人生は競馬と共に

中央競馬の新馬戦・重賞を中心に、競馬について気ままに書いていきます。

【展望】 第155回天皇賞・春 ① 過去10年データを中心に。

こんにちは。

いよいよ3日後に迫った天皇賞・春。もう今週はメディアも「2強対決」の話題で持ち切りです。

1992年、四半世紀も前のトウカイテイオーメジロマックイーンの対決なども引き合いに出されていて、「世紀の一戦」と表現しても決して大袈裟ではないでしょう。

先週末のブログでも書きましたが、当日は現地観戦を予定しておりまして、既に何となくそわそわしてしまってます。。。

今日午後の枠順発表が楽しみですが、今日・明日の2回に分けて、過去データの確認をしていきたいと思います。

天皇賞春 過去10年データ

あまりに気分が盛り上がってしまい、今回は過去10年分をまとめました。

本当は有馬記念とダービーだけのつもりだったのですが。

今回、長距離戦ということで、1000m通過に加えて2000m通過タイムも載せています。

(括弧内は1000~2000mのスプリットタイムです。)

まず一見して分かるように、とにかく波乱が多いです。

長距離レースの価値が低下しているから、それに伴って馬づくりそのものがスピード重視にシフトしているから。

そんな風に説明されることが多く、実際それも間違いなく一因ではあると思うのですが、個人的には京都の芝3200mという特殊なコース形態も大きく寄与しているように思います。

スタート後約200m地点で1回目の坂の上り下りがあり、最後もう一度「坂越え」をして、ラスト800m、坂の下りから一気にペースが上がる独特のコース設定で、コース適正や枠順の有利・不利が大きく影響する印象があります。

実際、過去データを見ても所謂「リピーター」が目立ちますよね。

昨年は、15年3着馬のカレンミロティック(13番人気)があわやのシーンを作って驚かされましたが、13年、14年と連覇したフェノーメノ、12年3着、14年2着のウインバリアシオン、09年1着、10年2着のマイネルキッツ、07年1着、08年2着のメイショウサムソンなど。

今年も登録があったカレンミロティックですが、残念ながら回避。

今年のメンバーでは昨年の1着馬キタサンブラック、3着馬シュヴァルグランのみが過去の好走歴を持っています。

昨年1番人気で12着と人気を裏切ってしまったゴールドアクターですが、今年はどうなりますか。

そのゴールドアクターを含めて1番人気が連にも絡んでいない一方で、2番人気馬は5勝2着1回と好成績です。

私は有馬記念でも1番人気だったサトノダイヤモンドが今年の1番人気と読んでいるのですが、一体どちらが1番人気になるのか、そして「1番人気の呪い」は続くのか。この点にも注目したいと思います。

時計の方に目を向けると、やや重だった2011年を除いて、非常に速いタイムが出ていますね。

97年の天皇賞春、マヤノトップガンサクラローレルマーベラスサンデーで決まったあの伝説のレースで「3分14秒4」に衝撃を受けた頃が懐かしいです。

2006年にディープインパクトが勝った時のタイム、3分13秒4にも驚いたものでしたが、ついに過去10年の表から消えてしまいました・・・。

2013年はサトノシュレンが飛ばして1000m通過が1分を切るハイペースになりましたが、ここ3年は1分1秒台の落ち着いた入りとなっています。

そして、次の1000m、残り2200m地点まではずっと平坦ですので、そのまま淡々としたペースを刻んで2度目の坂の上りに備えるケースが多くなっています。

去年同様、キタサンブラックが主導権を握れば同じような流れが予想されますが、今年はヤマカツライデンが後ろを引き離しての逃げを示唆するコメントを出しており、展開には注目です。

それと似たケースとなったのが2012年で、途中からハナを奪ったビートブラックが早めに後続に差を付ける競馬で見事逃げ切り。

1番人気だった、あのオルフェーブルがまさかの11着に破れてしまいました。

この年は上がりも全体時計も速く、馬場特性と展開のアヤだとは思うのですが、こんなケースも起こり得るというのは頭に入れておいたほうが(特にサトノダイヤモンドから買われる方は、)良いかもしれません。

展開のアヤと言えば、2010年などは1000~2000が1分4秒5とかなり緩んだにもかかわらずどの馬も動かず、後方勢は全く届かない展開となってしまいましたが(3着も4角2番手だったメイショウドンタク)、さすがに今年はそんな展開にはならないですかね。

京都の外回りコースということで直線も長いのですが、最後平坦ということと全体的に上がりが速いというのもあって、基本的には4コーナー5番手以内にいないと勝ち負けは難しいと考えて良いでしょう。

差し馬だとしても、3~4コーナーの下りで一気に押し上げることができる器用さが必要です。

キタサンブラックと、これをマークしながら進めると公言しているルメール騎手のサトノダイヤモンドが並ぶように4コーナーを回ってきたりしたら、盛り上がるんだろうなぁ、と今から夢想してしまいます(笑)。

また、この表には載っていませんが、4コーナーで後方にいた馬が最後3~4着に追い込んで来るケースも多いことも頭に入れておきたいところです。

今回は三連単で勝負する感じかなと思っており、インコースで上手く脚を溜めながら最後の直線で末脚を爆発させられそうな差し・追込み馬を狙いたいと考えています。

枠順で見ると、1~3枠の馬が10連対と、イメージどおり「内枠有利」と考えて差し支えないと思います。

ただ、意外と7、8枠も来ている(6連対)なので、そこまで神経質にならなくても良いのかもしれませんね。

性齢で見ると、まず牝馬は連対なし。

挑戦自体少なく、今年も該当はプロレタリアト1頭だけですね。

年齢は、概ね4歳馬(6連対)vs5歳馬(7連対)でしょうか。

ただ、6歳馬も3勝2着2回と頑張っていて、ゴールドアクターも力さえ出せればチャンスはありそうです。

さすがに7歳以上はゼロでは無いですが厳しそうです。

今日はここまでということで、明日、前走データや確定した枠順、追い切り等についてもコメントしていきたいと思います。

(先週末の競馬の振り返りも、備忘程度にはしたいと思っているのですが、時間が取れるかどうか。。。)

本日も最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。