こんばんは、umassyです。
昨日に引き続き先週末の回顧をしたいと思うのですが、その前に。
サウスヴィグラスが22歳で死亡したという残念なニュースが入ってきましたね。
サウスヴィグラス自身も引退レースのJBCスプリントを柴田善臣騎手とのコンビで制しましたし、特に南関競馬ファンにとっては非常に馴染みの深い種牡馬だったのではないでしょうか。
ダート短距離では非常に信頼できる種牡馬ながら、実は当ブログで力を入れている中央の新馬戦だとそこまで強調できる種牡馬ではないのですが、よく言われるように牝馬で結構買えるんですよね。
せっかくなので、産駒がデビューした2007年以降、全ての新馬戦データ【牝馬のみ、ダート戦のみ】を調べてみました。
年 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
2018 | 1- 2- 0- 6/ 9 | 11.10% | 33.30% | 33.30% | 138 | 118 |
2017 | 0- 3- 4-11/18 | 0.00% | 16.70% | 38.90% | 0 | 132 |
2016 | 3- 3- 1-17/24 | 12.50% | 25.00% | 29.20% | 92 | 95 |
2015 | 1- 0- 4-15/20 | 5.00% | 5.00% | 25.00% | 31 | 185 |
2014 | 3- 0- 3-11/17 | 17.60% | 17.60% | 35.30% | 247 | 163 |
2013 | 0- 1- 1-16/18 | 0.00% | 5.60% | 11.10% | 0 | 76 |
2012 | 0- 1- 0-10/11 | 0.00% | 9.10% | 9.10% | 0 | 33 |
2011 | 1- 0- 1- 4/ 6 | 16.70% | 16.70% | 33.30% | 600 | 200 |
2010 | 2- 1- 1- 2/ 6 | 33.30% | 50.00% | 66.70% | 141 | 136 |
2009 | 0- 0- 1- 5/ 6 | 0.00% | 0.00% | 16.70% | 0 | 145 |
2008 | 2- 1- 1- 4/ 8 | 25.00% | 37.50% | 50.00% | 772 | 275 |
2007 | 0- 0- 0- 4/ 4 | 0.00% | 0.00% | 0.00% | 0 | 0 |
スマホでご覧の方、表が切れていたら申し訳ございません・・・
ご覧の通り、複回値が概ね100を超えていて、あまり人気しないながら堅実に走るイメージでした。
コースによっても得意不得意があるので、もう少し絞り込めばより精度が上がるとは思うのですが、これから産まれてくる産駒を含めて、まだ2~3年は新馬戦にも登場してくるはずですので、頭の片隅に入れておいて下さい。
(当ブログでも、その辺のデータベースっぽい記事を増やしたいという気持ちだけはあるのですが・・・なかなか時間が。汗)
地味ながら堅実に走るイメージ通りで、これと言った後継種牡馬もいない現状ではありますが、ヒガシウィルウィン辺りにその期待が掛かっていくことになるのでしょうか。
産駒全般のイメージに反して全然短距離馬じゃないのがまた何とも面白いですが、これから交流重賞に出てくるたびに応援したくなっちゃいますね。
ともあれ、長い間本当にお疲れ様でした。
どうか安らかに・・・。
※予想記事はこちら↓です
チューリップ賞2018 回顧
レース結果
コメント
まずは、ラッキーライラックが危なげなく快勝したチューリップ賞から。
予想記事にも書いたように、全く同じコースで行われた阪神JFの1~3着馬が揃って駒を進めてきたことによって、10頭立てという珍しいほどの少頭数になってしまったこのレース。
覚悟はしていたのですが、私の本命馬⑩サラキアがデビュー戦に続いて大きく出遅れた一方で、久し振りに自分の競馬をするぞ、とばかりに⑦サヤカチャンが押して押して先頭に。
行けたことは行けましたが、アルテミスSの時などはもっとスムーズにハナに立てていましたので、結果を見ても完全に歯車が狂ってしまいましたかね。
2番手が②カレンシリエージョで、その後ろ、好位3番手に圧倒的1番人気の⑤ラッキーライラック。
阪神JFの時よりも前でしっかり折り合いながらレースを進めていくと、これをマークするように④マウレアと⑨リリーノーブルが直後を追走。
サラキアは新馬戦のように慌ててリカバリーせずに、後ろから3番手辺りを追走。
個人的には最後方から折り合い重視で進めても良いのではないかなぁと思いながら見ていたのですが、末脚に賭ける戦略自体は良かったのではないでしょうか。
前2頭がある程度後ろを離していたので馬群は縦長になっていましたが、前半600mが35.4秒、800mが47.5秒ですからやや遅めのミドルくらい、まさに阪神JFと同じようなペース。
結果も同じような形になってしまったのですが、違ったのはレース内容。
あの時はリリーノーブルが先に抜け出しを図ったところ、ラッキーライラックが外からねじ伏せた形でしたが、今回はまさに横綱競馬。
2最女王は残り600m辺りから徐々に前との差を詰めて行き、ラスト200m手前辺りで早めに先頭に躍り出ると、そのまま後続を寄せ付けずに完勝。
2・3着はこれを追いかけたマウレアとリリーノーブルが最後まで競り合う形になりましたが、内からしぶとく伸びたマウレアが2着を確保。
桜花賞本番の権利はもちろんですが、賞金を加算する意味でも大きな2着でしたね。
勝ったラッキーライラックと2・3着馬とが2馬身差で、そこからさらに2馬身離された4着に、サラキア。
「3強」に割って入ってくれるのではないかと期待していましたが、やはり現時点では上位3頭に届きませんでした。
最終オッズでも4番人気に支持されるというのはちょっと意外でしたが、ある程度力があるという感触もつかめたレースでした。
年明けデビューですし、じっくり成長を促していって欲しいと思います。
これで、ラッキーライラックは阪神JF→チューリップ賞連勝。翌日のダノンプレミアムとは違って、直線もしっかりムチを入れて追われていてちょっと違和感もありましたが、陣営としては早めに先頭に立っても気を抜かず走らせる意図があったとか。
不安なのはレース振りを含め怖いくらいソウルスターリングと重なる点ぐらいですが、当然本番でも最有力馬でしょうし、もの凄い単勝支持率になりますよね。
石橋脩騎手がそのプレッシャーに打ち勝てるのかどうか?・・・ちょっと気が早いですが、そんな事まで考えてしまうような圧勝劇でした。
2着のリリーノーブルに関しては、最終追い切りを見ても分かるように、今回は終いの切れを試したかったのでしょう。
これでやはり瞬発力勝負では分が悪いと分かったでしょうし、本番はスプリント寄りのメンバーが揃ったフィリーズレビュー組も入ってきてまた違った流れになるでしょうから、積極策で一発狙って欲しいと思います。
個人的に、今のデキをキープできれば、流れ次第でまだチャンスはあると見ています。
3着のマウレアに関しては、さすがに本番に「お釣り」は残っていないでしょう。
前走が休み明けで馬体重増減なし、今回が中2週で輸送してきてマイナス8キロ。
アユサンの時と同様このまま栗東に滞在するそうですが、あまり桜花賞は無理せず、オークスで勝負して欲しいなぁなんて思います。
オーシャンS2018 回顧
レース結果
コメント
こちらは、高松宮記念を「本番」と考えると直結する可能性が低そうなので、さらっと。
前走・京阪杯に続いて好スタートからハナを切って飛ばす⑨ネロ、同じく好スタートを切った⑮レーヌミノル、⑫ラインスピリットなどが引っ張って前半3ハロン33.5秒というハイペースの展開に。
ミナリク騎手が「今まで乗った中で一番ダッシュの速い馬でした」みたいなコメントをしててちょっと面白かったですが、相変わらず栗東坂路で猛時計を出していますし、7歳にしてまたスピードに磨きがかかった印象すらありますね。
さすがに速すぎるかなと思ったのですが、ネロが直線も最後までギリギリ粘って惜しい4着。
勝ち馬も4番手外追走から4角早目に前を捉えにかかった⑦キングハートで、2着はいつもよりはやや後ろから進めた⑬ナックビーナスが惜しくも2年連続の銀メダルとなりましたが、これも先行馬群の直後からの差し込み。
やはり基本的には前が残りやすい馬場ということで、私が穴狙いで本命にしていた⑪スノードラゴン含め、追い込み勢には基本的にチャンスが無い競馬となってしまいました。
そんな中、後方から唯一追い込んできて3着に入った⑩ダイメイフジにとっては、今後に目処が立つ好内容だったのではないでしょうか。
4歳馬にミルコ騎手というだけで人気しすぎなのかなと思っていたのですが(なんと最終オッズは5.0倍ながら1番人気)、重賞でも十分通用する力を示せましたね。
あと個人的に印象に残ったのは⑮レーヌミノル。
こちらもスプリント実績が無いのに人気しすぎと判断して「消し」としていたのですが、ネロのスピードに普通について行けていて、改めてスピード能力の高い馬だなぁと感じさせられました。
マイルCSでも最後まで頑張っていたように、個人的には1400~マイルなのかなぁと思いますが、ここを叩いて良くなるようなら次は思いっきり狙いたくなるような、そんな走りでした。
総じて低レベルのまま停滞している現状のスプリング路線ではありますが、このレースに関しては昨年本番で12番人気8着だったナックビーナスが今年も同じようなタイムで2着、ということでまぁそういうレースだった、という整理で良いのかなと思います。
馬券的には・・・馬連だっただけに結構悔しい外し方ですね。
「◎ー無印」という組み合わせもかなり後悔するものの、本命馬が来ている部分でまだ救われる気がします。その点、「○ー△」は本命馬の選択(大体は2択とか3択)をしくじったということで、もの凄い反省しなければいけない感じになります。。。
はい、反省します(笑)。
ということで、簡単ではありますが今週は全重賞の回顧ができました。
これからのGⅠシーズンに向けて、出来る限り結果とひとことコメントだけでも残していきたいと思います。
明日は大井競馬場でフジノウェーブ記念。
私は1400mなら、と狙っていたケイアイレオーネが取消してしまったので買わない予定ですが、参戦される方は頑張ってください。
(あ、サウスヴィグラス産駒2頭の単勝買って応援、とかも良いですね!)
それでは、本日も最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。