おはようございます。
いよいよ3日後に迫った牡馬クラシック最後ラスト、菊花賞。
今週も関西圏に来ているのですが、ほとんど毎日雨、雨、雨。。。
(東京も同じような状況のようですね。)
週末から来週前半にかけての天気予報も思わしくなく、台風までやってくるとか。
それほど大量の雨が降っている印象はないですが、今週末も道悪競馬になってしまいそうですね。
お天気も気になりますが、まずは過去5年のデータを振り返りつつ、今年の菊花賞を展望して参りましょう。
過去5年連対馬データ
◆ 脚質・展開
去年も同じようなことを書いたかと思うのですが、過去5年の勝ち馬で一番後ろにいたのが一昨年のキタサンブラックというのが何だか面白いですね。
過去10年まで遡っても唯一の道悪競馬だった2013年エピファネイアは終始2~3番手から抜け出しての快勝でしたが、イメージとしては好位追走から坂の下りで進出していき、4角では5番手以内につける、ちょうど去年のサトノダイヤモンドのような競馬が理想でしょうか。
ここ2年の2000m通過タイムを見れば分かるように、1度目のアップダウンとホームストレッチを乗り越えた1000m~2000mにかけてかなりペースが落ち着く傾向にあり、ここでしっかり折り合って脚を溜められるかどうかもポイントかなと思います。
ちょうど昨年、エアスピネルが前半掛かりまくっていたにも関わらず3着に頑張ったのは信じられない光景でしたが、普通あんなのは3000mもちません(笑)。
今年はウインガナドルが逃げ宣言に近いコメントを出しているので、ダービーで超スローに落としたマイスタイルとは違ってある程度のペースで引っ張るのかなとは思いますが、途中でペースが緩むのは間違いないと思いますので、しっかり折り合えるかどうか、というのが血統的な距離適性以上に大事になってくると思います。
その意味でも超スローのダービーに対応できた上位3頭は信頼できたのですが・・・いないんですもんね。。。
なお、せっかく調べたので過去10年の脚質データもご紹介します。
あくまで逃げ・追い込みは勝ち切るまでは厳しく、圧倒的に先行馬が有利という傾向ですね。
今年は道悪が予想されているので、よりその傾向が強くなると思います。
また、上がり3Fの速い馬がそのまま上位に来ているというのも大きな特徴ですね。
まぁ京都3000mの特徴そのままでもあるのですが、坂の下りから長く良い脚を使って差し切れるようなタイプが有利というのが数字にも現れています。
ちなみに上がり3F6位以下で勝った2頭は4角2番手から押し切ったビッグウィーク(2010年)とアサクサキングス(2007年)です。
◆ 人気
「強い馬が勝つ」菊花賞だからでしょうか。
人気馬が強いですね。これも勝ち馬で一番人気なかったのがキタサンブラック5番人気でした。
昨年は2着に9番人気のレインボーライン(そんな人気なかったんですね・・・)が2着に入りましたが、2着馬も5番人気以内。
ただ、今年の1番人気濃厚なのがミッキースワロー、関東馬なのですよね。
上記の表に載っているのはすべて関西馬なのですが、過去10年で馬券になった関東馬は2007年3着のロックドゥカンブと2014年3着のゴールドアクターのみというかなり衝撃的な内容。
いかにクラシックを狙えるような期待馬が関西の厩舎に集中してしまっているかが分かりますが、東の横綱格であるレイデオロが出ないというのもなんとも・・・
昨年も、皐月賞馬ディーマジェスティが2番人気4着と人気を裏切ってしまいました。
ただ、ディーマジェスティの場合は菊花賞が初めての関西遠征でしたが、ミッキースワローは京都新聞杯で経験があります。
しかも当時は菊沢 一樹騎手が乗って0.1秒差5着。
人気を集めそうな関東馬は同馬くらいのものですが、さてどうなりますか。
こちらも、過去10年データをご紹介しておきますね。
1番人気の複勝率、80%ですか。個人的には、これを見るとアルアイン1番人気になってくれないかなぁと思ってしまいますが(笑)。
(今のところ本命候補です。)
◆ 枠順
これは、やはり内が有利なのかなぁという印象ですね。
毎年、1枠か2枠が連対しています。
この点も過去10年データを見てみましょう。
ここまで極端な傾向というのも珍しいですね。
外枠で勝ったのは2011年オルフェーブルの7枠14番、2008年オウケンブルースリの同じ7枠14番のみ。
よほど抜けた力がない限りは、内枠から本命を選ぶくらい極端な戦略でも良さそうです。
(今年のメンバーで抜けた力を持った馬は、、、いないかなという印象です。いたとして、この時点で見抜いている方がいらっしゃったら格好いいですね。)
・・・ということで、本当は前走データ等もご紹介したかったのですが、時間がなくなってしまいました。。。
残りは明日に回したいと思います。申し訳ございません。
せっかくなので、確定した枠順や追い切り等についても触れられたら良いですね。
それでは、今日は短い記事となってしまいましたが、最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。