こんにちは、umassyです。
結局なかなか更新できていませんが…新馬戦開幕に向けて、昨シーズンの成績を振り返るまとめ記事の第2弾ですね。
↓第1弾はこちら
今日は騎手・調教師のランキングをご紹介します。
それでは早速。
【集計対象】
芝 201R(2,560頭)
ダ 100R(1,380頭)
2022-23新馬戦騎手成績
まずはリーディングを。
まずはオッズカットもせず、芝もダートも短距離も長距離も全部一緒にした「2022-23シーズン新馬戦リーディング」の結果発表から。
トップ30までご紹介していますが、ご覧の通り、ルメール騎手が2着数の差でなんとかトップの座を死守。
戸崎騎手が新馬戦リーディングとなれば、デム・ルメが通年騎乗する前の14-15シーズン依頼だったのですが惜しかったですね。
ただ、それでもこの戸崎騎手の2位は大健闘と言って良いですし、21-22シーズンはルメール騎手が20勝で、その前年は福永騎手が24勝で、そのまた前年はルメール騎手が25勝でリーディングを獲得していたことを考えると、昨シーズンはかなり勝ち鞍が分散したと言えるのでしょう。
シーズン中にも何回か紹介してきたように、昨シーズンは川田騎手が不調で、戸崎騎手・三浦騎手・松山騎手が好調でした。
特に内容が変わったのが松山騎手で、これも再三触れてきましたね。
言い方は悪いですが、芝もダートも短距離戦だけ買っておけば良い騎手で、芝マイル以上は自動的に「危」印が付く、ある意味美味しいジョッキーだったのですが。。。
3シーズン前の数字が良いのは多分穴馬が引き上げているだけで、昨シーズンのこの勝率・連帯率・複勝率・単回値・複回値の急上昇っぷりは凄まじいですね。
※上記は全データですので、例えば40倍でオッズカットしただけでも単回値102の複回値105ですし、私が出している「妙味度」AorBでソートしても単回値135の複回値110と、サンプルは半減しますが回収率100は簡単に超えてきます。
これに関しては、恐らく「何か」が変わったのでしょうから…今シーズンも軽はずみに「危」は打たないように気を付けたいと思います(笑)。
ノーザン系馬主のランキング
もう1つ、別の切り口で一つご紹介を。
「ノーザン系馬主」(キャロット・シルク・サンデーレーシング・G1レーシング+吉田勝己氏)のランキングと、それ以外のランキングを。


そもそも昨シーズンはノーザン系1口クラブが10年以上ぶりに首位から陥落した訳ですが・・・それでも、ノーザン系馬主からどの程度乗せてもらっていて、どの程度結果を出しているかというのは重要な情報。
関東では横山兄弟と菅原明良騎手あたり(これはあまりイメージ無かったので意外でした)がきっちり結果を出していますので、今シーズンも乗せてもらえそう。
「ルメさん×ノーザン馬主」は自動的に全て「危」印でも良いくらい期待値取れませんね。。。
関西の方は何と言っても福永騎手の引退でどうなるかに注目ですね。
新馬戦限定なら岩田みらい騎手も悪く無いのですが、彼だと重賞やクラシックまで任せるには心許ないですし、藤原ヒデさんから破門されたりしていますので…個人的にしばらく本命にはしない予定。
川田騎手もあまり乗っていないのと成績もパッとしませんので、やはり松山騎手、鮫島かつま騎手辺りが有力でしょうか。
本来ならば北村友一騎手の名前が真っ先に上がらなければならないのですけど、まだ落馬前のパフォーマンスにはなかなか戻ってきませんものね。。。
当然、藤原厩舎を中心に西塚騎手の騎乗も増えそうで、彼についてはまだしばらくは妙味取れるでしょうから、積極的に買っていきたいなと思っています。
2022-23新馬戦厩舎成績
こちらもまずはリーディングを。
続いて厩舎別データを見て参りますが、こちらもまずは調教師別新馬戦リーディングからですね。
これはもう大波乱と言って差し支えない結果で、シーズン中から何回か触れて来ましたが、矢作厩舎がやたら勝ちまくっていたのですよね。
現5歳世代も良かったみたいなので、まぁサンプルの少ない新馬戦ではバラツキがあるものなのかもしれませんが。。。
勝率を見ると本当に今シーズンは勝ちすぎでしたね。
正直、これをどう評価するかずっと悩んでいて。
グリーンチャンネルの番組にちょうど矢作先生が出ていて、新馬戦についての考え方(初戦から仕上げない)は変わっていないことを確認できましたので、これは一時的なものと割り切って考えたいと思います。
(後述する国枝先生のデータなどを見ると、正直厩舎データを予想に取り入れている参加者がほとんど皆無に近そうなので、そもそもどう取り扱うかですが…)矢作厩舎の名前だけで人気するようなら「危」を打つ、と言うスタンスで行く予定です。
これと真逆の考え方と思われる中内田厩舎が2位に敗れているというのが面白いですが、こちらの先生は本当に新馬戦も休み明けもしっかり仕上げてきますよね。
だから前哨戦のGⅡを勝ってもGⅠで負けるわけですが・・・そんな話はさておき。
複勝率80%越えは驚異的としか言いようが無く、絶対逆らうべきではない厩舎ですね。
一方、これはもう何十回も書いているのでお馴染みだと思いますが・・・
国枝厩舎の新馬戦は昨シーズンも酷いものでした。
こんなことはもう周知の事実で、競馬ファン全員が知っている事だと思うのですが、、、それでもなおこんな数字になってくれるというのは色々示唆を与えてくれますよね。
今年も有難く「危」印をたくさん打つことになると思います(笑)。
こちらもノーザン系馬主のデータを。
最後にもう1つ、騎手と同じ切り口で「ノーザン系馬主」のデータをご紹介したいと思います。


これはイメージ通り、ノーザン系馬主については圧倒的にキムテツさんが信頼されていることが窺えますね。
宮田厩舎とかもまだ見限るのは早計ですが、今のところ微妙(昨シーズンは「0-2-2-4/8」で単回値0複回値43)で、未勝利と言うのは痛いですね。。。
その他、中内田厩舎は納得として、あれだけTwitter民に嫌われている池添学厩舎は成績良いのですね。
私も個人的に出資馬を通して全く悪い印象は持っていない調教師ですし、皆様も良ければそんなに嫌わないでください(笑)。
矢作厩舎は非ノーザンの方で稼いでいるということで、まぁ確かに一口クラブならDMM・東サラ・広尾などが多いイメージでしょうか。
中内田厩舎もダノックスなどのイメージが強い通り、非ノーザンでも好成績ですし、須貝厩舎や武幸四郎厩舎辺りも非ノーザンでしっかり成績をあげていますね。
~ ☆ ~ ☆ ~ ☆ ~ ☆ ~ ☆ ~ ☆ ~ ☆ ~
ということで、基本的にはランキング表をご紹介しただけの記事ですが、気になるジョッキー、気になる厩舎は見つかりましたでしょうか。
「新馬戦はどうやって予想すれば分からない」という方も多いとは思いますが、特殊条件だけに厩舎やジョッキーの考え方も色濃く結果に反映されるのが新馬戦の面白さでもあります。
気になったデータがありましたら、是非ご自身で掘り下げてみて頂ければと思います。
それでは、次回、種牡馬・生産者他のデータを出来れば今週中には・・・。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。