こんばんは、umassyです。
巷ではPOGドラフトがたけなわだと思うのですが、皆様意中の馬を指名できましたでしょうか。
今日お届けする内容にも関連するのですが、ノーザン系育成馬が早いタイミングで仕上げて、6月中に勝ちあがり、そのままアドバンテージを活かして2~3歳重賞を席巻する、というパターンが続いていることから、POGドラフトでもかなり特定の馬に人気が集中しているような、今年は特にそんな印象を受けますね。
ちょうど今週末の新馬戦でもリアアメリア、アブソルティスモにモーベット、サリオス、ロジアイリッシュなどの評判馬がいきなり出てくるようで、本当に楽しみです。
ということで、今週末からの新馬戦の予想に活かすべく、今週何回かに分けて昨シーズンのデータ関係をまとめて行きたいと思います。
今日は騎手別の新馬戦成績と私の予想印別データということで、あまり需要は無いかと思いますがさらっと参りましょう。
2018-19新馬戦騎手データ
まずは新馬戦リーディング結果から。
新馬戦に強いジョッキーがイメージ通り上位に入った印象ですが、とりわけルメール騎手は飛び抜けてましたね。
昨年、一昨年に続いて「新馬戦リーディング」を獲得。
平均人気1.7という凄まじい状況なだけに単回値・複回値が100を切ってしまうのも致し方ないところでしょうが、勝率35.7%、複勝率70.2%ということで素晴らしいですね。
色々ルメさんに逆らえそうなデータを探してみたのですがなかなか・・・
単勝オッズ1.0~1.4倍の時の3連単2・3着付けくらいでしょうか。。。
勝率・単回値を考えると2位のデムーロ騎手も素晴らしいですね。
単勝1倍台の成績も【11-1-2-0】と素晴らしいので、断然人気のミルコ騎手に関してはルメール騎手以上に逆らわない方が良さそうです。
以前とらじろさんも仰ってたかと思いますが、新馬戦からしっかりポジションを取りに行って、きっちり勝ち切るイメージでしょうか。
実は3位の福永騎手まで17-18シーズンと全く同じ結果なのですが、大きく順位を落としてしまったのが前年度4位だった戸崎騎手ですね。。。
ただ、以前も触れましたが今シーズンはとにかくノーザン系馬主の馬に乗せてもらえてないため、17-18シーズン2.9だった平均人気が4.5に。
たった4回だけ乗せてもらったキャロットの成績が【1-1-1-1】、単回値192の複回値285と頑張りましたので、来年悲願のダービー制覇を達成するためにも、馬質の向上が今年の課題ではないでしょうか。
他で活躍が目立ったところだと、まずは三浦騎手。
これは了徳寺さんなど非ノーザン系が中心の割りにはよく頑張った印象で、個人的には6戦全て着外のロード馬でもうちょっと頑張っていただきたい(笑)。
あとは北村友一騎手で、これは何度も触れてきているようにノーザン系一口クラブ馬で稼いだもの。
ただし、中身を見ると内容は決して良く無いです。
サンデーレーシングが【1-1-0-3】単回値46、複回値52
シルクレーシングが【1-0-0-2】単回値196、複回値50
G1レーシングが【1-0-0-1】単回値125、複回値60
キャロットに至っては【0-0-0-6】平均人気3.0の平均着順7.3着
GⅠでも引き続き良い馬に乗せてもらいながら、ひとつ人気薄で勝ったものの(大阪杯のアルアイン)、(ノーザン系馬主ではないですが)ダノンスマッシュの高松宮記念、レッドオルガのVMなど。。。
クロノジェネシスはまぁ悪くないにしても期待通りの結果を残せているかとなると微妙ですので、ここ1年くらいが正念場なのではないでしょうか。
おまけで芝・ダート別のトップ10も。
まぁこちらは特にコメントも無いですが・・・
ルメール騎手がダートでもトップで全く隙が無いのと(特に中山ダートの成績が素晴らしかったです)、三浦騎手、松山騎手あたり、積極的な競馬が身上のジョッキーがダートで稼いでいるなぁという印象ですね。
特に松山騎手や、ここには載っていませんが岡田騎手などはダートで穴を開けまくっていた印象があるので、ダートが増えるのは少し先にはなりますが今年も注目したいところです。
概してこの18-19シーズンは上位騎手の単回値・複回値が優秀だったなぁという印象で、特にダートは人気薄の勝利が目立ったこともあり、全体的に単回値は高めに振れていましたね。
2018-19予想印別成績
最後に軽く、私の予想印別成績も。
まずはシーズントータル。
「だから何だ」以外の感想が浮かんでこないかとは思いますが・・・うーん。
正直、このシーズンはあまり予想の調子が良くありませんでしたね。
私の予想スタイルとして、券種の基本が「△を手広く押さえた3連複」ですので、重視していることは2点。
・本命馬の複勝率を出来る限り高く(できれば60%程度)
・人気薄の「抜け」を出来る限り少なく
その意味では、馬券圏内に対する無印馬の占有率(という日本語が正しいか自信ありませんが。。。)は約3%で、後者は比較的達成できたかなと思っています。
かなり多くの馬に△を回すスタイルなので当然と言えば当然なのですが。
問題は前者で、これは精度が低かったと言わざるを得ませんね。
「フェーズ3」だけだとこんな感じで、特に1月は新馬戦以外も含めてプチ確変状態に入っていたこともあり、若干巻き返した感は合ったのですが・・・本来苦手としている時期の新馬戦とはいえ、複勝率はそれでも低いままですね。
ちなみに、新馬戦の3フェーズについては以前から何回か書いているのでお馴染みかもしれませんが、昨シーズンの日程に合わせるとこんな感じです。
第1フェーズ:6/2~9/2
芝87レース、1075頭(12.4頭)
ダ12レース、164頭(13.7頭)
第2フェーズ:9/8~11/25
芝70レース、954頭(13.6頭)
ダ29レース、422頭(14.6頭)
第3フェーズ:12/1~3/16
芝40レース、595頭(14.9頭)
ダ50レース、779頭(15.6頭)
()内は1レースの平均出走頭数ですが、秋開催終了後の「第3フェーズ」では、特にダートはほぼほぼフルゲートなのがお分かりになられるかと思います。)
関東のダート短距離を中心に、除外ラッシュが大きな問題になることも繰り返し触れてきましたよね。
そして、この中で「第1フェーズ」の重要性が非常に高まりつつある点はここで強調しておきたいと思います。
とらじろさんの記事も是非ご参照いただきたいのですが、この世代のGⅠで連対したノーザンF・ノーザン外厩育成馬は、何とダービー・オークス前までは全て「フェーズ1」デビュー馬でした。
(オークスを勝ったラヴズオンリーユーはノーザンF生産馬ですが11月デビュー。ダービー2着のダノンキングリーも実質ノーザン育成で良いと思うのですが10月デビューと、その後例外が出てしまいましたが・・・)
とにかく、徹底的なライトコントロールなどで1~2月産まれの産駒も増え、年々2歳馬の、しかも有力馬の使いだしが早まっているのは間違いありません。
今年の2歳世代を見ていると、例えばロードなんかでも脱北→入厩→ゲート試験等ひとつひとつの動きが早まっている印象があります。
競馬界全体として、この流れが今後さらに加速するのは間違いないでしょう。
逆に言うと、素質馬がコロコロ負けてマイネル軍団の馬が仕上がりの早さを活かして勝ちまくる、といった昔ながらの新馬戦戦略は使えなくなりつつあり、私のような古くからの新馬戦ファンは頭の切り替えも求められますね。。。
ということで、データ関係の第1弾でした。
ざっくりとした予定としては、第2弾が種牡馬編、第3弾がその他(生産者・馬主・調教師等)で、第3弾が長くなるようなら2回に分けるかもしれません。
明日はさきたま杯ということでブログの記事としてお出しできるようなら、それもランチタイムにでも更新します(難しければツイッターの方で)ので、またお読みいただけたら嬉しいです。
それでは、最後までお読みいただき誠にありがとうございました。