人生は競馬と共に

中央競馬の新馬戦・重賞を中心に、競馬について気ままに書いていきます。

【新馬戦データ】2022-23シーズン夏競馬終了時点での各種データを簡単に。

こんにちは、umassyです。

 

日本ダービーが終わり、「いよいよ今シーズンも新馬戦が始まりました!」なんてお話ししていたのが6月4日。
早いものでいつしか夏競馬も終わってしまい、今週末からは競馬カレンダー上「秋競馬」がスタート。

ローカルから中央場所に開催が戻って、GⅠシリーズに向けた重要なステップレースもボチボチ始まって。
開催スケジュールを見ていると、もうあっという間に有馬記念がやってきてしまうような気がして謎に焦ってしまったりもしていますが(笑)、約3か月経過したということで。

今シーズンの新馬戦各種データについて、簡単にまとめた記事を久し振りにアップしたいと思います。

とは言え、以前良くやっていたみたいにExcelで表を作って昨年度との比較表を作ったりあーだこーだと丁寧に作る時間は残念ながらありませんので、targetの画像を切り貼りしつつ。
自分でもデータを整理しつつ、こんな感じの傾向がありますね、というのをただ単にご紹介するだけの簡単な記事となってしまいますこと、予めご了承いただけますと幸いです。

それでは。

【集計対象】

芝  89R(1024頭)
ダ  14R(126頭)

2022-23シーズン各種ランキング

種牡馬別ランキング(芝)

種牡馬ランキング【芝】オッズカット無し

この時期までの新馬戦はほとんど芝なので基本は芝・ダート一緒のランキングにしているのですが、種牡馬だけは流石に分けましょう。

ディープが居なくなって、ダイワメジャーも流石に全盛期ほどの馬質ではなくなってきた今・・・まぁ芝の新馬戦に関してはエピファネイア、ダートの新馬戦に関してはヘニーヒューズだけ買っておけば良いかなという感じになっていますね。
単勝40倍とかでオッズカットした方が当然数字(回収率)は良くなりますが、殆ど人気馬ですのでそこまで変わりありません。

新種牡馬だとサトノクラウンがイメージと全然違って早期から、しかも短距離戦で走っているのと、ご存じのとおりサトノダイヤモンドが苦戦(1-2-2-7/12、単回値18複回値86)していますね。
まぁただ、この3か月だけで判断するのは早計ですし、これはしばらく注視しましょう。

あとは何と言っても18位ダノンバラードが印象に残るのと、圏外ですがアメリカンペイトリオットが1-3-1-5/10、単回値438複回値235だった辺りが目立ちました。

種牡馬別ランキング(ダ)

種牡馬ランキング【ダ】オッズカット無し

前述のとおり、「ヘニーヒューズしか」みたいな状況ですが、いずれにしてもこれはサンプル少なすぎるのでご参考程度。
9月以降冬にかけてどんどんサンプルが増えていくと思いますので、これも傾向どうなるか注視しましょう。

騎手別ランキング(芝・ダ)

騎手別ランキング(芝・ダ)オッズカット無し

何だかんだ福永騎手は凄いなぁという感じですが、今シーズンは戸崎騎手と三浦騎手が非常に好調ですね。
福永騎手はノーザン系馬主の馬で稼いでいるのと対照的に、この2人はほぼほぼ全て非ノーザンですから大したものです。


あと、先週も触れましたが松山騎手が良い馬によく乗っているのが目立つのですが、この6勝中5勝は芝短距離(1200m、1400m)で挙げたもの。
芝マイル以上は1-5-1-9(単回値50複回値85)と、それでも例年よりは乗れていますが傾向としてはいつも通りですので、そこはご注意を。


あとは個人的に武史騎手が不調なことと(対照的に和生騎手は北海道シリーズでメチャクチャ上手く乗っているレースが目立ちました)、ノーザン系馬主からの依頼が減っている石橋脩騎手はまだ社台Fのバックアップがあるのでギリギリ買えなくも無いですが、丸山元気騎手とかは全く見なくなってしまったなあというところは気になっています。

※時々私も混乱しますが笑、新馬戦だけの話です。

 

調教師別ランキング(芝・ダ)

調教師別ランキング(芝・ダ)オッズカット無し

ここもごく軽くですが、まぁ概ねイメージ通りの名前が上位に来ていますでしょうか。
いつも言っているところですと、国枝厩舎は1-1-3-9/14(単回値25 複回値50)。

この厩舎の馬が「良い馬だから」というだけの理由で調教も全然走っていないのに人気し続ける限り、新馬戦には妙味が残っていると思っています。
(新馬戦は強い馬が勝つとは限らない、そして関係者や馬主が必ずしも「勝つこと」にプライオリティを置くとは限らないレースですので。)

生産者・馬主別ランキング(芝・ダ)

馬主・生産者別ランキング(芝・ダ)オッズカット無し

データの最後は生産者別ランキングと馬主別ランキングで、ノーザンが圧倒的なのはいつも通りなのですが、そこまででもないなというのも一方で言えますかね。
特に馬主で見るとキャロットの不調はちょっと心配なレベル。

逆に社台Fが頑張っている印象で、これも今後どうなっていくのか個人的に興味深い所です。

 

2022-23シーズン(2022年1月~)予想印・予想データ

2022-23シーズン予想印別データ

2022-23シーズン・予想印別データ

最近twitterにも本命成績だけ載せるようにしていますが、今シーズンの予想印別データです。
targetも行の折り畳みとかできれば良いのですが・・・スクショの切り貼りになってしまって若干見辛いですがご容赦を。
一番下の「(他)」というのは無印だと思って下さい。

△は先週のトーアライデンで跳ねてしまっているだけですが、今年は本命馬の単回値・複回値が一番良いということで非常に調子がよいですね。
個人的に、勝率15.7%の単回値142というのは出来すぎなくらい文句ないのですが、複勝率47.1%複回値107はちょっと微妙かなと感じていて、これを○の複勝率より上、50~55%程度にして、複回値110程度をキープできると良いかなと思っています。


あとちょっと気になっているのが○の単回値の低さで、これはある意味「◎と○の選択がしっかりできている」ということも言えますが、恐らくこれは「△」にすべき中途半端な人気馬に「無難に行くならこの馬ですよ」ということで○印を打っているケースが多い気がしていて。

まぁそんな(妙味の無い)馬を本命にしていないだけでも悪くないのですが、その点は今週末からちょっと意識してみようかなと思っています。

2022年1月~各種予想データ

ここからはいつも予想する時に載せている各種データを紹介したいのですが・・・
これは「今シーズンの傾向」というより単純にサンプル数が多い方が参考になると思いますので、今のフォーマットで予想し始めた今年1月以降の累計で集計しました。
(「22-23シーズン」として6月以降のものを集計しても全く同じ傾向になることは確認済みです。)

2022年調教印別データ

まずは調教印別データで、これはトータル1,873頭、調教Aだけでも200頭以上ですからだいぶサンプルが溜まって来ましたね。
ぶっちゃけ、今の予想方法を採用して一番良かったなぁと思うのがこのデータを集計できるようになったこと。

「調教が良い馬はTMが重い印を打ちやすいので人気する」
「人気馬ばかり買っていると競馬では勝てない」
→「新馬戦で調教が良い馬は妙味がない」
という3段論法は、最近の競馬予想界隈のトレンドというか・・・それこそ、私がサロンで勉強させて頂いているとうけいばさんが常日頃から仰っていることを総合的に考えると多分正しいのだろう。

それは感覚的に分かっていたことではあるのですが、今年に入ってこうして可視化して見ると本当にその通りなのだなと、毎週のように強く実感しています。

予想の材料が少ない(と考える人が多い)新馬戦において、調教を重視する馬券購入者が非常に多いことから(前述のとおり、新聞の印を打つTMも含めて、です)、「調教A」馬はとにかく人気するんですよね。

そして、データをご覧頂けばわかるように、好走率はキレイに「A>>B>C>>D」。
実際に調教は良ければよいほど、好走率は高くなります。

ただ、、、「じゃあ『調教A』馬を買っていれば儲かるよね?」と聞かれると、答えは食い気味でノー。
単回値は「2歳単勝」の恩恵分くらいの上積みがあるだけで、単回値100にははるかに及ばず、複回値もほぼ控除率どおりで、「複勝110円(100円からの上乗せ)」を考慮すればマイナスかもしれませんよね。

これは本当にしっかり頭に入れておくべき事実で、私自身、今シーズンは「調教が良い1番人気馬を嫌う」ことを徹底していることが、今まで馬券が好調である要因の1つになっていると感じます。

まぁ、調教が良い馬にも逆らわない方が良い条件もいくつかあるのですが・・・その辺りはナイショにしておきたいと思います(笑)。

2022年1月~好走率・妙味度別データ

ちょっと長くなってしまったので、これはさらっと。

左が好走率ですが、きっちり勝率も複勝率も「A>>B>C>>D」になっていますね。
これは好走率だけの指標なので、回収率は無視で良いのですが好走率Aについてはベタ買いでも単回値・複回値100超えですから・・・何と優秀なデータなのでしょう笑

ただ現状、BとCがそこまで明確な差になっていないので、ここに改善の余地があるかなと思っていて、より精度を上げたいところです。


右が妙味度で、これは正直に認めざるを得ないのですが、、、現状一番使いにくいデータになってしまっています。
単回値・複回値とも「A>B>C>D」でキレイになっているように見えますが、これは前述のトーアライデンの影響で、本当にただの偶然。

単勝3.0%、165頭にベットし続けてようやく期待値が取れるような賭けはすべきではないので、例えば「妙味度A」馬の単勝を買い続けるような馬券は絶対ダメ。
現状、推奨したいのは「妙味度AorB」を絞り込み条件に使うことです。

あまりお見せしたくないデータですが・・・予想記事の中でも明言してしまっているので良いですかね。
前述の好走率別データ、「妙味度AorB」・「妙味度CorD」に分けるとこうなります。

妙味度AorB(左)・妙味度CorD(右)の好走率別データ

前述の「好走率A」馬150頭のうち、妙味度AorBは120頭で、これはかなり信頼できる数字になっていますよね。
その一方で、たとえ「好走率A」でも妙味度がCの30頭(さすがに「AD」という組み合わせになることはないと思います)を見ると、勝率はむしろ良いくらいなのに単回値57まで下がってしまうので、これは(個人的に軸にもしない方が良いと思いますが…)少なくとも単勝は推奨出来ません。


これも、色々条件を絞り込むと見えてくるものもあるのですが・・・まぁサンプルもまだまだ少ないと思いますので、引き続き確認しつつ、何か傾向に変化があれば、私が予想する印に反映されることになると思います。

~ ☆ ~ ☆ ~ ☆ ~ ☆ ~ ☆ ~ ☆ ~ ☆ ~

ということで、本当にごく簡単に先週までの新馬戦データを振り返って参りました。

言うまでもないことですが、たった3か月の集計結果ですので、データとして取り扱うにはあまりにもサンプルが少なく、オッズカット等もあまりしなかったので回収率に関してはブレが非常に大きくなっています。
あくまで「こんな傾向があるのだな」と眺めて頂ければと思います。

やはりこの程度だと簡単に記事に出来ますので、次は11月末か12月末か。
ある程度「次のフェーズが終わったな」という感じになったタイミングで取り纏める予定です。

それでは、最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。