先日、来年度のJRA開催日程が発表されましたね。
まだ一年以上先の話になりますが、12/24(日)が有馬記念、そのあと12/28(木)に1日だけ開催して、ホープフルS(GⅠ格付け申請中)が行われるとのこと。
GⅠが増えるのはいっこうに構わないのですが、個人的には有馬記念で1年を締めくくり、あとはしばらくゆっくりしてたいような。競馬ファンも競馬関係者も、少しくらいお休みする時期があっても良いと思うのですが、如何でしょう。
まあ、競馬が無ければなかったで「やることないよー」となるのかもしれませんが。
それよりも、スプリンターズSの時期が変更となって以来、JCから有馬までがいつも寂しい感じなので、2歳GⅠデーを作るとか、なにか盛り上がるようなイベントを考えて頂きたいなぁ、とか思ったりしています。
菊花賞過去データ
さて、そんな話はさておき、本題に入ります。
今週は菊花賞。今年の3歳牡馬戦線を振り返ると、皐月賞・ダービーでは違う競馬場、違う距離、真逆のレース展開(ペース)にも関わらず、掲示板を同じメンバーが独占。「5強」とか「史上最強世代」とか言われていました。
その中で、頂上決戦の日本ダービーを勝利したマカヒキが日本代表として凱旋門賞挑戦、5強の1角リオンディーズが引退。
皐月賞・ダービーともに4着のエアスピネルは神戸新聞杯5着とつまずき、距離も不安視されている、ということで、皐月賞馬ディーマジェスティとダービー2着馬サトノダイヤモンドの2強対決ムードとなっています。
興味の中心はこの2頭のうちどちらが最後の1冠を取るのか、またエアスピネルや夏の上がり馬(カフジプリンス、シュペルミエール、ミッキーロケット、レッドエルディスト、皐月賞出てますがウムブルフ辺り)がこれらにどこまで迫れるのか、が焦点と考えて差し支えないと私個人も考えています。
なお、今回、個人的な事情もあり2日間に分けての投稿となります。ご了承下さい。
まずはいつもの通り、過去5年間のデータです。
今回少し内容を変えました。基本的にデータはJRA公表のものを参照、通過順はJRA-VANも参照してます。
「決まり手」は主観的なので、単純に各馬の通過順を載せてます。
昨年度のキタサンブラックはこうして見るとずいぶん後ろから競馬をしていたのですね。この時は若干距離への不安もあったのでしょうか。
全体的な印象としては、前半は折り合いに専念し、3コーナーの下りから徐々に進出、バテた馬を捌きつつ4コーナーでは先頭を射程圏にとらえる、というのが王道なイメージでしょうか。
1周目、下り坂とスタンド前の歓声などもあり、ある程度流れて1分0秒台、不良馬場だった2013年も1.01.2ですから超スローという感じではありませんね。
年によって差が出るのはこの後で、表には載せていないのですが、2013年は1000mから2000mにかけての1000mが1.03.0と不良馬場にしても遅く、2015年はさらに遅い1.04.4、最後は瞬発力勝負となりました。
一方で、2012年は1.01.2、2014年は1.01.3とあまりペースは落ち着かず、比較的スタミナ勝負となった印象です。
これといった逃げ馬が見当たらない今年の菊花賞ですが、どうなりますか。個人的な印象としては、スローならサトノダイヤモンド、スタミナ勝負になればディーマジェスティ、もしくは非ディープ産駒の流れかなぁ、なんて考えています。
1・2着馬の皐月賞・ダービー実績
なんとなくのイメージとして、菊花賞って皐月賞馬が良く走る印象、ないですか。
まぁセイウンスカイとかの印象が強すぎるだけなのかもしれませんが。。。ということで、調べてみました。
同じく過去5年分のデータだけで申し訳ないのですが、1・2着馬の皐月賞・ダービー実績です。
皐月賞馬・ダービー馬が1・2着していない場合、それらの結果も備考欄に記載しています。
「皐月賞馬が出走している場合→菊花賞でも1着」と、過去5年だけを見ると非常に極端な結果となりました。ただ、ここ3年はケガや適距離の天皇賞秋に挑戦したりで不出走です。
実は、過去10年まで遡ると2009年アンライバルド:9着、2007年ヴィクトリー:16着、2006年メイショウサムソン:4着と3頭の皐月賞馬が馬券圏外に敗れているのですが、これら3頭に共通していたのは、全て前走神戸新聞杯で(4着、3着、2着)と2冠馬メイショウサムソンを含め敗れていたこと。この点で秋緒戦を勝っているディーマジェスティは大丈夫とも考えられます。
また、皐月賞・ダービー不出走馬も3頭いて、いわゆる夏の上がり馬も十分活躍できる、というのは印象通りなのと、皐月賞には出走せず、ダービーのみに出走していたウインバリアシオン、サウンズオブアースのようなパターンも来ていますね。これは距離が伸びて台頭してきたり、デビューが遅かったりで皐月賞には間に合わなかった組も十分戦える、ということだと思います。
ダービー馬が海外挑戦のため、菊花賞には参戦しないようなケースも増えており、これも時代の流れかな、なんて感じてしまったりもしました。
明日は、トライアルレースの振り返りや調教内容についても見て行きたいと思っています。
最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。