こんにちは、umassyです。
新馬戦開幕に向けて、昨シーズンの成績を振り返るまとめ記事の第3弾ということで、今回はまさかの2日連続更新。
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今日はラストということで、種牡馬データ他、生産者・馬主などの各種ランキングをご紹介します。
それでは早速。
【集計対象】
芝 201R(2,560頭)
ダ 100R(1,380頭)
2022-23新馬戦種牡馬成績
まずは芝・ダート別リーディングを。
さすがに種牡馬に関しては芝・ダート別にしたのでは意味が無いかなということで、芝ダート別のランキングを。
画像の大きさをそろえたくて芝ダートとも30位以内にしたのですが、微妙に違うのは何でじゃ(笑)
それぞれクリックすると拡大できると思います。
ディープ不在でどうなるか、個人的に大きな興味を持っていたランキングでもあるのですが、芝ダート併せても「新馬戦リーディングサイアー」はエピファネイア。
妥当な結果ではありますが、ディープの全盛期は30勝以上とかしてましたから、今の状況は良く言えば群雄割拠。
まぁ悪く言えばカオスとも言え、POGも本当に難しいですよね。
芝新馬戦で狙える種牡馬・狙えない種牡馬
そのまま芝新馬戦の種牡馬成績について続けてコメントすると、今年は30頭くらいしかいないので参考にはならないですが、ハーツクライが新馬戦から良かったですね。
ただ、ハーツは基本的に初戦からの種牡馬では無いので、個人的には偶然かなと割り切ってますが。。。ロードカナロアは相変わらず最悪。
ドゥラメンテなどは年によって良いですし、母系上手くチョイスすれば全然買える種牡馬なのですが、カナロアは年々悪くなってきている印象。
芝のマイル以下新馬戦かつ単勝オッズ40倍以下という、普通に考えたら一番成績良くなりそうな条件のロードカナロア産駒新馬戦成績です。
年齢を重ねて開花する馬が多い、典型的な晩成型種牡馬だけに、初戦で人気していたら少なくともオッズ以上の期待値は見込めないものと考えた方が良いでしょう。
シーズン中から何度も触れてきたサトノクラウンも「買える」種牡馬。
40倍でオッズカットすると38頭の単回値288/複回値160で、特に小回り・2ターンのコースで穴を開けるケースが目立ちました。
対照的に、サトノダイヤモンドは厳しいですね。。。
距離伸びて良いタイプも多いので、今後も少なくとも新馬戦は買っちゃダメな種牡馬の代表になりそうな感じです。
あとは、「母父ディープ」との相性が良いハービンジャーやルーラーシップは、今シーズンも新馬戦から買える種牡馬になるでしょう。
最後に、昨年かなり話題になったダノンバラードだけ触れておきたいのですが・・・
結局穴を開けまくったのはほぼ6月だけ。。。
2年目で傾向変わっちゃうかもしれませんし悩ましいですが、6月の間は、穴馬がいれば軽く押さえる感じで様子見してみましょうか。
ダート新馬戦で狙える種牡馬・狙えない種牡馬
ダートの方はまぁ・・・結局最後まで「ヘニーヒューズしか」状態でしたね。
2歳新馬戦限定かなと思って過去5年間の2歳新馬戦vs3歳新馬戦なんてデータも取ってみたのですが・・・
サンプル数的にどうしてもダート新馬戦が増える秋以降がほとんどになってしまいますが、まぁ2歳秋の新馬戦ではヘニーヒューズの人気馬を黙って買っておけということですね。
3歳デビューはサンプルが少ないものの、まぁ意外と普通に買えそうだなと思いましたが、如何でしょうか。
「2月以降、3歳新馬戦でヘニーヒューズの人気馬は「危」だ!」みたいな、私が期待していたデータにはなりませんでした(笑)。
あとは、いかなる条件でも回収率が高くなるシニミニはお馴染みの通りで、モックモックが活躍しているダノンレジェンドも良く穴を開けていましたね。
シルバーステートもダートやタフな条件で本当によく走る種牡馬ですので、さすがにイメージ定着してきた気もしますが、ダート新馬戦で美味しいオッズになっているシルステがいたら積極的に買いたいと思っています。
(ただし、ダートで買えるのは牡馬限定です。)
一方、イメージに反してまるでダメだったのがドレフォンで、これは芝の方が全然良かったという予想外すぎる結果になりましたね。。。
ただ、私が「危」を打った3頭が何と「1-1-1-0」の単回値113複回値163でした(笑)。
マインドユアビスケッツも初年度は微妙で、デルマソトガケでも(芝でしたが)新馬戦負けているように、積極的に狙いたい種牡馬ではありません。
2022-23新馬戦その他データ
ここからはざっとその他の各種データをご紹介。
馬主&生産者ランキング
シーズン中も何度か触れましたが、これは個人的にかなりの衝撃を受けたランキング。
ノーザン系クラブの牙城が崩されたばかりか、社台RHが好走率も回収率も圧倒的な差を見せつけての1位とは。。。
これもの凄いことなんですが伝わりますでしょうか(笑)。
最後に社台RHが1位だったのは2010-11シーズンで、実に12年前、「母父サンデー」が圧倒的に強かった時代ですね。
さすがに生産者ランキングこそノーザンFが1位を守って面目を保ちましたが、それでもノーザンと社台がこんな僅差になってしまうとは。
ディープが亡くなってしまった影響もかなり大きいのでしょうし、施設面では今年から鈴鹿の外厩も運用スタートのはずなので、今シーズンはどうなりますか。
・・・昨シーズン、新馬戦予想が好調だった一因として、ノーザンFの不調は非常に大きかったので、出来ればこの傾向が加速して欲しいです(笑)。
枠順別データ
最後におまけということで、枠順別データを。
これは、オッズカットしないとあまり意味が無いのと、サンプルをある程度は確保したいので、記事の趣旨からちょっと外れますが過去5年&単勝40倍以下で集計しました。
11頭立て以下はあまり頭数少ないと枠順の有利不利が出にくいので、17・18頭立ては外枠が3頭ずつになってしまうので除外してあります。
複勝率と複回値で見るのが分かりやすいと思いますが、概ね外枠の方が良いのは見て取れると思います。
1・2枠と7・8枠とでは、複回値で10、複勝率で5%程度の差がある感じでしょうか。
最終的に回収率5%とか10%とか上げようと頑張るわけですから、まぁ十分すぎる差なのではないでしょうか。
一応同じデータの芝・ダート別も載せておきます。
やはり砂被りの不利が大きいダートの方が内枠不利・外枠有利が分かりやすくなりますね。
「新馬戦は外枠有利」をより強く意識するのはダート戦の方が良さそうですが、あとはコース特性、馬場状態、またその馬の気性(それを推測するための血統・調教や関係者コメント)などを総合的に判断して予想に反映させましょう。
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ということで、なんとかダービー前に去年の振り返りまでは終えました。
あまり細かく掘り下げる時間が無くて申し訳ない気持ちもあるのですが、ざっと昨シーズンのランキングを眺めるだけでも新馬戦予想のヒントは得られるのではないかと思います。
まぁ、このデータ記事はビックリするくらいアクセス数が少ないので皆さん予想しか興味ないのだとは思いますが(笑)、少しでも参考になれば幸いです。
それでは、23-24シーズンの新馬戦開幕まであと10日。
今年も少しでも良い予想、良いデータをお届けできるように頑張りますので、どうぞ宜しく御願い致します。