阪神JFよりもチューリップ賞よりも速い、むしろ17頭中1番だったのではないかという好スタートを決めると、予想通りある程度前に出していきつつ⑪コーディエライト以下の上がりを待つ、本人もプラン通りとコメントしていた序盤戦。

1ハロンほど走った所でようやく外からコーディエライト、⑩アンヴァルに⑱ツヅミモン辺りが交わしていくと、3~4番手、2列目ポケットを確保。
やや外に出しながら⑤レッドサクヤが単独5番手で、その後ろに内から③リバティハイツ、⑧ハーレムラインに私の本命馬、3番人気の⑨リリーノーブル。

この日も若干前を追いかけたそうな素振りは見せていましたが、ひと叩きしたのとチューリップ賞よりは流れたことで、しっかり自分のペースで走れている印象でしたね。

その後ろ、中団馬群の内に④アンコールプリュ、外目に⑯フィニフティ、⑰マウレア辺りが追走。

⑬アーモンドアイはスタート互角でしたが、出遅れた⑮プリモシーン(戸崎騎手・・・)、作戦だったのかご機嫌ナナメだったのか後方待機作を取った⑫デルニエオールと並んで最後方待機。

土曜日よりはやや速いながらも、引き続きやや時計が掛かる良馬場というイメージだったかと思うのですが、600m通過が34.5秒の800m通過が46.6秒。
阪神JFより速い、ちょうどミドルペースという感じだったでしょうか。

そのまま12.1秒-11.5秒と全体的にペースアップする感じで、直線に入るまでほとんど馬群が動かないまま、4コーナーを回っていきます。
ここでも、ラッキーライラックは非常にスムーズでしたね。

一瞬も詰まること無く内から3~4頭目に持ち出すと、ツヅミモンを目標に徐々にポジションを上げて、追い出しもラスト250mくらいまで我慢していたでしょうか。
恐らく、圧倒的な1番人気を背負って1番枠を引いた同馬としては完璧なレース運びで、恐らく石橋脩騎手も上手く運べていると思っていたことでしょう。

 

・・・ただ、この地点でファンの目には大外から1頭全く違う脚で伸びてきているアーモンドアイの姿が目に入っていましたよね。
4コーナーで後方2番手から、まさに直線だけでごぼう抜き。
ラスト200mから、ラッキーライラックもしっかり伸びていたとは思うのですが、これを並ぶ間もなく交わし去ると2馬身近い差をつけてゴール。

 

リリーノーブルも外目から良く追い上げて、ラッキーライラックを追い詰めましたが1/2馬身及ばず3着。

以下はまた2馬身近く離されて、「その他大勢」がなだれ込んできた、そんな印象でしたね。

それにしても、ルメール騎手はどれだけ自信があったのでしょう。
いくら手応えが良かったとしても、前走シンザン記念は戸崎騎手が騎乗していましたし、相手はあのラッキーライラックですよ。

それを直線に入るまで溜めに溜めて、後方2番手から追い込んで。
凄すぎるにも程がありますが、その上がりハロンが33.2秒。もちろんメンバー最速で、2番手がトーセンブレスの34.2秒。
勝ちタイムが、このやや時計が掛かる馬場でハイペースでも無かったのに1.33.1の桜花賞レコード。しかもノーステッキ。
(直線手前を替えまくっていてまっすぐ走らせるのが大変そうだったので、どっちみちステッキを入れる余裕はなかったかもしれませんが。)
いやはや・・・言葉も失うわって感じですね。。。

個人的に、ただでさえ桜花賞で不利な関東馬、しかも3ヶ月の休み明けということでこんなに人気になってるなら消してしまおうと考えたのですが、とんでもない。
今にしてみれば、単勝3.9倍も付いて良かったんだろうかというくらいの馬でしたね(苦笑)。。。

ノーザン天栄の調整力があればこそですし、シンザン記念でも久々で素晴らしい切れ味を見せていたように、実戦を叩かなくても動けるという馬の個性もあるのでしょうが、これからは関東の有力馬のステップとして、このようなパターンも頭に入れておかなければならないということですね。

 

さて、これでオークスは決まってしまいましたかね。。。
次はアーモンドアイに輸送の心配がない一方で、ラッキーライラックの方が輸送競馬。
アルテミスSで克服済みとは言え、気を使う部分が大きいのも事実ですよね。

ただ、しつこいようですがこの桜花賞は絶対的に不利とされる1枠1番に入ってしまった非常に難しい1戦でしたし、その与えられた条件下では完璧なレースでしたが、枠が外なら普通に直線で脚を伸ばす競馬ができたはずで、その場合はアーモンドアイとの差も縮まっていたでしょう(さすがに勝っていたとは思えない・・・)。

アーモンドアイも2400m全く問題ないでしょうが、ラッキーライラックも距離が伸びてより良さが出そうですし、この2頭の勝負付けはオークスまで予断を持たないようにしたいと思っています。

そして、しつこいようですが・・・もし仮に、オークスでラッキーライラックが雪辱を果たせるようなことがあれば・・・その鞍上は石橋脩騎手であって欲しいなぁ。。。切実に。

 

馬券的には、保険のワイドで僅かながらプラスを確保するという私らしからぬ渋い感じでしたが、いやぁ自信あったんだけどなぁ・・・
アーモンドアイは普通に厳しいと思っていましたし、ラッキーライラックも1番枠がアダになって差し届かず2~3着もあるだろうと判断しての3連単2頭軸マルチだったのですが。。。

実際ラッキーライラックは2着に敗れましたが、その内容は全く想像していたものとは異なっていました。
春先の3歳牝馬同士の一戦ということで波乱も多く、馬券を買う上でもそれを期待してしまう桜花賞ですが、今年は上位人気3頭による本当に素晴らしい勝負を見ることが出来ました。

 

さて、今週末はダノンプレミアム回避で一転混戦ムードの皐月賞が控えているわけですが、その前日、中山GJも非常に楽しみな一戦です。

どうしたって林騎手とアップトゥデイトに肩入れしてしまう訳ですが、とにかく中山大障害に続いて熱い戦いに期待したいですね。
 

今週も少しは余裕があると思いますので、土曜日の重賞回顧、週末の展望に新馬戦データのまとめ記事など、出来る範囲で更新していく予定です。

またお読み頂けたら、嬉しいです。

 最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。