人生は競馬と共に

中央競馬の新馬戦・重賞を中心に、競馬について気ままに書いていきます。

【展望】第33回マイルCS、第21回東京スポーツ杯2歳S

こんばんは。

今週はなかなか記事をアップすることができず遅くなってしまいましたが、土日の重賞レースを展望したいと思います。

マイルCS展望

早速ですが、日曜日のマイルCSからです。

既に枠順も発表されていますので、その辺りにも触れて行きたいと思います。

まずはいつものように、過去5年データから。

まず目立つのが、1番人気馬の不振。

昨年は安田記念の覇者・モーリスが予定されていた毎日王冠を回避、ぶっつけが嫌われて4番人気でしたが快勝。

過去10年で見ると2006年~2010年の1番人気馬は3勝・2着2回とパーフェクト連対しており気にする必要は無いのかもしれませんが、今年1番人気が予想されるサトノアラジンにとっては嫌な傾向ですね。

外差しが決まる馬場かどうかで、年によって若干の違いはあるものの、勝ち負けに持ち込むには直線インコースから馬群を縫う必要があり、人気を背負ってリスクを取りずらい人気馬は外を回した分、足元をすくわれてしまうようなイメージがあります。

2014年の1着馬、8番人気のダノンシャークなどはまさにそんなイメージですね。ちなみに8歳になった今年も元気に出走しています。さほど衰えは感じられず、個人的にはちょっと注目しています。

年齢的には概ね4歳vs5歳。

3歳馬は2011年リアルインパクト(5着)、2014年ミッキーアイル(13着)と、2頭が1番人気に支持されながら敗れており、ロードクエストはやや厳しいでしょうか。

先述したダノンシャークは例外としても、過去10年で2007年ダイワメジャー(6歳)、2009年カンパニー(8歳!)の2頭が1番人気に応えて勝利しており、6歳以上の馬を狙う場合には人気の裏付けが欲しいところです。

スタート後、長い向こう正面である程度流れるケースが多いですが、400m~800m辺りまでの登りでペースは比較的落ち着きます。

ただ、3コーナーから4コーナーにかけての下りで勢いの付いた後続馬が外回りの長い直線で脚を伸ばしてくるため、GⅠレースともなると滅多なことでは逃げ切りは見られません。

過去10年で見ても、逃げタイプが連絡みしたのは頭一つ抜けた実力を持っていたダイワメジャーが2006年、2007年とも4コーナー2番手から押し切った他は、14番人気のマイネルファルケが人気薄も利してカンパニーの2着に逃げ粘った2009年ぐらいのものです。

これも個人的に注目しているミッキーアイルの逃げが濃厚ですが、どうなりますか。

(ちなみに、そのミッキーアイルが2014年13着に敗れた時は、4角先頭の積極的なレースを見せたものの、直線ずるずると後退してしまいました。)

何となく内枠有利な印象のあるコースですが、やはり1枠~4枠の活躍が目立っています。

今年は比較的人気場が内目の枠を引き当てており、16番枠に入ったミッキーアイルがスムーズに逃げらるようであれば、あまり枠順を気にしなくとも良さそうです。

最後に、連対馬の前走・前々走データも軽く見ておきましょう。

ざっくり、「スワンS組or富士S組」、時々「天皇賞スプリンターズS等GⅠからの参戦組」と言ったところでしょうか。

今年の有力馬もまさにそんな感じで、各ステップレースのレースレベルとそこからの上昇度に対する見極めが予想の鍵となりそうです。

追い切りの映像もざっと見ましたが、気になる馬はいませんでした。

特に良さそうなのが長めから意欲的に追ってしまいの伸びも良かったサトノアラジンロードクエスト、坂路での動きがスプリンターズS時以上に良く見えたミッキーアイル、絶好調を維持しているヤングマンパワー辺りでしょうか。

この距離での「絶対王者」として昨年来君臨してきたモーリスがこの秋は中距離路線を歩んでおり、かなりの混戦模様。

現時点ではミッキーアイルを中心に考えていますが、土曜日の雨の状況等、しっかり見極めて決めたいと思います。

東京スポーツ杯2歳S 展望

次に、明日東京競馬場で行われる2歳重賞、東スポ杯2歳Sを簡単に展望します。

同様に過去5年データからです。

2011年の2着馬、フジマサエンペラーの10番人気というのが際立っていますが、これは不良馬場でのもの。

基本的には4番人気以内での決着になる事が多いレースです。

京王杯2歳Sの予想でも書いたのですが、同じ東京競馬場の芝コースでもこちらのレースに好素質馬が集まる傾向にあり、「展開いらず」と言われる府中の千八で枠順・展開関係なく上位人気馬が実力を発揮できるということだと思います。

今回は出走していませんが、やはりイメージどおり藤沢厩舎の管理場が活躍していますね。

特に2012年は同厩舎のワンツーでしたが、コディーノがこのレースで見せた強さは本当に際立っていました。

次走、朝日杯FS単勝1.3倍の1番人気に支持されたのも当然で(結果は2着)、結局大成しませんでしたが、あれは結構印象に残っています。

今年のメンバーでは、コディーノ同様札幌2歳S1着以来のレースとなったトラスト、東京競馬場サウジアラビアRCを快勝したブレスジャーニータッチングスピーチの全弟で好メンバーの新馬戦を勝ちあがってきたムーヴザワールド辺りが人気の中心でしょうか。

「展開いらずの府中千八」とはいえ、例年この時期は完全な外差し馬場になっていますので、各ジョッキーのコース取りにも注目です。

東京も土曜日は雨予報となっていますが、好レースを期待したいと思います。

両レースの予想記事も出来次第アップ予定です。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。