人生は競馬と共に

中央競馬の新馬戦・重賞を中心に、競馬について気ままに書いていきます。

【重賞回顧】秋華賞と府中牝馬ステークス 雨の中、好レースでしたね。

おはようございます。

 

あいにくの雨模様の中行われた今年の秋華賞。

牝馬三冠レース、最後の1冠を手にしたのは3番人気のディアドラでした。

 

ハービンジャー産駒がついにGⅠを勝利したわけですが、重馬場とは思えないような最後の切れ味で、最後3頭の競り合いはかなり見応えがありましたね。

1日空いてしまいましたが、土曜日の府中牝馬Sと併せて、簡単に振り返って行きたいと思います。

 

※日曜日の予想記事は→こちら 

※土曜日の予想記事は→こちら 

 

 

第22回秋華賞 回顧

 

昨年も同じようなことを書いた記憶があるのですが、もう22回目の秋華賞なんて信じられないですね。。。

まずはいつものように、全馬の着順・着差からです。

 

 

 

冒頭触れたように、4着のラビットランに3馬身という決定的な差を付けた上位3頭。

こうして見ると最後1 1/4馬身差を付けていたというのが信じられませんが、ディアドラのラストの切れ味にモズカッチャン・リスグラシューの2着争い、手に汗握るゴール前でしたよね。

 

正直に言って、重馬場でソウルスターリングもアドマイヤミヤビもいない秋華賞、ここまで内容的に面白いレースが見られるとは期待していなかったので、何だか得をしたような、そんな秋華賞でした。

 

 

個人的に注目していたスタート、①アエロリットも好スタートからある程度出していきましたが、外から⑧カワキタエンカがダッシュ鋭くハナを奪い切り、さらに外からはアエロリットに並びかけるように⑯ファンディーナも前に付けるなど、ほぼ戦前の予想どおりの展開に。

アエロリットは返し馬からやや力んでいたような印象でしたが、ハイペースで競り合うわけにも行かず、外には終始岩田騎手のファンディーナがいて、ちょっと厳しいレースになってしまいましたね。

関東からの遠征に持ち味のスピードが削がれてしまう重馬場と、後付けだといくらでも不安要素が出てくるから不思議です(笑)。

発表された時は絶好枠かなとも思った最内①番枠も含め、ツキがなかったですね。

 

あとは⑤ブラックスビーチが4番手で、④モズカッチャンが3列目と呼んで良いのか、前の3頭を見る形でポケットの位置を確保する得意な形。

距離に不安がある桜花賞馬⑫レーヌミノルも必死に抑えながら好位を追走。

②ラビットランも、モズカッチャンの直後のインと、馬場状態を考慮したか好枠も活かしてある程度前に付けました。

 

一方で、⑦リスグラシューと⑭ディアドラはスタート立ち遅れてしまいましたね。。。

リスグラシューはスタート直後内の⑥メイショウオワラと接触するなどスタートでもたつき、外目に馬を誘導しながら後方から押し上げていく形。

ディアドラはスタートそんなに悪く無さそうに見えたのですが、こちらも一瞬内の⑬リカビトスとぶつかりそうになりながらも好位を目指しますが、外枠もあってポジションを上手く取れなかったような印象でしたね。

 

ただ、リスグラシューの方は1~2コーナーの捌きが非常に上手く、向正面に出た時にはちょうど中団あたりの10番手のインまで押し上げていて、この辺りは上手く行っていたように思います。

ちょうど同じ勝負服の⑪ミリッサと並ぶように走っていたのですが、行きっぷりがまるで違っていて、ミリッサに関しては重馬場が本当に合わなかったのかなという印象でした。

ディアドラは結局向こう正面では後ろから4番手と、常識的に考えれば非常に厳しい位置取りになってしまいました。

(レース後のコメント等を見ても、やはり本当はもっと前に付けたかったようですね。)

 

カワキタエンカがどのくらいのペースで引っ張るのかも注目していたのですが、前半1000mがなんと59.1秒。

これを2馬身差で追いかけていたアエロリットとファンディーナも含め、これは流石に速かったですね。驚きました。

 

そんな中、上位3頭は坂の下りから早めに動いていきます。

リスグラシューは残り800m辺りから外々を手応え良く上がっていき、ディアドラはインコースから徐々にポジションを上げると、残り600m辺りから、思い切って内を目掛けて上がっていきます。

モズカッチャンも先行各馬の外に出すと直線入り口では堂々先頭に立つ、非常に積極的な競馬。

 

直線半ばでは、粘るモズカッチャンとこれを追うディアドラの一騎打ちかなという雰囲気でしたが、直線なんとか外に出せたディアドラがラスト200m過ぎから猛追、一気に外から差し切りました。

2着争いは非常に際どくなりましたが、最後の最後、リスグラシューが交わし切って2着。

(私にとって、馬券的には非常に大きなハナ差でした。)

 

 

冒頭でも触れましたが、ハイペースを好位で追走しながらも直線早め先頭から粘りに粘ったモズカッチャン(しかも、落鉄があったとか。不運でしたね。。。)、長く脚を使って持ち前の堅実な走りを見せたリスグラシュー、後方から上手くインに潜り込んで、コーナーから直線も上手く捌いて重馬場とは思えない切れ味を見せたディアドラ。

いつもより前目の競馬で4着に入ったラビットランにハイペースで逃げて5着に粘ったカワキタエンカも含め、本当に期待以上の好レースでしたね。

 

まぁ馬券は・・・モズカッチャンの「抜け」も痛恨でしたが、そもそも3着くらいはヒモ荒れしてくれるんじゃないかということで手広く買っていたので、ここまで堅く収まってしまうとどっちみちダメですね。

馬連は本線サイドで的中でしたがこれも約15倍と堅かったですし、馬券的にはやや不完全燃焼でございました。

 

結果的にはハービンジャー産駒が1着、3着ということで、タフな馬場でも力を出せる特徴が良く出た、そんなレースだったと言えるでしょう。

ここからエリザベス女王杯に向かう馬もいるかと思いますが、これだけ激しいレースをした後ですから、状態面には気をつけたいところですね。

 

 

第65回府中牝馬S 回顧

 

第65回ってすごいですね。伝統の牝馬重賞です。

こちらはごく簡単なコメントのみになってしまいますが、結果だけ振り返ります。

 

 

 

勝ったのは私の本命馬、⑪クロコスミア。

すんなり先手を奪うと、800m49.5秒、1000m61.9秒と稍重を考慮しても遅いペースに落とした岩田騎手の好騎乗が光りましたね。

ただ、レースを見終わって印象に残ったのは、「いやぁ、ヴィブロス強いなぁ」ということですよね。

 

私は単・複買っていたので、1着と2着とでは大違い。

なんとか最後残してくれたのは良かったのですが、ラスト200m、内から外に切り替えたヴィブロスが鋭く迫った時には「これは交わされたかな」と観念しました。

どう言えばよいのでしょう、海外GⅠを勝った貫禄なのか、流石に力があるなぁというところを見せ付けてくれましたね。

 

斤量差とか一叩きした上昇度とか持ち出すまでもなく、エリザベス女王杯では堂々の主役でしょう。

私もよほどのことがない限り本命にすると思います。

 

⑦アドマイヤリードも最後素晴らしい伸びでしたが、56キロを背負った上位人気3頭が2~4着。

いやぁ、堅かったですね・・・

 

クロコスミアから穴狙いという狙いは全くのハズレで、馬券的にはこちらも中途半端な結果でダメでしたね。

今年は、上位人気馬がしっかりと力を見せ、本番に向けて好スタートを切った、そんな府中牝馬Sでした。

 

クイーンズミラーグロは一体どうしちゃったんだろうという疑問は残りましたが、このレースに関しては以上ですね。

 

 

さて、今週末は牡馬クラシック最後の1冠、菊花賞。

ダービー1~3着馬が不在で上がり馬もそこまで強烈ではないということで、今から秋華賞よりも盛り上がら無さそうな予感しかしないですが・・・

まぁ馬券的には面白そうですし、GⅠはGⅠですから、頑張って予想して参りましょう。

 

今週も、できれば木曜か金曜に展望記事を上げたいと思っていますので、またお読みいただけたら嬉しいです。

 

それでは、もう火曜日になってしまいましたが、皆様良い1週間を。

最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。