人生は競馬と共に

中央競馬の新馬戦・重賞を中心に、競馬について気ままに書いていきます。

【雑談】有馬記念等の振り返りと今週以降の競馬について。

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こんばんは、umassyです。

まさに「祭りの後」。
有馬記念が終わって、何となくまだ余韻に浸っていたい気分ということで、今週も雑談記事で1週間を始めさせて頂きます。

先週末の有馬記念、そして土曜日の中山大障害と阪神カップの簡単な回顧と、今週末の競馬についてもちょっとだけ触れています。

それでは、早速参りましょう。

↓有馬記念の予想記事です。「今年の私の夢は○○です」・・・きっといつまでも競馬の世界で語り継がれる名フレーズですよね。

まずは有馬記念の回顧から。

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リスグラシューが凄まじい強さで引退レースを飾った一方で、スーパーホース・アーモンドアイがまさかの惨敗を喫した今年の有馬記念。
1つの鍵を握ったのは展開面であることは疑いを挟まないでしょう。

2500mなので公式ラップだと分かりにくいのですが、これが引退レースのアエロリットと津村騎手が、悔いの残らないようにと言わんばかりに飛ばして、実況画面に表示された1000mの通過タイムがなんと58.5秒。

後ろを離した逃げではありましたが、2番手の④スティッフェリオとの差は残り1400mのハロン棒で1.1秒程度、1200mのハロン棒で1.7秒程度でしたので、2番手でも60秒を切るハイペースだったと推測されます。
せめてそこから4角にかけて緩めばまた違ったのですが、後ろから5ハロン目に11.7秒というメチャクチャなラップを刻んだことで、極端な消耗戦になってしまいましたね。

単純に前に行った馬がキツくなったというのもありますが、地力が無ければ上位に来られない流れで、結局アーモンドアイが来なくても2→3→4番人気での決着。
続くフィエールマン、キセキも凱旋門賞帰りでなければもっと上位に支持されていたはずの馬ですので、(アーモンドアイを除いて・・・)力通りに決まって穴党にはお手上げ…という今年の有馬記念でした。


とりわけ、勝ったリスグラシューは本当に素晴らしいパフォーマンス。
レーン騎手も完全に手の内に入れていて、ペースが速いのが分かると後方5~6番手のインをがっちりキープ。
⑨番枠のアーモンドアイが序盤同じくらいの位置取りながら内に入れられず折り合いを欠いてしまったのとは対照的な立ち回りで、直線を向くまでそのままじっと我慢。

よほど手応えが良かったのでしょうが、直線入り口で一気に大外まで持ち出すと、後は突き放すだけ。
ラスト400mがカーブの途中で若干分かりにくいのですが、個別ラップが恐らくラスト11.9-11.2-11.8くらい(公式の上がり推定34.7とは0.2秒ほどずれますが、あくまでumassy調べということで…)。

ちなみにレーン騎手がかなり早くガッツポーズを始めたので調べたら、最後1.8秒程度、約30m余り完全に流していました(笑)。
あれだけ離していたらお咎めなし、なんでしょうか・・・

ロンジンのレーティングがどう出るのか分かりませんが、古馬の中・長距離で本当に今世界一強いと感じるような内容で、クラブの規程とは言え、引退してしまうのが惜しまれますね。
有馬記念らしく好きな馬を応援して、その馬が圧勝したのですから個人的には最高の、思い出に残る有馬記念になりました。


ただ、この馬券が単勝670円の馬連2,990円と美味しい配当になったのもアーモンドアイが参戦してくれたからで、これは本当に陣営を讃えたいですね。

敗因については色々言われていて、そのどれも正しいのだと思いますが、ルメール騎手をフィエールマンから「強奪」して、もし負ければ馬も騎手もクラブもイメージダウンのリスクしか残らない参戦で。
しかも負け方が負け方なので色々言う人もいるでしょうが、藤沢調教師と並んで、最も「ホース・ファースト」の考え方を大事にされている国枝先生が絶好調と判断して送り出された訳ですから、状態面に関しては問題がなかったと信じています。

私が感じた敗因の一つは、前述したポジション取り、せめて内から2列目くらいのポジションで前に馬を置く選択肢は無かったのかな、という点ですね。
ルメール騎手は最終的にゴチャ付くのが嫌だったのか、あまりにも能力を信頼していたので安全策を取ってしまったのか・・・

折り合いさえつけば、この馬の追走力なら今年のペースで好位に付けても大きくは崩れなかったはずだと思うのですが、終始リズムを欠いたことがハイレベルな2500m戦で大きく響いた、そんな風に映りました。

ちょっと信じられない敗戦ですが、またリフレッシュして、強いアーモンドアイで戻ってきてほしいですね。


そして、2・3着はやはり3歳勢。
4番手の印はサートゥルナーリアに打てば良かったと反省したりもしましたが、やはり東京コース以外なら走りますね。
早めに先頭に立って、勝ち馬は別次元でしたがフィエールマン・ワールドプレミアは抑えきっての2着ですから立派でした。

そのワールドプレミアは返し馬でも暴走していて不安が大きかったですが、武豊騎手が「これしかない」という腹をくくった最後方待機。
神戸新聞杯の時もそうでしたが、気性面が成長しないとこの馬は難しいですね。

ただ、展開が向いたとはいえそんな状況で3歳時にGⅠ1勝・3着1回の成績を残したのですからやはり素晴らしい能力の持ち主。
新馬戦の時から言ってきているように、本格化するのはまだまだ先だと思いますし、ケガも心配な血統ですので、無理なく成長曲線をたどっていって欲しいところです。


前述した凱旋門賞帰りの2頭も力は示しましたし、掲示板のうち2~5着馬は無事なら来年も走る馬たちということで、また来年の大阪杯、天皇賞(春)に向けて楽しみが広がる、そんな有馬記念でもあったかなと思います。

土曜日の競馬についてもちょっとだけ。

土曜日には中山大障害がありましたね。

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応援していた⑮シンキングダンサーはこれで3年続けて4着ということで・・・同じく応援していた⑩ルペールノエルともども残念でしたが、力を出し切った結果で仕方が無いですね。

5着までが40秒を切る好タイムでしたが、勝った⑦シングンマイケルは豊富なスタミナを活かして早めスパートから押し切る非常に強い勝ち方。
私は全くノーマークでしたが⑤ブライトクォーツも同様に積極的な競馬で非常に内容の濃い2着でした。

何より全馬無事に大障害コースの障害を飛越し終わって、場内に拍手が起きる瞬間が素晴らしく、今年もとても楽しく、障害レースファンにとっては幸福な4分50秒でした。


そして、阪神カップではレッツゴードンキの単複だけ買って応援していましたが、惜しくもハナ差届かずの4着。
前残り馬場でもうちょっと前の位置を取りたかったところでしたが、このコンビらしくインを突いて最後まで諦めずに伸びるとても良い内容だったと思います。

阪神JFで2着して、桜花賞を勝った馬が7歳まで走り切るというのも非常に珍しいケースだと思うのですが、最後まで本当にお疲れ様でした。
リスグラシューにも言える事ですが、子供たちを新馬戦で見るのが楽しみですね。 

 

今週以降の競馬について。

さて、有馬記念が終わって今年も終わり・・・と行きたいところですが、今年はまだ1週間以上残っています。
(しつこいですが)JRAの開催カレンダーは有馬記念で終わりにして欲しいものの、新馬戦もGⅠレースもまだ残っていますし、地方競馬の大一番も待っています。
せっかくですから、参加して楽しみましょう。


今年は比較的カレンダーが分かりやすくて、恐らく銀行やサービス業でない限り、年内は今週金曜日が仕事納め。
土日が競馬、というのは普段通りなのですが・・・

12/28(土)→中央競馬最終開催日(GⅠホープフルS)
12/29(日)→大井で東京大賞典(JpnⅠ)

と、これはこれで参加しやすい開催スケジュールになのですよね。

ちなみに、年明けは1/5(日)が東西金杯。
何故か日・月開催で、私はそれに気付かず6日の中山競馬場指定席に申し込んでしまい・・・私の仕事始めは1/7(火)とさせて頂きます(笑)。


両レースとも好メンバーが揃って非常に楽しみなのですが、特にホープフルSはかなりメンバーが揃いましたね。

コントレイルが1番人気だと思いますが、個人的にはハーツクライ産駒のワーケアと、ヴェルトライゼンデ、ブラックホール、オーソリティのステゴ系を中心に狙いたいなと思っています。

東京大賞典はモジアナフレイバーに地方馬の夢を託すか、右回り替わりでオメガパフュームの巻き返しに期待するか、はたまた開腹手術から鮮やかに蘇ったケイティブレイブか・・・こちらはまだまだ直前まで悩むことになりそうです。


非常に個人的な話で、今週木曜から家族旅行の予定でして・・・土曜日の競馬についてはブログ等々厳しいかもしれません。
(最低限新馬戦とホープフルは参加はします。)

日曜日の東京大賞典についてはブログに予想記事を上げる予定ですので、またお読み頂けたら嬉しいです。

 

それでは、また無駄に長くなってしまいましたが・・・
最後までお読みいただき、誠に有難うございました。