人生は競馬と共に

中央競馬の新馬戦・重賞を中心に、競馬について気ままに書いていきます。

2018年弥生賞の回顧 怪物・ダノンプレミアム「1強」でしたね。

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こんばんは。
昨日は家族揃って中山競馬場を満喫して、帰宅後すっかりバタンキューだったumassyです。
いやぁ、本当に疲れた・・・


さて、その弥生賞について、最初に訂正から。
↓の予想記事の中で、初出走馬ヘヴィータンクはタイムオーバーを免れることができるのか?みたいな趣旨のコメントをしてしまったんですが・・・


色々調べたところ、重賞レースはタイムオーバーの規定が適用されないそうです。
JRAのHPで、「馬主情報」>「馬主の方へ」>「賞金のしくみ」と進むと、こんな説明書きがあります。

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良く、「賞金が貰える8着と9着とでは大違いだ」という話を聞くかと思いますが、正確には「出走奨励金」と呼ぶのですね。
6着以下でも8着以内、重賞だと10着以内に入るとこの出走奨励金というのが交付されるのですが、タイムオーバーになると貰えません。

上記の表だと「平地の新馬・未勝利競争以外の競争」で芝2,000m以上、ということで5秒がその基準なのかな・・・と思っていたのですが。

表の上に書いてある「備考2」をよく読むと・・・

 

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わぉ。
オープン競争はタイムオーバー規定の対象外なのですね。。。
長いこと競馬を見てきましたが、これは初めて知りました。
まぁこんな形でクローズアップされる事自体滅多にないことの証明でもありますが、それにしてもなんでなんだろ。
(なお、規程自体は以前もご紹介した「一般事項」のⅡ 出走制限の中に記載があります。)

ということで、ダノンプレミアムから約23秒遅れで入線したヘヴィータンクくんは、無事出走奨励金をゲットすることが出来たわけですね。
私の計算が合っているかどうか分かりませんが・・・恐らく、今回は出走奨励金1,080,000円+重賞の特別出走手当431,000円、〆て1,511,000円也。

 

森厩舎は、もともとアラウン、ニシノトランザムと3頭を登録させていましたので、これらの賞金・手当狙いというのは当然考えていたのでしょう。
なんだか、一部でこれに対して批判的な声があがっているようですが・・・まぁ意見は人それぞれで良いのですが・・・一体誰目線で批判してるんだろう?というのは気になりますね。

(「まだ仕上がっていない馬を、観客も多い重賞に出すなんてリスクが大きすぎる!」とか、「そんな規程おかしい!」という批判ならまだ理解できるのですが。)


個人的には、最後にどうにか完走したヘヴィータンクがゴールした瞬間には場内が大きな拍手に包まれて、真剣勝負の緊張感から開放されたというか、なんだか和んでしまいました(笑)。
全周パトロールビデオだと最後まで見れますので、ご興味ある方は是非。

 

さて、前置きが非常に長くなってしまい申し訳ございません・・・
弥生賞の回顧をして参りたいと思います。
最後におまけで、中山競馬場内にある子どもの遊び場もご紹介しています。
関東近郊のパパ・ママ必見です(笑)!

弥生賞2018 回顧

結果

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コメント

この予想で馬券外す私って天才かも、というのはさておき(笑)、まぁ本当に強かったですね、ダノンプレミアム。

スタート直後は⑨ダノンプレミアム、⑩サンリヴァルが並走するような形でしたが、長いホームストレッチでサンリヴァルがじわっとハナに立つと、ダノンプレミアムは2番手に控える予想通りの展開。

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写真、暗いなぁ(´・ω・`)
私はゴールちょっと手前で、子供を抱っこしながら観戦していたのですが、この地点ではサンリヴァルが後ろを離し始めていて、3番手には④リビーリング。
③ジャンダルムもこの日は前目に付けて、ちょっと切れて⑧ワグネリアン。
ワグネリアンも、思っていたよりは前に付けましたね。

①オブセッション、⑥アサクサスポット、②アラウン辺りまではほぼ一団で最初のコーナーに向かい、実質最後方に控えたのが⑦トラストケンシン。
⑤ヘヴィータンクは早くも10馬身以上後方をちょこちょこついていく状態に(笑)。

 

少頭数でもありますし、2000mのレースでそのまま淡々と流れていくわけですが、見た目の印象としては、ダノンプレミアムもそれほど折り合いに苦労している感じはありませんでした。ダービーが昨年のような超スローになったら別ですが、皐月賞本番に関してはこれ以上スローにはならないでしょうから、距離は大丈夫ですね。
ジャンダルムなんかはメンバー中一番と言っていいほど折り合っていて、武豊騎手が良くコメントしている、「血統を知らなければ誰も短距離馬とは思わない」というのも大きく頷ける走りでした。

3コーナーから4コーナーにかけて、残り800m~600mの1ハロンが12.8秒と緩んだところで、ダノンプレミアムが一気に先頭に並びかけます。
馬場の良いところを選びながら、かなり外を回って直線に入ると、あとは独壇場でした。

ただ1頭内ラチ沿いで必死に粘り込みを図るサンリヴァルに、ダノンプレミアムをマークするように進出し、直線ではダノンプレミアムよりちょっと内からこれを追いかけたジャンダルム。
さらに、3~4コーナーでちょっと置かれてしまい、直線は一番外から追い込んできたワグネリアンの3頭が激しい2着争いを繰り広げるのを尻目に、最後までノーステッキ、ラストは完全に流す余裕を見せての完勝劇。

 

2着は坂を上がってから一伸びして地力を見せたワグネリアン、3着は際どい写真判定になりましたが、外のジャンダルムが入り、皐月賞の優先出走権はここまで。
4着のサンリヴァルもオープン特別勝ち馬ですし、今年の弥生賞に関して、賞金を持っていない陣営は回避するのが「正解」だったことも証明されましたね。

そして、予想記事のタイトルに対する答えとしては、単勝オッズが示すとおり、完全にダノンプレミアム「1強」の弥生賞だったということになるでしょう。
本番で乱ペースになったりした時にどう対応するかなど、重箱の隅をつつけば色々あるんでしょうが、普通に考えたらこれで春のクラシックはほぼ決まったかも。
そんな印象すら受ける、とにかく「強さ」だけが印象に残ったレースでした。

そして、個人的に応援していたワグネリアンは残念ながら2着。
頑張ったとは思いますが、中山適性で最も懸念していた、コーナーからの加速が全くダメでしたね。。。
3~4コーナーで早くもステッキが飛んでいましたが、直線入り口であれだけ離されてしまうと、ダノンプレミアム級の先行馬はなかなか捉えられません。

もう、勝負はダービーと割り切って、フルゲートでペースも速くなるであろう皐月賞では変に勝ちにいかない競馬をした方が、却ってワンチャンあるのかもしれません。
私の目には、それくらい絶望的な1 1/2馬身差に映りました。

そして、3着には土曜日に続いてきっちり「仕事」をした武豊騎手のジャンダルム。
前述のとおり、端から見る限り距離が伸びても全然不安な感じはせず、皐月賞・ダービーに向けて、この馬の取捨が結構ポイントになってきそうな予感がしますね。
同じユタカさんというのもあって、ダンビュライトと似たポジションというか・・・なんか買わないと来そうなイメージです。

 

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パドックでのワグネリアンとダノンプレミアム

最後に、せっかく現地に行ったのでパドックの写真でも。
人を掻き分けながら、これでも出来る限り前で撮ったのですが・・・10R直後から凄い人で、GⅠレース並みでした。

ダノンプレミアム、やっぱり格好良かったなぁ。
もちろん今後もワグネリアンは応援しますが、こうなったらダノンプレミアムには是非無敗の皐月賞馬になって欲しいです!
(なんという手のひら返し。笑)

 

おまけ:中山競馬場は超オススメの子連れスポットです!

ここからは興味のある方だけお読みいただければと思います。
私は、自宅が東京の中でも比較的千葉に近いこともあり、よく子供を連れて中山競馬場に遊びに行きます。

今回、重賞が開催される日曜日はやっぱり避けたほうが良いなぁとも思ったのですが(汗)、ここは本当に小さな子供連れで遊ぶには良い場所なので、簡単に紹介させて下さい。

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微妙に分かりにくいマップなのですが、薄く緑色に色を付けた辺り、内馬場にある「緑の広場」がほぼ一面家族連れ向けの場所になっています。


その名の通り、芝生の広場なんですが、まず驚くのが遊具の多さ、大きさ

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大きな公園でも、なかなかこれだけの規模の遊具はありません。

とりあえず、この辺の遊具で遊ばせるだけでも余裕で1時間は間が持つと思います。

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左の「ぽんぽんバス」は4歳から。右の写真の奥に見える「くものじゅうたん」は、大人が一緒に遊べば幼児でも十分楽しめます。
この日は人が多くて、5分程度で入れ替え制になっていましたが、重賞のない土曜日などは基本遊びたい放題です。

さらに、ここは競馬場。
子供向けに馬やポニーと触れ合えるイベントも盛り沢山です。

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ジョッキースタイル撮影会と、体験乗馬

左はジョッキーの格好で写真を撮れる「ジョッキースタイル撮影会」、右は小さな馬場を1周引き馬で回れる「体験乗馬」。
それぞれ30分位並んで整理券を貰い、大体はパパの役目なのですが、体験乗馬の方は弥生賞が迫っていたので妻が並んでくれました。

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なんかサイズ調整が上手く行かなかった・・・
ミニチュアポニーと写真を撮るチャンスも多いですし、右は秋ぐらいの写真なのですが、9歳までの子供が乗れる「うまゴーカート」。
これも並ばなければ乗れないのですが、うちの子供たち的にはこれが1番人気です。

もちろん、内馬場内(ややこしいですが、『うちばばない』です。笑)でシートを広げてお昼ごはんを食べるのも気持ちが良いです。
昨日はピザーラと銀だこを食べましたが、スタンドまで行けばファーストフード系は一通り揃っているので本当に便利。

 

スタンドの方なので「緑の広場」からは離れるのですが、授乳室やベビールーム、キッズルームも完備されています。

 

これだけ充実していて、なんと入場料はタダですよ、奥さん(笑)

開催日だと大人は1人200円かかりますが、開催日以外も遊具等は開放されてて、その場合は本当に無料です。
馬とのふれあいイベントも日曜日だけだったりしますが、開催日以外も実施されます。

馬券が外れても、売上の一部がこんな充実したサービスに使われているのなら良いかな、もっと馬券買っちゃおうかなって思わされます。マジで。

 

詳細は、↓のリンク(JRAホームページ)にありますので、ご参考にして下さい。

馬とのふれあいイベント・お子様向け遊具のご案内:中山競馬場 JRA

 

それでは、長々と、それでいてよく考えたら弥生賞の回顧しか出来ていない記事になってしまいましたが、、、最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。

チューリップ賞も回顧しておきたいので、今週中にアップしたいと思います。