おはようございます。
天皇賞(秋)の枠順が発表されましたね。
エイシンヒカリが1枠1番という、誰もが98年のあの日をを嫌でも思い出してしまう、そんな抽選結果となりましたが、いよいよあと2日です。
土曜日にスワンS、日曜日に天皇賞(秋)が開催されるこの週末は、昔から秋のGⅠシリーズ最初のクライマックスという感じで個人的に大好きなのですが、今日1日乗り切れば競馬が待っている金曜日の朝ということで、既にテンションは上がりまくっています。
さて、その天皇賞(秋)ですが、今年はかなり予想が難しいですね。
有力馬がざっと見渡しただけで5~6(~7)頭いて、正直どれも「一長一短」って感じです。
なおかつ、枠順と追い切りを見て、難しさに拍車がかかった感すらあり。。。直前まで迷いそうな予感しかしません。
天皇賞(秋)過去5年データ
まずは、過去5年の連対馬を振り返ります。
府中の2000mらしく、全体的に逃げ・先行馬には厳しいレースとなっていますね。
2011年、2012年はハイペースに見えますが、シルポートが出ていた年で、特に2012年はかなり離した逃げでしたので、フェノーメノの4角4番手というのは、それほど速いペースでは無かったはずです。
それ以外、前半1000mは概ね59秒~1分0秒台で、最後の直線を意識した比較的落ち着いた流れになっているにも関わらず、やはり主役は差し・追い込み馬となっています。
そういう意味では昨年のラブリーデイは本当に強かった。
先行策から早めにエイシンヒカリを捉え、あとは後続を完封する横綱競馬で、過去5年の勝ち馬で4コーナー5番手以内だったのはこの馬だけです。
ただ、今年あれをやるだけの抜けた力は残念ながら、感じられません。
逃げ馬と言えば、この表よりも古い話になりますが、2008年のダイワスカーレットは本当に凄かったですね。
前半1000mを58.7秒のハイペースで逃げて、ウオッカと僅か2cm差の2着、走破タイム1分57秒2、しかも大阪杯以来7ヶ月の休み明け。
内外離れていたこともあり、判定写真を見てもどっちが勝ってるか分からなかったんだっけ、という記憶も含め、とんでもないレースでした。
エイシンヒカリのポテンシャルはダイワスカーレットにも負けていないのかもしれませんが、そのダイワスカーレットも結局は負けてしまったわけで、エイシンヒカリにとっては厳しいデータです。
あと個人的には、これも表には載っていませんが、2010年2着、2011年3着のペルーサ。
2011年のレースでスタート上手く出た時は、これは勝てるんじゃないかと期待したものでした(笑)。
話が横道にそれてしまいましたが、、、今年は3歳馬の挑戦が無いので、年齢的には概ね4歳馬vs.5歳馬でしょうか。
過去10年まで遡っても、例外は2009年の優勝馬カンパニー(8歳!)のみ。
3着も2頭(2007年3着馬カンパニー・6歳、2013年3着馬、エイシンフラッシュ・6歳)のみで、ラブリーデイは割引でしょう。
外枠不利で有名なコースですが、やはり7、8枠は不振。
個人的には最初のコーナーでごちゃつくので、内枠すぎても嫌だなという印象があります。
(偶然でしょうか、この表でも4~6枠辺りが目立ちます。)
今年はフルゲートにならなかったのでそこまで気にしなくても良いかも知れませんが、どうなりますか。
連対馬前走・前々走データ
次に、ステップレースの比較です。
やはり主流は毎日王冠組。毎年1頭は連絡みしています。
ただ、意外と着順はバラバラで、1着馬はエプソムC→毎日王冠を連勝した2011年ダークシャドウが2着に頑張ったくらいです。
(ルージュバックと全く同じパターンですね。)
中2週のローテーションなので、あまり走らず余力が残っているくらいの方が良いのかもしれません。
難しいのが休み明けの取捨。
秋天→JC→有馬をぶち抜けるスーパーホースでもない限りは、やはりピークをJCに持って来ざるを得ず、秋1叩きして天皇賞はスキップするか(今年で言えばキタサンブラックやゴールドアクター)、このレースを叩き台に使うしかないというのが現状です。
ジェンティルドンナはこのパターンで2013年、2014年と2着しています。馬券に絡んでしまっているので余計面倒なのですが、基本割引で。
毎日王冠を調整不足で回避したリアルスティールも不安が残ります。
あと目立つのは札幌記念。古くは1997年のエアグルーヴもこのパターンでしたが、ステップとしては比較的相性が良いです。
ただ、2005年1着馬ヘブンリーロマンス、2011年1着馬トーセンジョーダン等、「札幌記念を勝って秋天挑戦」というのが基本線で、あまり内容の良くない2着だったモーリスをどう見ますか。
追い切りその他
最終追い切り、最も注目して見ていたのは先週暴走してしまったエイシンヒカリでした。
今週はまずまず常識の範囲内ではあったものの、やはり全体時計が速く、昨年の毎日王冠の時などと比べても、終いのはフットワークの伸びやかさが足りないように見えました。(そうゆう目で見ちゃうからかもしれませんが。)
ただ、6月以来の休み明けですから、2週続けてこれだけ攻められていることをポジティブに捉えたいところです。
また、1週前があまりにも軽く、毎日王冠の疲れが見えていた?印象のアンビシャスにも注目していましたが、これも正直誉められたものではありませんでした。
800mから53.8-39.2-25.2-12.7という時計自体は、もともと速い時計を出すタイプでもなく良いのですが、ラスト鞍上が気合をつけているのに全く伸びず、大阪杯の時などと比べるとかなり印象が悪いです。
私は基本的に、あまり追い切りだけで取捨を決めない(むしろ、レースに出すための仕上げはプロの領域であり、中途半端に素人が見ない方が良いのではないか、とさえ思っている)タイプなのですが、それでもちょっと考えてしまいます。
それ以外は、特に気になる馬はいないと思います。
それこそ、調教のプロ達が、GⅠレースに相応しい仕上げをされているのではないかと。
特に良いなーと感じたのが、ステファノス、ルージュバック、ラブリーデイ辺り。特にルージュバックは毎日王冠快勝の疲れを全く見せず、今本当に状態が良いのだと思います。
あとはリアルスティールも毎日王冠スキップしたのは大正解だったと思います。良く見えました。
そして、概ね良く見えた馬は外枠に、そうでない馬は内枠に入ってしまったという・・・誰がこんな難しいパズル考えたんだ(笑)、と競馬の神様に文句を言いたくなるレベルです。
予報では土曜日ちょっと雨マークがありますが、これで道悪競馬にでもなったら目も当てられません。
冒頭で触れたように、ほぼ全ての馬に一長一短あると考えていますが(詳細は予想記事に回します)、何となく総合的にマイナスが少ないのはルージュバックなのかなぁ、というのが今日の時点での印象です。
あと2日、悩んで悩んで悩み尽くしたいと思います。
本日も、最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。