こんばんは、umassyです。
昨日の前書きでちょっと触れた香港・深セン出張ですが、無事(?)中止となりまして、、、一安心です。
やはり香港はSARSの経験があるからか対応がかなり徹底していて、現時点でも中国本土との行き来が大変になっていたり、ディスニーランドやオーシャンパークは昨日の時点で営業停止に。
日本は、帰国者を隔離せず「自宅待機」にする方針だとか耳を疑うような報道もありましたが・・・もう少し危機意識を持って頂きたいところですが、いずれにせよ少しでも早く、自体が終息することを祈るばかりです。
さて、 先週第1弾を書いた新馬戦のデータまとめ記事という事で、もうすでに1月の開催が終わっているのでどうしようか迷ったのですが・・・
同じく12月末までのデータで、種牡馬編を。
ちゃんとしたデータとして取り扱うにはサンプル数が少ないので直接馬券に結びつくかは分かりませんが、傾向としてはいくつか面白いものが出ていると思います。
それでは参りましょう。
【集計対象】
芝新馬戦 181R(2378頭)
ダ新馬戦 62R(899頭)
種牡馬データ【芝のみ】(2019/6/1~12/31)
まずはランキングから。
もうディープについては説明不要ですね。
とらじろさんの記事でも、「今シーズンは1着率が高い」と書かれていましたが、その通り単回値が驚異の100超え。
実は複勝率は大したことなくて複回値も低いのですが、とにかく大種牡馬です。
個人的な昨年の競馬重大ニュース(本当は年末年始にブログで企画していたのですが・・・)、ラヴちゃんのオークス制覇に次ぐ2位がディープの急逝でした。
改めて…合掌です🙏
2位・3位については後述するとして、4位のオルフェは概ね昨年と同じような成績、5位キンシャサノキセキは今シーズン好調で、6位ダイワメジャーも夏場の貯金を使い果たしてまぁ例年通りかなという印象。
7位も後述しますが、以外なのは8位のキンカメと10位のハーツクライですよね。
キンカメに関しては、ここ数年種付け数を抑えていたこともあってトップ10に入るようなことは無かったと思うのですが・・・やはり亡くなった種牡馬の仔は走るのか。
1月にもルビーカサブランカで1勝を積み重ねていますので、個人的にはこのままトップ10をキープしてシーズンを終えて欲しいです。
イメージ通りサンデー系牝馬との産駒が多いのですが、母父馬のデータを見るとRhay、Pulpit、Diktatで各1勝しているんですね。
10位のハーツクライに関しては、あれだけ「ハーツの当たり年」と言われている割りにアベレージは低いんだな、という意味で意外でございました。
単純に出走頭数が少ないような気もしますね。
新種牡馬の「当たり年」?
良く言われるお話しですが、このランキング表を見ても際立つのが2位エピファネイア、3位キズナの新種牡馬ですよね。
最近だと一昨年ロードカナロアが2位に入ってオルフェからもラッキーライラックやエポカドーロなどの大物が出たりと当たり年と言われましたが、似た感じでしょうか。
そこまでの大物が出ていないので地味ではありますが、当たり年と表現して差し支えないでしょう。
とりわけエピファネイアの勝率・単回値はちょっと異常で、もう何でも来ます。
牝馬でも安定するのが凄いなと思いますし、道悪でも、というかむしろ道悪の方が走る印象もありますし…芝の新馬戦に関しては本当に穴がないですね。
一方、キズナの方は単純に頭数が多い部分もあるので取り捨てには注意で、これはとらじろさんの記事にもありましたよね。
個人的に、アベレージ的にはむしろ評価が低い種牡馬です。
3番人気までで、仕上がりが良さそうな馬を(その辺りは当ブログをご参考になさって下さい!)買われればOKでしょう。
絶不調のロードカナロアについて。
最後に、これも触れなければなりませんね。
この表でもディープに次ぐ平均人気であることからもお分かりの通り、人気してしまうだけに余計厄介と言うか・・・
これは牝馬の成績ですが、1番人気の数字が酷いですね・・・
予想する上では、
「どんなに良さそうでも本命は避ける」
「思い切って切るか、来たら仕方ないの△に留める」
ことで傷口を最小限に防ぐしか無さそうです。
良く「魔の3世代目」なんてことを言いますが、初年度産駒の成功もあって4世代目からは復活してくると予想してはいるのですが・・・
ちょっと気が早いですが、来シーズン注目ですね。
ちなみに、「この世代のカナロア産駒は2歳戦全然ダメだった」訳ではないのでご注意を。
同じ期間の未勝利戦だけで集計すると・・・
むしろ、妙味が出るのか単回値が100を大きく上回る結果になっています。
時々自分でも間違えそうになりますが、当ブログで取り上げるのは「新馬戦の成績だけ」で、必ずしも「新馬戦で勝つ=強い」、「新馬戦で勝てない=弱い」というわけでもありませんので、その点だけご注意下さい。
種牡馬データ【ダのみ】(2019/6/1~12/31)
こちらはサンプルも少ないのでランキングを軽く。
やはり上位2頭は強いですね。
以前も書きましたが、ヘニーヒューズは新馬戦より未勝利戦ということで、この世代のダート未勝利戦を先週末まで集計すると、ヘニーヒューズが1位(勝率12.7%、単回値68)です。単回値の低さからお分かりの通り、人気馬を素直にというイメージ。
このサンプル数でどうこう言うのもアレですが、新種牡馬ではマジェスティックウォリアー・・・ですがこれは人気との兼ね合いでどうも評価が難しいですね。
ここから下は馬券になっていませんので、1~3番人気なら買い、4・5番人気辺りの中途半端なところは消して妙味、人気薄は無視してOKというところでしょうか。
今シーズンはSpeithstown産駒が軒並み芝デビューという憤りを感じるような状況なのですが😅、それに代わる大活躍なのが最初の年度になるAmerican Pharoah。
もう、この数字が全て。
スパイツやUncle Moなどと同様、無条件に本命というスタンスで良いでしょう。
上記の表に載っている唯一のSpeightstown産駒、スマートコルザは普通なら勝負にならないだろうという仕上がり・動きでしたが、その分8番人気3着ということで、美味しい馬券に結びつけることが出来ました。
ここからは脱線になるのですが・・・このAmerican Pharoah、綴りをみて違和感を感じた方、鋭いです。
「あれ、これカタカナでファラオじゃなかったっけ?」と。
「ダンチヒ」か「ダンジグ」か、F1レーサーの「ベッテル」か「フェテル」か、テニス選手で「ワウリンカ」か「バブリンカ」か、といった具合に英語読みor現地語読み問題は常に付きまといますが、英語だろうと現地語(エジプト語?100%アルファベットじゃないでしょうが…)だろうと、これを「ファラオ」とは読めないですよね。
私も今シーズン調べた時に知ったのですが、これ実はオーナー(エジプト出身のアメリカ人)が登録時にスペルミスしてしまったらしいのですよね。
所謂「ファラオ」だと、英語の綴りは"Pharaoh"、これは納得ですよね。
てかそこ間違っちゃダメでしょう、オーナーさん(笑)。
なので、これを素直に読もうとすると「アメリカンフェイロア」なのですよね。
ただ、当然オーナーとしてはそんな名前つけた覚えない(笑)ってことで、あくまでこの馬は「(呼び方としては)アメリカンファラオ」、なのです。
ちょっと違いますが、岩田騎手の「望来」と書いて「みらい」と呼ぶ、的な。
ですので、新馬戦(・・・って言うのか知らないですが)では実況アナウンサーも(恐らくファンも)、普通に登録名通り「アメリカンフェイロア」と(きっと読みにくい馬名だなぁと思いながら😁笑)読んでいたそうです。
その後、この馬が有名になって上述の経緯も知れ渡るようになると、実況者もファンも「アメリカンファラオ」と呼ぶようになったそうな。
ということで、私はこの馬名の日本語名は「アメリカンファラオ」が正しいと思いますし、今まで予想記事等でも一貫してこの表記を使っています。
正しい登録名がそっちだからといって「フェイロア」と呼ぶのはちょっと・・・「粋」じゃないですよね。
まぁどちらでも良いのですが、ちょっとした雑学でした。
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ということで、まさかのAmerican Pharoahの脱線がメインみたいな記事になってしまいました(笑)。
新聞によって表記が違うのは、「現地語読みvs.英語読み」ではなく、「登録名vs.本当は付けたかった名前」だったのですね。
明日は川崎記念の予想記事をランチタイム更新予定。
その後は、もし余裕があればちょっと違うお話もしていければなぁ、なんて考えております。
それでは、長い記事になってしまいましたが最後までお読みいただき、誠に有難うございました。
↓参考記事です。