こんばんは、umassyです。
今日(昨夜?)更新されたとらじろさんの記事を読んでいて思わず笑ってしまったのですが、普通ならダービーが終わってひと息つく競馬ファンが多い時期で、それでも今年はスーパーホース対決で盛り上がる安田記念に注目があつまる中。
我々新馬戦マニアはPOGドラフトがあり、新馬戦が始まる今週が一番ワクワクするわけで、ブログの更新頻度も分かりやすく上がってしまいますね(笑)
正直、「フェーズ2」が終わって12月以降の新馬戦に関してはちょっと毛色が違うというか、ダート戦ばかりで予想も難しくなってしまうため、感覚的には「ようやく半年ぶりに楽しいシーズンがやって来たわぁ(∩´∀`)∩」って感じなのですよね。
そんなわけで、昨シーズンのデータまとめ第2弾。
今週末からの新馬戦を当てていく上では最も重要かもしれない種牡馬データということで、ちょっと長くなってしまうかもしれないのですが早速参りましょう。
新馬戦種牡馬別成績【芝】
まずはランキング表から。
トップはもう定位置ですね、ディープインパクト。
前シーズン、新種牡馬ながらいきなり17勝で2位となったロードカナロアが、さらに勝ち鞍を伸ばしてこのシーズンも2位。
普通は種牡馬デビュー1年目はわりと人気を集めて、その後2年目→3年目と勝ち数が減り、初年度産駒が活躍した場合には4年目以降また上がっていくというのが典型的なパターンなのですが、これは立派ですね。
正直、他にこれといった目玉となるような新種牡馬がいなかったことも有利に働いたと思いますが、今年もキズナ、エピファネイアなど注目の新種牡馬が多い一方でお父さんのキンカメもかなり種付け数を抑えている状況下ですから、「谷間の世代」と侮らない方がよいかもしれません。
その意味で言うと、オルフェも初年度の5勝(10位)から勝ち鞍、順位とも上げていて素晴らしいですね。
こちらについては、どちらかと言えば初年度が人気になって飛ぶことを繰り返していてしまっていただけで、気性面のケアの仕方だったり、育成側、使う側にノウハウが溜まってきた結果なのかなと思ったりもしている・・・ので、後程掘り下げましょう。
夏競馬の時点では苦戦傾向かなと思っていたダイワメジャーですが、勝ち数こそ少なかったものの複勝率・複回値は優秀でしたし、POG的にもこの世代はアドマイヤマーズを指名していたかどうかが鍵になった印象。
これもやっぱり素晴らしい種牡馬ですよね。
その他、概ね例年通りの名前が並ぶ中、何回か触れてきましたが6位に入ったヴィクトワールピサ、秋競馬で良く穴を開けていたスクリーンヒーロー辺りが目立ちましたかね。
新種牡馬についてもシーズン中何度も触れてきた通り、この世代は明確に不作でした。
重賞勝ちこそ無かったものの、世代を代表する1頭であるヴェロックスを輩出した9位のジャスタウェイ、穴を良く開ける種牡馬として存在感を示してくれた22位のトーセンラーくらいでしょうか。
最後に、ゴドルフィンの「逆輸入馬」についても軽く触れておきましょうか。
これも何回か触れてきていたと思うのですが、この世代何頭かいましたよね。
(ダートだと思うのですが、Pyro産駒なんてのもいたと思います。)
「日本で種付け→海外で出産」された馬を、当歳の12月末までに再度日本に持ってくると「持ち込み馬」扱いになる(=外国産馬表記にはならない)というちょっと何言ってるのか良く分からない規程があって、それを適用した形ですね。
一体ゴドルフィンがどのような意図でやっているのか・・・ダーレー・ジャパンファームから繁殖牝馬をアイルランドに引き揚げているのは確かですが、まぁ馬券的には単回値がなかなか優秀だったというくらいでしょうか。
ディープインパクト産駒の馬体重データ
ここからは少しだけ掘り下げたデータですが、昨年もちらっとお話しした「ディープ産駒を小さくつくる動きがあるのではないか」というお話ですね。
ワグネリアンがダービーを勝ったことに加えて、全体的に小柄なディープが活躍していたような気がしてこんな仮説を立てたのですが、今年もデータを取ってみました。
どうしても母数が少ないのでデータとしての優位性は微妙なところですが、如何でしょうか。
1頭だけのデータを除けば勝率・連対率・複勝率、そして単回値・複回値全てにおいて牡馬では440~459kgのレンジが優秀で、それこそベタ買いで大幅プラス収支です。
むしろ牝馬の方が(一番良いのは440~459kgですが)460~479kgや500kgオーバーが相対的に優秀ですね。
これはディープに限らず見られる傾向で、特に牝馬同士のレースにおいて「馬格がある」こと自体が大きなアドバンテージになるから、と私は考えています。
これも昨年書いた気がしますが、ディープもそろそろ種付け数を絞らざるを得ないような報道もありましたし、種牡馬として晩年を迎えつつある中、「種牡馬自身に似た産駒」を多くつくる方向に配合そのものがシフトしているような印象を受けます。
この傾向は進むことは合っても元通りになることは無いような気がしているので、今年も注目して見ましょう。
オルフェ産駒は引き続き「全消し」で良いのか?
このテーマには去年後半からかなり頭を悩ませましたね・・・
昨年のこの記事では、「(期待値考えたら)オルフェは全消しが無難」というのが最終結論だったのですが。。。敵もさるもので、今年は結構人気のオルフェに好走が目立ったのですよね。
(敵ってなんだよって感じですが )
オルフェーヴル産駒の18-19シーズン新馬戦(芝)の人気別データですが、
オルフェ、ごめん(笑)
一体何なんでしょう・・・1番人気の複勝率が81.8%って。
私も初年度に散々オルフェの新馬戦はダメだダメだと皆様に刷り込んでしまったかと思いますので大いに反省ですが。。。
「2~5番人気」で集計すると【3-4-7-35】単回値38、複回値55とちょっと安心する数字なのですが、少なくとも「『人気のオルフェ』というだけの理由で全消しするのは厳禁」でございますね。
ちなみにこれはシーズン中にも書いたと思いますが、上記をノーザンF生産馬に限定するともっととんでもない数字になります。
(具体的な数字なナイショです。簡単に調べられるデータですので、是非ご自身でお確かめください。)
とらじろさんも良く強調されてますが、ノーザン系の育成はとにかく優秀で、1年目と2年目で大きく傾向が変わることがあるという、まさにその通りですので、これは今年も続くと見て良いでしょう。
本当は馬体重や枠順、コースなど詳しく掘り下げて見ようと思っていたのですが、「1番人気は無条件に買い」、そうでなくても「ノーザンF系生産・育成馬で上位人気していれば名前で嫌わず素直に評価」という非常に簡単なまとめで終わってしまいました。
新馬戦種牡馬別成績【ダート】
本当はここからはダートを見る予定だったのですが・・・
思った以上にダラダラと長くなってしまいましたので、明日に回しますね。
ダートは書くこともそれほどない(ですかね?)ので明日はもう少し短くなるかと思いますが、またお読みいただけたら嬉しいです。
それでは、最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。