人生は競馬と共に

中央競馬の新馬戦・重賞を中心に、競馬について気ままに書いていきます。

【新馬戦回顧】10/20週の振り返り やはり日曜京都5Rですね。

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こんにちは、umassyです。

 

何とも言えないレース内容だった菊花賞から一夜明けたわけですが、アーモンドアイの衝撃が強すぎただけに、結構な落差(失望)を感じられた方も多かったようですね。

私はtwitterでもちょこちょこ発信していたように朝から子供2人を連れて中山競馬場で遊んでいたのですが、当然競馬は実況すら見る余裕が無く、新馬戦も菊花賞も帰宅後にVTRでじっくり振り返りました。

既に散々酷評されているようですが、田辺騎手は本当に何をしたかったのでしょうかねぇ。。。
好枠でしたし、ハナに行けるようなら行って、いったんペースを落とすまではOKと思うのですが、前走のようなロンスパに持ち込まないとノーチャンスなのは本人が一番良く分かっているはずでしょうに・・・

そうしようとしたくても馬の状態が悪くてできなかったのか、噂されているようなチームオーダーがあったのか。田辺騎手だって、あれだけ腕もあり、頭だって悪かろうはずがないトップジョッキーの1人ですからね。。。
「瞬発力勝負では分が悪かったですね」ってコメントを瞬発力勝負に持ち込んだジョッキーが出してるとかもう頭が(以下自粛)・・・

個人的には、本命馬フィエールマンが勝ったのでその点では流れが向いたとも言えて良かったのかもしれませんが、多くの競馬ファンと同様、モヤモヤした気持ちが残るレースでございました。

今週末の天皇賞(秋)ではそんなモヤモヤを吹き飛ばす好レースを期待したいものですが、個人的に注目しているのはやはり武豊騎手ですね。
予想して10秒で消してしまっていたユーキャンスマイルを3着に持ってこられてしまったのは個人的には痛かったですが(笑)、この秋は実に大きな存在感を示してくれていますよね。

このタイミングで復活気配漂うマカヒキに騎乗するというのも期待感が高まりますし、よほどのことが無い限り本命にする予定ですので、週末を楽しみに待ちたいと思っています。
(最終的にモレ・デム・ルメに浮気しちゃったらゴメンナサイ。笑)

 

 

さて、その前に新馬戦の振り返りという事で、早速参りましょうか。
10鞍とただでさえ多いのに、ワールドプレミアに興奮しすぎてかなりの長さになってます・・・(汗)

 
↓予想記事です。評判馬たちは明暗分かれる結果でしたね。。。

 

10/20(土)京都4R ダ1800m

レース結果

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ダート戦らしい平均ペースの競馬で、レースラップの前半800mが50.6秒、上り800mが50.7秒。
ダート向きの血統で人気を集めた3頭が上位を占めたわけですが、中でも馬体重562kgというパワフルな馬体で4角手前からスパートした⑧ゴルトマイスターがそのまま押し切って1着ゴール。

ゴールドアリュール産駒2頭のマッチレースを制したわけですが、このレースは2頭が抜けていたということでしょう。

タイム的には水準かなという印象ですし、後ろは離されすぎで、次走注目馬はとくにいません。

 

10/20(土)京都5R 芝1400m

レース結果

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これですねぇ~
単勝オッズ232.1倍ですよ。とらじろさんがこの勝ち馬、⑰キセキノカガヤキを対抗馬に推されていまして、本命①ブランノワールとのワイドを見事的中。
(しかも2着馬⑩ティレニアも含むワイド3点!本当に素晴らしい)

そのキセキノカガヤキ、まさに奇跡的な激走を見せてくれたわけですが、なかなか味のある競馬でしたよね。
実況に名前を呼ばれるほどの好スタートからいったん控えて中団追走。

4コーナーで前にとりつくも、①ブランノワールや⑨ハニエルが外から追い越していって決して手応え抜群というわけでは無かったのですが、そこからしぶとくしぶとく伸びて最後はアタマ差抜け出しての大金星。

私も予想記事の中で触れたようにノーザン外厩(空港)馬で、調教も決して全然悪いというほどではありませんから、外枠ですし確かに言われてみれば押さえていても、という感じはあるのですよねぇ。。。
ただ、そうはいってもなかなか印が回らないからこそこのオッズだったわけで、見れば見るほどお見事でございました。

私も5番人気の本命馬が一応2着には来ていますし、決して悪くなかったと思うのですけどね。。。ここは人気薄を拾えなかったことが残念ですし、悔しいです。
ただ、タイム的には平凡かなと思います。
 

<次走狙い馬>

⑩ティレニア(5番人気2着)

新馬戦としてはソコソコ流れたレースで、前に行って頑張っていますので未勝利戦でも相手次第ではありますが、比較的信頼できるタイプかなと思います。

 

①ブランノワール(1番人気3着)

これは、⑨ハニエルと一緒に4コーナーの下りで勢いよく追い上げた時に外に振られてしまいましたかね。

1番枠、圧倒的な1番人気、京都内回りと厳しい条件が揃った中で僅差の3着ですから、次走は当然、巻き返しを期待したいところです。

 

10/20(土)京都6R ダ1400m

レース結果

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このレースは、ロードカナロア産駒ということでダート適性どうなんだろうと思ってしまった1番人気馬⑥グルーヴィットが非常に強い勝ち方で1着。
全然問題ありませんでしたね。

序盤のペースが12.3-11.3-11.6ということで、なかなかペースが落ち着かず新馬戦としてはかなりのハイペースで流れますが、中団追走から3~4コーナー内から前にとりつくと、4角では余裕をもって外に持ち出し、直線は完全に独走。

ペースが速かった割りには勝ちタイムがやや平凡な印象を受けますが、最後は完全に流していましたし、このままダート路線を進むにしても期待できるデビュー戦だったのではないでしょうか。

<次走狙い馬>

③シンゼンマックス(2番人気4着)

予想の流れが悪い時というのはこういうものなのでしょうか・・・
私の本命馬だったのですが、秋山騎手がパドックで振り落とされ、負傷したとのことで、急遽三浦皇成騎手に変更。。。

レースも出遅れて押っ付けたら掛かってしまい、ハイペースの中早め先頭から必死に粘るも最後差されて3着という。。。急な代打騎乗で、馬もテンションが上がっていたのでしょうから三浦騎手を責めることはできないと思いますが、運がありませんでしたね。

気性面は常に課題として付きまとうのだと思いますが、これだけチグハグな競馬でギリギリまで馬券圏内に粘っていたわけですから、少し狙ってみても良いのかなと思います。

 

10/20(土)東京4R 芝1600m

レース結果

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私はちょっと狙いを下げてしまっていたのですが、ウオッカ産駒の②タニノミッションが見事新馬勝ちを決めましたね。
日本の芝への適正も何となく不安で、この血統のわりには2番人気とファンも半信半疑だったようですが、お母さんが「庭」としていた府中のマイルで、危なげない内容での快勝でした。

スローからの瞬発力勝負で、上り3Fが「11.5-11.0-11.2」という流れを好位から33.4秒の上りで差し切ったわけですが、Invincibe Spirit産駒があれだけ切れるということが分かっただけでも勉強になるレースでございました。

良血馬が順調に新馬戦をクリアしたわけですから、今後も楽しみですね。
 

<次走狙い馬>

 ⑱カナロアガール(4番人気2着)

これもカナロア産駒らしいというか、物凄いキレ味で上り3ハロンは勝ち馬と同じ33.4秒。
本来もう少しスタートも速いはずですので、次走は期待できるでしょう。

 

⑤ハーメティキスト(1番人気4着)

こちらもカナロア産駒ですが、4着に負けたのは内枠の分と、予想記事にもコメントしたように仕上がり度合いの問題でしょう。
鞍上も最後あまり無理をしていなかったように見えますので、叩いて良化が認められるようなら確勝まであるかなと思います。

 

10/20(土)東京5R 芝2000m

レース結果

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う~ん・・・これは何とも評価が難しいレースになってしまいましたね。
勝ち馬の⑤ランフォザローゼズについては、とにかくレースが上手な印象。

好スタートからトリッキーな府中芝2000mの2コーナーをうまく捌くと、やや行きたがるシーンはありましたが好位2番手を追走。
直線も追い出しをぎりぎりまで待って逃げ馬を交わして、外からいったん⑧ヴァンケドミンゴや⑬トランスナショナルに交わされたと思いきやしぶとく内から伸び返して1着ゴール。

好きな血統の馬を軽視してしまった末に勝たれると素直に喜んでいいのか複雑な気持ちになってしまうのですが(笑)、エアグルーヴの孫という良血馬ですし、素質馬が揃った新馬戦を競り勝ったのですからこれからも期待していきたいと思います。

一方で、⑨サトノジェネシスは・・・よく3着になったなぁというのが率直な印象ですよね。。。
あれだけの脚で迫れるのですから素質の片りんは見せてくれましたが、、、とにかく次走ですね。

 

<次走狙い馬>

⑧ヴァンケドミンゴ(5番人気4着)

上にも書きましたが、一度は先頭に並びかける勢いで見せ場たっぷりでしたが最後は失速して4着。
ルーラーシップ産駒らしく叩いて良化するようなら次走は大きく狙える1頭かなと思います。

 

10/21(日)京都4R 芝1200m

レース結果

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やや半信半疑ながら上位に取ったマル外2頭の決着となりましたが、先に抜け出した⑩ワールドウォッチに⑨トップソリストが鋭く迫るなかなか見応えあるゴール前となりましたね。

レースラップの前半35.2秒-後半34.8秒とほぼイーブンで、全体時計も今開催の馬場を考えればまずまず優秀だったのではないでしょうか。 


<次走狙い馬>

⑨トップソリスト(2番人気2着)

「 特になし」でも良いのですが、一応自分が本命にしていた馬が惜しい競馬をしてくれましたので。。。
坂路でもガンガン好時計を出して、というタイプでもないですし、レース振りも1200でこそという雰囲気は感じませんでしたので、マイルくらいまでなら距離延長でも良さそうですね。

 

10/21(日)京都5R 芝1800m

レース結果

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日曜日のタイトルにも入れた、かなりの注目を集めた新馬戦でしたが、豪華メンバーが集う中でも単勝1倍台というどんだけ期待を集めているんだという1番人気馬、⑨ワールドプレミアがそんな期待に応えてデビュー勝ちを果たしました。

私自身も期待を込めて本命にしましたし、今回は忘れずに前日24時までにPOG指名も完了しましたが(笑)、レース内容は予想をはるかに上回る素晴らしいものでしたね。

このレース、まず何がすごいって時計が凄くないですか、これ。
京都外回り芝1800mの新馬戦で1.48.0というのはちょっと記憶にないなと思って過去10年ほど遡ったのですが、これを上回っていたのは15年に新馬勝ちしたマカヒキただ1頭(1.47.7)だけでした。

これと同じ菊花賞デーの芝1800mでちょうど10年前に行われた有名な「伝説の新馬戦」(アンライバルド、リーチザクラウン、ブエナビスタなどのアレですね)が1.51.7だったように、特にドスローからの瞬発力比べになりやすい芝ミドル新馬戦で時計云々を持ち出すのは的外れなのかもしれません。

ただ、いつも言っているように速い時計で決着するレースで上位に来られるというのは、それ自体確かな能力を裏付けるものと私は考えています。
その意味で、ワールドプレミアが期待に違わぬ能力の持ち主という心証を得られるには十分ですし、勝ち方がまた何とも大物感あふれるというか。

序盤~中盤は中団外目を追走して、コーナーも外々回って直線に入ると、ちょっとフラフラしながらも武豊騎手のステッキに応えて鋭く伸びて一気に先頭に。
ユタカさんのコメントにも「本気で走ったのは抜け出した一瞬だけ」というものがありましたが、まさにそんな感じで先頭に立つと気が抜けたように緩めて、外から⑥メイショウテンゲンに迫られるともうひと伸び。
着差が「クビ」なので派手さはありませんでしたが、外から来ればいくらでも伸びそうな、そんな奥の深さを感じさせてくれるようなレース内容でした。

ケガだけが心配な血統ですので、この先も十分間隔を開けて、きっちり仕上げて一戦入魂のスタイルで行くのでしょう。
もしかしたら2戦目は年明けになってしまうのかもしれませんが、とにかく無事に進んで、来年の日本ダービーのゲートまで辿り着いてほしいと切に願います。


レース全体についても少し触れておくと、冒頭触れた好時計決着をもたらした要因として大きかったのが前半1000m60.4秒という新馬戦にしては速いペース。
そして、この新馬戦が普通じゃないなと思った点として、新馬戦なのに、このペースで全然馬群が縦長になってないんですよね。

言うまでもないことですが、一生レースで1着ゴールすることなく引退していく馬と将来GⅠを勝つ馬とが一緒に走ることになる新馬戦。
そもそもの能力、「足の速さ」が違いすぎて道中もばらけがちですし、ペースが速くなったりするとなおさらなのですが。

VTRを見ているとペースが速いようには全然見えず、この時点で「足の速いお馬さん」が数多く揃ったレースだったのだなという事が窺えます。
ディープサドラーズが5着、クルージーンが8着と相当な素質馬も馬券圏外に敗れているように、極論するとこのレースに出走していた馬は全て次走注目するべきかもしれません。


思い入れが強すぎてこのレースのコメントだけ超長くなってしまいましたが(笑)、勝ち馬の評価としては、当然現時点では最高クラスです。
 

<次走狙い馬>

 ③エスポワール(3番人気3着)

この馬が3番人気って、ディープサドラーズそんなに人気あったのですね。。。
上で書いたように、極端な話このレースに出ていた馬全て次走狙いたいくらいなのですが、特にこの馬ですね。

オルフェーヴル産駒ですし、新馬戦としては速めのペースで引っ張って3着に粘りこんだわけですから、メンバーレベルを考えればこの馬も当然GⅠ級の期待を持ってしまいますね。
(こんな世代の牝馬じゃなければ、とついつい書き足してしまいたくはなりますが・・・)

10/21(日)東京4R 芝1600m

レース結果

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うーん、ワイドが正解だったかぁ・・・と思わず結果を見てため息が出てしまいましたが、勝ち馬の⑬ロカマドールがセンス良く勝ち上がった印象ですね。
典型的なスローから直線だけの瞬発力勝負になりましたが、外枠からスムーズに好位4番手外を追走すると、直線もタイミングよく抜け出し、外から追い込んできた⑨クリスタルロス、⑭エスタジの追撃を凌いでの1着ゴール。

まぁ上で即通用という雰囲気は無いですが、初戦からレースセンスの高さを示してくれました。
それにしても、パトロール見ましたがこの程度で審議になったそうで。。。
決勝線手前の出来事で万が一を考えたら審議にしておいた方が混乱ないってことなんでしょうけど、、、そんなことより一部の外国人騎手への温情裁定を何とかしてくださらないですかねぇJRAさん、と苦言の一つも呈したくなりますね。。。

<次走狙い馬>

挙げるとしたら2・3着馬ですが・・・「特になし」で。

 

10/21(日)東京5R ダ1600m

レース結果

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こ、木幡育也騎手ですか・・・おめでとう御座います、と言うべきなのでしょうか。。。
ともあれ、レース内容は好スタートから3番手外を追走し、直線しっかり伸びて最後までよく粘っての快勝でしたね。

タイムも平凡で特筆すべきものはありませんが、これもセンスの良い好内容の競馬でした。
 

<次走狙い馬>

 ①ロダルキラー(6番人気3着)

単穴に期待していた馬ですが、①番枠もあってか人気を落としていたようですね。
不利なゲートで実際後方からの厳しい競馬となりましたが、「砂被ってナンボ」とばかりに(笑)たくましく追い込んでの3着入線。
やはり走る馬だという事が確認できましたし、外枠を引けばすぐにでもチャンスが来るでしょう。

 

10/21(日)新潟5R 芝1600m

レース結果

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まず、私が一番びっくりしたのは「秋山騎手乗り替わってないじゃん!!」ということですね・・・骨折してたんじゃなかったんかい。。。

予想していたのは前日深夜の時点でして、予想記事でも「誰に乗り替わるか分からない馬を本命にするのも・・・」と書いてしまったのですが、、、まぁご無事で何よりだったのですが。。。

それはさておき、外から鮮やかに伸び切って勝ったレース内容は非常に強いものでしたね。
前半比較的流れたこともあって、意外にと言ったら失礼かもしれませんが好タイム・好内容の新馬勝ちとなりました。

 

<次走狙い馬>

⑧サイモンシャルール(8番人気4着)

人気を裏切った形の⑦パンドラ、④アロハブリーズ辺りも上位騎手に乗り替われば狙いたいなと思いますが、全くノーマークだったこの馬の末脚はかなり目立っていました。

気性的に難しいところがあるようで、外枠だったり広いコースだったりと条件次第ではあるのでしょうが、全く仕上がっていないように映った中での好走ですから、反動が無ければ次狙ってみたいところです。

 

~ ☆ ~ ☆ ~ ☆ ~ ☆ ~ ☆ ~ ☆ ~ ☆ ~

ということで、ざっと振り返って参りました。

明日から3日ほど中国出張のため、時間の確保とネットアクセスの可否が全く読めない状況なのですが、先日も書いたように、できれば一口馬主についての記事をアップしたいと思っておりますので、もし上げられた暁にはお読みいただけたら嬉しいです。

 

それでは、最後までお読みいただき誠にありがとうございました。