おはようございます。
「今年のダービーは、レイデオロとスワーヴリチャードの2択かな。」
これが、皐月賞を観た直後の、率直な感想です。
あと、「カデナの評価についてはリセットしなきゃ」とも(笑)。
(この件についてはまた後程触れます。)
いずれにしても、皐月賞の1~4着馬は、5番手以内で直線を迎えなければ勝負にならない、特殊な高速馬場の恩恵を受けたことは明らか。
それよりも、大目標であるダービーを睨んだ末脚勝負のレースに徹した上で、5着・6着と一定の力を示したレイデオロとスワーヴリチャード。
本番で狙うならこの2頭だろうと考えたのです。
(しつこいようですが、目先の皐月賞も勝負に行きつつこれらに先着を許したカデナは、本番でも厳しいかなと感じました。。。)
しかし。
そんな考えを根底から覆したのが青葉賞で見せたアドミラブルの走りです。
超スローのアザレア賞で見せたラストの瞬発力に、ハイペースの青葉賞を3コーナー最後方から捲って勝ち切った長い脚。
ゾクゾクするような走りと形容すれば良いでしょうか。
時計や相手以前の問題として、とにかく「大物感」が半端ない。
これは大変な馬が出てきた。さあダービーの予想はどうしよう・・・。
悩みに悩んだ末、出した結論はこうなりました。
◎ ④スワーヴリチャード
○ ⑫レイデオロ
▲ ⑬カデナ
△ ①ダンビュライト
⑥サトノアーサー
⑧トラスト
⑩ベストアプローチ
アドミラブルは「消し」です。
10:30頃のオッズを見ると、こんな感じになっています(20倍以下のみ)。
1番人気 アドミラブル 3.6倍
2番人気 レイデオロ 4.9倍
3番人気 スワーヴリチャード 6.5倍
4番人気 アルアイン 7.2倍
5番人気 サトノアーサー 8.1倍
6番人気 ペルシアンナイト 12.7倍
7番人気 ダンビュライト 13.2倍
8番人気 カデナ 13.8倍
1、2番人気の差がだいぶ拡がってきましたね。1番人気はアドミラブル濃厚でしょうか。
「低レベルの牡馬クラシック路線」と揶揄され続けてきたこの世代の牡馬たち。
皐月賞では牝馬の「怪物」、ファンディーナが堂々1番人気に支持されましたが、何となくあの時の状況に似ていませんか。
その皐月賞の予想記事で、私はこんな風に書きました。
ファンディーナに関しては、全能力を発揮すればここでも勝てる力があるのは認めますし、陣営の判断には敬意を表したいと思いますが、いかんせん不確定要素が多すぎて、人気面を加味しても「上手くいかない方」に賭ける方が博打として魅力的に感じます。
恐らく勝つか惨敗でしょうから、中途半端な印は打たずに消しとします。
【予想】第77回桜花賞 アドマイヤミヤビの「本気度」に賭けます。
アドミラブルに関しては、展望記事でも触れたようにギリギリのローテーションでどうにかダービーに間に合った感が強いです。
いくら楽勝続きとはいえ、ダービー出走のためには取りこぼしが許されない状況の中で中3週続きでこれが4戦目。
4月以降4800mもレースで走ってきていて、青葉賞の反動だって無いとは言い切れません。
強さは認めますが、本領発揮は秋以降という気がします。
さらにはこの枠順。土曜日は芝のレース全てで8枠が勝つという極端な外枠有利馬場でしたが、レースが進むにつれて内が伸びる馬場に変わりつつあった様に感じました。
ここも非常に悩ましいところですが、最終的には内外同じように伸びる馬場で、傾向通り外枠は基本的にマイナス材料と判断しました。
「アドミラブルの強さを際立たせるために、競馬の神様が敢えて大外枠をプレゼントしたのかも」というような趣旨のことも述べてしまったのですが、やはり普通に考えて、これは逆でしょう。
すなわち、皐月賞で松山騎手に中指を立てた愚行に対する「罰」のようなものではないかと。
因果応報。
少なくとも今年の日本ダービーに関して、私はデムーロ騎手には勝ってほしくないです。
アドミラブル「消し」の理由が長くなってしまいましたが、本命は④スワーヴリチャード、対抗⑫レイデオロということで、ファーストインプレッションに従うこととしました。
とりわけスワーヴリチャードに関しては、枠順、騎手、血統、距離、コース、展開、ローテーション(体調)のどれを取っても不安要素が少なく、総合力でレイデオロを上回っていると考えました。
過去10年のデータを見ると、12年を除いて1・2枠の馬が連対していること。
ダービー2勝の四位騎手がダービーを見据えた騎乗をしてきていること。
年内3戦目の「王道ローテ」であること。
特にこの特別なレースに関しては、ジョッキーが占める比重が非常に大きいと感じています。
現役ではたったの8人しかいないダービージョッキー。
少しでも「平常心」に近い精神状態で冷静な判断をするためには、とにかく経験が重要なのではないでしょうか。
ルメール騎手のコメントからも、今年こそはダービーを勝ちたい、という気持ちが強く窺えますが、その想いが強すぎると、ちょっとした気負いや判断ミスにつながりかねません。
まあそう言いつつも、ルメール騎手、福永騎手辺りはそれほど心配していないのですが。
皐月賞上位組の中からアルアインとクリンチャーを消しとしたのも、鞍上の経験値を考慮した部分が大きいです。
一方、対抗のレイデオロに関してちょっと心配なのは状態面。
皐月賞が年明け初戦になってしまったことにより、この大一番にピークを持ってこれたかどうか、ちょっと疑問を感じています。
「そういう厩舎だから」と言われればそれまでなのですが、中間の調教もやや弱いように感じました。
そして、3番手はダンビュライト、サトノアーサーとの3択で迷いましたが、皐月賞で本命を打った⑬カデナとしました。
皐月賞組の中で、結果ではなく、当時の人気上位を重視した予想という形になりましたね。
7枠に入ってしまいましたが、皐月賞はちぐはぐな競馬、もっと言うと前半ゆったり走らせて直線弾ける形を得意とする同馬には合わない競馬になってしまったこと、中間の調教パターンを変えてきたことがプラスに働く可能性を感じたこと。
あとは、やはり福永騎手にはいつかダービーを獲って欲しいんですね。
応援の意味も込めて、3番手に。
今回のダービー、皐月賞で先行した組の中ではアダムバローズとファンディーナがいなくなり、それ以外で前に行きそうな馬は見当たらないため、距離やコースも加味すると皐月賞よりスローになるのは間違いないと考えています。
ここ2走と比べれば比較的内に入った⑧トラストがすんなりハナを奪って1コーナーに入り、内から②アメリカズカップ、⑤クリンチャー、さらには⑨マイネルスフェーン辺りが続くイメージで、外から⑮ダイワキャグニー辺りが無理にポジションを取りにでも行かない限りは先行争いが忙しくなる要素がなさそうに思えるのですが、如何でしょう。
スワーヴリチャードはインでしっかり脚を溜めて直線は上手く進路を確保することが、レイデオロとカデナに関しては道中ロスなく進めて、直線もスムーズに外に出すことが、求められますが、3人の手綱捌きを信じたいと思います。
この3頭の馬連BOXでまずは勝負。
4、5番手は前述した①ダンビュライトに⑥サトノアーサー。
1枠1番はどんな馬が入っても押さえるつもりでしたが、まさかのダンビュライト。
武豊騎手ですし、これは押さえなければならないでしょう。
サトノアーサーに関しては、明らかにこのダービーが目標というよりも、今後の成長を見越して無理をさせていないような印象を受けます。
素質はこのメンバーの中に入っても上位の1頭だとは思いますが、今回は押さえに回すこととしました。
これで勝ったら化け物かも、という意味ではアドミラブルに似た位置づけですね。
最後に、やはり穴馬も入れておきたいということで、アサクサキングスと重なる⑧トラストと、調教が素晴らしかった⑩ベストアプローチ。
特に後者は坂の上り辺りで一瞬アドミラブルに迫った脚に見ごたえがありましたし、青葉賞の上り3ハロンタイムはアドミラブルと0.1秒しか違いません。
もしかしたらここに来て覚醒してきているのかもしれず、面白い一頭だと思っています。
⑪ペルシアンナイトは、やはり乗り替りがマイナスですね。
デムーロ騎手も「アドミラブルを選ばせてもらった」と明言していて、これが何よりの答えでしょう。
しかも、私の理解が正しければ、戸崎騎手は中間、直前の調教にも一切乗っていません(・・・ですよね?)。
さすがにやる気なさすぎでしょう。。。これが来たらちょっとショックです。迷いなく消し。
スワーヴリチャードから△各馬への馬連と、
◎ - ○▲ - ○▲△ の三連複(9点)で勝負です。
何と言っても競馬の祭典。
全馬無事で、好レースを!!
本日も、最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。