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中央競馬の新馬戦・重賞を中心に、競馬について気ままに書いていきます。

【新馬戦データ】2018年6月~10月14日② 種牡馬データを中心に。

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こんにちは、umassyです。

昨日、菊花賞の枠番が発表されましたが、やはり木曜日に発表されるGⅠは特別感があって良いですね。
ステイフーリッシュ以外の逃げ・先行馬が内枠に、とりわけアイトーンが1番枠を引いたことで、そこまで先行争いが激化することは無さそうな枠の並びとなった印象ですが、皆様はどう思われましたでしょうか。

関係者になった気持ちで、レースの流れや作戦などをあれこれ夢想する時間も楽しいですよね。

今週末はそれ以外にもコーフィールドカップの馬券発売があったり(坂井瑠星騎手、ギリギリ乗れるようになったみたいで本当に良かったですね!まぁ回避馬の中にはトーセンバジルもいたようですが。。。)、サトノジェネシス、ワールドプレミアといった評判馬がデビューを迎えるということで楽しみな週末です。

昨日に引き続き、先週末までの新馬戦データのまとめ記事、今日は第2弾の騎手編をお届けします。

 

こちらは比較的馬券にも直結しやすいデータかなと思いますので、是非参考にしていただければと思います。 

 

 それでは参りましょう。

 

<対象データ>

  • 2018/6/2(土)~2018/10/14(日)
  • 芝120レース、ダ24レース
  • 芝1522頭、ダ336頭

↓参考までに、昨シーズンの種牡馬別データまとめ記事です。

 

新馬戦種牡馬データ(芝)

ランキング

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まずは芝の全体ランキングから。

おおきく3点ですかね。

  • やはりディープが伸びてきた。
  • ジャスタウェイ以外の新種牡馬はやっぱり不作。
  • スクリーンヒーロ、スウェプトオーヴァーボードが好調

それぞれ簡単に見て参りましょう。

①やはり出てきたディープインパクト

例年通り、「フェーズ2」に入って夏場無理しなかった素質馬たちが続々デビュー勝ちを果たしていますね。

夏場に先行していく種牡馬がフジキセキだったりネオユニだったりダイワメジャーだったりカナロアだったり。
時代とともに変わりつつこんな状態を種牡馬デビュー以来続けているのですから本当に凄いですよね。

もしかしたら昨年もご紹介したかもしれないのですが、ディープに関しては馬体重のデータを。

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本当は牡馬・牝馬で若干異なった傾向がでているのですが、いずれにしても「440~459kg」という比較的小さなサイズの成績が一番良いというのは共通しているので合算したデータで。
439kg以下で勝っているのはほとんど牝馬なのですが、軽ければ軽いほど走っている印象すらありますね。

ちなみに500kgを超えるディープ産駒は今シーズンまだデビューしていません。

 

「ディープ産駒は馬格がある馬の方が走る」

POG本などでこんな格言めいた言葉を聞いたことがある方も多いと思います。
まぁそもそもディープ産駒だろうが何だろうが、新馬戦では馬体重が大きい馬の成績が良いため、私のブログでもとらじろさんのブログでも、予想記事では馬格についてのコメントが多いのですが。

一方で、ディープインパクト自身はご存知の通り非常に小柄な馬で、432kgでデビューした後もほとんど馬体重は増えずに最高体重は引退レースとなった有馬記念の452kg。

ここからは想像が入りますが、ディープインパクトが種牡馬になった際、生産者が考えたのはまずサンデーの血が入っていない牝馬を用意することと、同時に馬格がある牝馬を優先することだったのではないでしょうか。
そうすることによって、一般的に競走馬として有利とされる馬格がある産駒を量産していったのでしょう。

過去のディープインパクト産駒の活躍馬を見ても、キズナしかり、ジェンティルドンナしかり、ラストインパクトしかり。
比較的馬格に恵まれた馬が賞金を稼いでいる印象ですし、その路線における最高傑作とも呼べるのがサトノダイヤモンドではないでしょうか。

素人目に見ても惚れ惚れするようなバランスの取れた馬体で重苦しさは感じませんが、デビュー時点ですでに502kg。

 

ただ、昨年デビューしたワグネリアン辺りから、明らかな変化を感じているのは私だけではないと思います。

ダービーの時に書いたかどうか覚えていないのですが、ワグネリアンの馬体重はデビュー時450kgで、その後もほとんど「成長」せずダービー優勝時も全く同じ450kg。
・・・そう、ディープインパクト自身とほぼ同じなのですよね。

ワグネリアンに関しては、馬体のつくりそのもの含めて、お父さんとの類似点を指摘する声も多いですが、いずれにしても。

ディープインパクトも種牡馬としての晩年を迎えつつある中で、もしかしたらディープ自身に似た小柄なタイプを作る方向に生産サイドの考え方もシフトしているのかもしれません。

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2010年~2015年で集計したディープインパクト産駒の馬体重別新馬戦データです。

・・・今年の表と見比べて、どのような印象を持たれますでしょうか。

 

②ジャスタウェイ以外の新種牡馬が不作な件

最初のテーマでびっくりするほど文字数を割いてしまいましたので・・・(汗)、ここからは飛ばします。

もうこれはタイトルそのままなのでいいですかね。
今年はジャスタウェイ以外不作と断定してしまって良いでしょう。
※あくまで新馬戦に限ったお話です。

そのジャスタも最初の勢いは無いというのが率直な印象で、秋競馬以降は未勝利ですのでちょっと注意が必要です。

 

③スクリーンヒーロー、スウェプトオーヴァーボードが好調な件

これもタイトルの通り。
ヴィクトワールピサが好調なのは前回書いた通りでそのまま継続中なのですが、実はスクリーンヒーロー産駒がここ2ヶ月で3勝と絶好調です。

正直、新馬戦から走るイメージは皆無な種牡馬ですし、昨年は30頭中2勝のみだったのが今シーズンここまで4勝。
人気が(10、8、1、6)ということで単回値599とか意味不明なことになっていますね。

今シーズン後半戦もこれが続くのか、確率の収束的な話でもう二度と来ないのか。
個人的には来年デビューのスクリーンヒーロー産駒に出資しているのでこのまま来年まで好調が続いてほしいですが(笑)。

あとはスウェプトですね。
こちらは新馬戦もともと買えない種牡馬では無いのですが、それにしても複勝率50%で単回値・複回値ともかなり優秀です。

こちらは4番人気くらいまでのソコソコ人気馬がしっかり馬券圏内に来ている印象ですが、これも引き続きローカル開催などで注目ですね。

 

新馬戦種牡馬データ(ダート)

ランキング

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続いて、まだ24レースとサンプルが少ないのですがダートの方も。
こちらは流石と言うべきか、ゴールドアリュールが凄いですね。

昨年何年かぶりに1位の座をハードスパンに奪われたリベンジとばかりに、既に昨年と同じ勝ち数を稼いでいます。
12月以降、得意の中山・阪神も控えていますし一体どこまで伸ばすのか。

(というか、とらじろさんも仰ってましたがハードスパンもう一度日本に戻ってきてくれないですかねぇ。。。)

2位がサウスヴィグラスとか何の冗談だよって感じですが・・・昨年後半以降、「亡くなった種牡馬の産駒は走る」法則が発動しているせいなのか結構調子良いのですよね。

以下、今年はヘニーヒューズもシニスターミニスターも全然ふるいませんし、芝同様に新種牡馬も壊滅的ですね・・・。

個人的に、ベルシャザールは冬競馬以降見捨てずに買おうと思っているのですが、当面は普通にゴールドアリュールかクロフネの人気馬を買うのが良さそうですね。

 

未勝利戦ランキング(おまけ)

フェーズ2まではダートの新馬戦が極端に少ないため、ダートに関しては2歳未勝利戦のランキングもおまけでご紹介。

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ちょっと当ブログの趣旨からは外れてしまうのでこのランキングについて詳細にコメントするつもりもないのですが、サウスヴィグラスはやっぱり好調なのですね。

もともと、新馬戦向きの血統ではない分未勝利戦の方が数字が上るタイプではあるのですが、そんな次元の数字では無いですね。
これは是非頭に入れておきたいところです。

ここで見たかったのは新種牡馬で・・・やはり厳しいですね。。。本当に厳しい。
特にダンカークが意外なほどダメな一方で、この種牡馬に関しては予想に反して芝で5勝と活躍しているというのはとらじろさんの記事にあった通りですね。

未勝利戦を含めても、やはりダート新種牡馬についてはベルシャザールの今後に期待するしかない雰囲気でしょうか。

 

 ~ ☆ ~ ☆ ~ ☆ ~ ☆ ~ ☆ ~ ☆ ~ ☆ ~

 

ということで、種牡馬データを見て参りました。
ディープ産駒の馬体重の話については、あくまで個人的な印象ですので、そんな見方もあるよね程度にお読みいただければと思います。


その他のデータに関しては、今回は良いですかね。。。

生産者別データはあいかわらずノーザンFが圧倒的ですし、馬主別データもノーザンF系一口クラブ法人に金子真人HD、吉田勝己氏です。

新馬戦データの次回とりまとめは、「フェーズ2」終了後、11月24・25日の開催が終わった後を予定しています。

来週は海外出張等でどこまで時間取れるか未知数なのですが、昨日少し触れたように一口馬主デビューが迫っていることもあり、新しいサブコンテンツとして一口馬主について書いてみたいと思っているので、またお読みいただけたら嬉しいです。


それでは、最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。