人生は競馬と共に

中央競馬の新馬戦・重賞を中心に、競馬について気ままに書いていきます。

【新馬戦回顧】6/20週の振り返り 函館2歳Sに向けて楽しみな馬が続々と。

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こんばんは、umassyです。

先程終わった帝王賞は、クリソベリルが川田騎手らしい強気の競馬で堂々2馬身差の完勝。
海外帰りできっちり仕上げた陣営も馬自身も素晴らしいと言うしかありませんが、オメガパフュームにとってはポジション・コース取りの差も痛かったでしょうか。

非常に堅く、個人的には予想もカスりもしませんでしたが、強い馬の強い競馬が見れたのは良かったですね。
(これだけのメンバー・不良馬場で5秒台というのは正直物足りなさもありますが…)


一方で、やっぱりと言うべきか、、、ルヴァンスレーヴは10着。

予想記事にも書いた通り、少なくとも現段階で一線級と戦うのは難しい状況。
直線に入る前に力なく後退していく姿を見ると悲しくなってしまいますね。。。

この先復活する可能性もゼロではないのでしょうが、これで出資者に対しても一応の格好は付けられましたし、これ以上戦績を汚すよりは……と言うのが個人的な気持ちでもあります。
(正直、今は応援したい気持ちよりも惨敗する姿を見たくない気持ちの方が勝ってしまっています。。。)


今週一番楽しみにしていたレースが終わってしまってちょっと気が抜けてしまっている部分もありますが、先週末の新馬戦を振り返っておきましょう。  

6/20(土)の新馬戦(結果+ひとことコメント)

函館5R 芝1200m

f:id:umassy:20200623164250p:plainレースラップ:12.1 - 10.6 - 11.0 - 11.3 - 11.3 - 12.4
前半3F33.7 - 4F45.0 ⇒上がり4F 46.0 - 3F 35.0(Hペース


何と言ってもこのレースですね。
馬場状態が悪く、期待の新種牡馬の不振もあって正直パッとしない印象だった今シーズンの新馬戦ですが、このレコード勝ちには本当に衝撃を受けました。

前半33.7秒というハイペースで逃げて、ラストも11.3-11.3-12.4の35.0秒でまとめての5馬身差圧勝。
流石にラスト1ハロンはかかりましたが、流し気味のフィニッシュでしたし函館2歳S当日の荒れた馬場であっても・・・これを差せる馬が果たしているのかどうか。


2017年あたりから速い時計が出やすくなっている函館競馬場で、特に今開催は他のレースを観ても時計半分くらいはでるイメージ。
ただ、それにしてもちょうどその0.5秒従来の2歳レコードを更新、しかも新馬戦で。。。いやはや恐ろしいスピード能力です。

ちなみに、過去10年の芝1200m新馬戦勝ちタイムのベスト5です。

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当然全て良馬場ですが、気になるのは「意外と函館2歳Sで負けている」点ですね。

理由としては、開催が進んで時計が掛かり、外差し有利な馬場になる点が挙げられるのかなと思いますが、ただモンファボリの場合は前半33.7秒で飛ばして2着に0.9秒差を付けてという圧倒的なパフォーマンス。

1.1秒差で圧勝していたクリスマスはきっちり勝っていますのでこの辺りをどう考えるか。
ブルースピリットのところでも触れますが、オッズ次第ではこちらを狙うという手もありそうですが・・・流石に気が早すぎますね(笑)。


ちなみに、本命⑦ラピカズマはこの表にもあるモンドキャンノの全弟。
函館2歳S狙いで指名していたのですが・・・競馬って難しい。。

 

★次走注目馬★

勝ち馬がバケモノ過ぎて霞んでしまっていますが、2着馬②ホーキーポーキーもテンのダッシュ力が素晴らしく9秒6で走っていますので当然未勝利なら。
4着馬④カモミールティーも上がり最速で唯一後方から差し込んで来ていますから、レースに慣れれば前進必至でしょう。

 

阪神5R ダ1200m

f:id:umassy:20200623164317p:plainレースラップ:12.7 - 10.9 - 11.8 - 12.0 - 12.4 - 13.4
前半3F35.4 - 4F47.4 ⇒上がり4F 49.6 - 3F 37.8(Hペース

 
世代最初のダート新馬戦でしたが、勝ったのは⑧レディーステディゴー。
重馬場のダートというのもあってHペースで流れた新馬戦でしたが、好スタートから、行く馬を内から行かせて、楽な感じで4番手外を追走。

4角では前に並びかけるようにして直線も余裕を持って抜け出しての快勝。
コースロスも考えればかなりの完勝で、馬体もまだ緩く映りました。
パワータイプであることは間違いありませんが、芝も距離延長もこなせそうで先々も楽しみな馬ですね。

★次走注目馬★

特になし

やや出遅れて先行していった2・3着馬は当然期待できますが、人気もするでしょうから「特になし」で。

東京5R 芝1400m

f:id:umassy:20200623164344p:plainレースラップ:12.8 - 11.1 - 12.0 - 12.2 - 11.6 - 11.6 - 12.1
前半3F35.9 - 4F48.1 ⇒上がり4F 47.5 - 3F 35.3(Mペース


稍重としては速めのペースかなと思うのですが、後傾ラップですのでミドルペース表記にしました。

勝った⑦クールキャット、1番人気にならなかったのは意外ですが調教通り快勝でしたね。
中団のインで進めてどうするのかなと思いながら見ていたのですが、開いたインをスルスルと抜けるコース取りもお見事。

お母さんメジロトンキニーズということで、距離延長は歓迎でしょうしレースが上手で楽しみな馬ですね。

 

★次走注目馬★

特になし

5着以下を大きく離した上位4頭が抜けていましたが、比較的レベルが低い1400m戦ですし、勝ち馬以外はとりあえず様子見で。 

 

6/21(日)の新馬戦(結果+ひとことコメント)

函館5R 芝1200m

f:id:umassy:20200623164435p:plainレースラップ:12.0 - 10.4 - 11.1 - 11.9 - 11.9 - 12.2
前半3F33.5 - 4F45.4 ⇒上がり4F 47.1 - 3F 36.0(Hペース


これまた、函館2歳Sに向けて楽しみな馬が出てきましたね。
前半3F33.5秒という事で、モンファボリよりさらに0.2秒速いラップで3頭ほどが先行する流れ。

これを好位5番手辺りの外で見ながら進めると4角では完全に前を射程に入れて、直線きっちり抜け出して勝利。
新馬戦としては非常に大人びたレースぶりで、パドックでもまだ余裕残しの造りに映りました。
本番でもラストもつれるような展開になればチャンスが出て来そうです。

それにしても、このレースを見るとあのハイラップで押し切ったモンファボリの強さがより際立ちますね。。。

★次走注目馬★

ぱっと見は3着馬⑫ロジネイアが後方からになってしまってラスト追い込んでの3着と派手なので目につきますが・・・展開に恵まれた気もしますし小柄な牝馬で上積みも疑問。
内枠からハイペースに巻き込まれてしまった形の8着馬④リンカーンテソーロと10着馬②ペプチドハオーを注目馬として挙げておきます。 

阪神5R 芝1600m

f:id:umassy:20200623164508p:plainレースラップ:12.7 - 11.5 - 12.5 - 12.8 - 12.1 - 11.8 - 10.7 - 11.8
前半3F36.7 - 4F49.5 ⇒上がり4F 46.4 - 3F 34.3(Sペース


個人的に、非常に楽しみにしていた新馬戦ですね。
調教だけ見れば勝てそうな馬が5~6頭はいましたが、ディープインパクト産駒の人気2頭の叩き合いになり、制したのは1番人気⑫シュヴァリエローズでした。


1000m通過が61.6秒という新馬戦らしい超スローから上がり11.8-10.7-11.8という究極の上がり勝負。
追いだした時の手応えは外の⑥ブレイブライオンの方が遥かに良く見えたのですが、川田騎手の叱咤に応えて良く内から差し返しましたね。

まだまだ将来性もありそうですし、思いのほか時計が出ていた先週末の阪神芝コースとはいえ勝ち時計も優秀ですのでこのレースの上位3頭はこれから先楽しみです。

★次走注目馬★

レース内容の良かった上位3頭に、出遅れて追い込んできた4着馬⑧マカオンドール辺りは当然期待できますが、ここではほかの馬を。

7着馬③ヴィゴーレはパドックで馬っ気を出すなどいかにもレースを分かっていない感じでした。
新馬戦ですので少し出遅れてしまったのは仕方が無いとして、直線もインを突いたもののピリッとした脚を使えず…素質はある馬ですので、使いながらシャキッとして来れば。

 

東京5R 芝1600m

f:id:umassy:20200623164552p:plainレースラップ:13.1 - 12.1 - 12.6 - 12.5 - 12.2 - 11.5 - 11.5 - 11.7
前半3F37.8 - 4F50.3 ⇒上がり4F 46.9 - 3F 34.7(Sペース


これまたかなり極端なスローペースになりましたね・・・
逃げた⑧キュンキュンハートの1000m通過が稍重とはいえ62.5秒、そこから11秒台のラップが続く上がり3F戦。

私も本命に期待していた⑨カランドゥーラがついにモーリス産駒初勝利なるか・・・と思った所に外に切り替えた①ブルーシンフォニーが素晴らしい切れ味で一気の差し切り勝ち。

直線行くところ行くところ狭くなってしまい、外に切り替えたのがラスト200m地点。
ラップを見ても最後微妙に落ちたところだっただけに却って脚が溜まったと言えなくも無いですが、それでも11.7秒出ている区間で差し切るのですから素晴らしい瞬発力ですね。

★次走注目馬★ 

 POG指名馬の「よしみ」もあって、⑨カランドゥーラを一応挙げておきましょうか。
この馬が1番人気じゃない時点ですでにモーリス産駒はオッズを落とす原因になってしまっているようですが、はっきり言って新馬戦向きではないのはもはや火を見るより明らかでしょう。
(だからと言って、モーリス産駒はダメだとか言うつもりもありませんし、そんなことは無いとも思っています。あくまで新馬戦だけの話をしています。)

パドックではかなり煩い所を見せていましたし、レースではルメール騎手が2番手で抑え込んでしっかり競馬を教えてくれました。
急遽の予定変更も微妙に影響したでしょうし、そう悲観する内容では無かったと思っています。

~ ☆ ~ ☆ ~ ☆ ~ ☆ ~ ☆ ~ ☆ ~ ☆ ~

ということで、セレクトセールまであと3週になってしまいましたが、ノーザンの思惑は完全に外れてしまっている現状。

ただでさえコロナの影響が懸念される中(セリ自体、今年はリモートとかでやるのですかね?) 、盛り上がりに響かなければ良いのですが。。。
あと3週間、どうなりますか。


それでは、最後までお読みいただき誠に有難うございました。