こんにちは、umassyです。
10月終了時点の今シーズンデータを振り返る記事の第2弾ということで、今日は種牡馬データを中心に。
↓第1弾はこちら
↓昨年度の種牡馬データはこちら
いつもは最後にやる種牡馬データなのですが、新種牡馬の成績など興味をお持ちの方も多いかなと思いまして、先に持ってきました。
【集計対象】
芝 141R(1,649頭)
ダ 42R(561頭)
2023年6月-10月新馬戦種牡馬成績
まずは芝・ダート別リーディングを。
種牡馬に関しては芝・ダート別にしたのでは意味が無いかなということで、芝ダート別のランキングを。
画像の大きさをそろえたくて芝ダートとも30位以内ということで、前述の通りダートはサンプル不足ですがまぁご参考程度に。
それぞれクリックすると拡大できると思います。
「新馬戦リーディングサイアー」争いは2019年に初年度産駒がデビューしたライバル種牡馬とも言えるエピファネイアとキズナですが、これは大方の予想通りといったところでしょうか。
今年の新馬は2021年産まれということで、種付けをしたのは2020年。
初年度産駒を見て「これは走るぞ」というのが分かったエピファネイアとキズナの種付け数がこの世代から増えて、繁殖の質も上がるらしい…というのは、POGや一口馬主をやられている方なら1度は耳にしたことがある話でしょう。
エピファネイアはもともと新馬戦で買える種牡馬でしたが、今シーズンはベタ買いで複回値100越えと超優秀。
最後までこの2頭の争いが続きそうで、エピファネイアの連覇か、キズナの初制覇か、個人的に毎週ニヤニヤしながら楽しみたいと思います。
新種牡馬はご存じの通り、もうスワーヴリチャードが凄いですね。
レイデオロも意外と頑張っていますし、ブリモルも最近だいぶ盛り返してきました。
ニューイヤーズデイなんて蓋を開けてみれば芝でもダートでも新馬戦でも未勝利戦でも常に買っておくべき種牡馬という感じになっていますし、やはりディープ・キンカメ不在時代で比較的新種牡馬が頑張っている印象です。
苦戦しているのは今のところ未勝利の(新馬戦だけの話です)シュヴァルグラン、モーニン、ロジャーバローズ、サンダースノー辺りですが、これはまだ始まったばかりですからね。
今後ダートが増えればモーニン辺りは勝ってくると思うのですが。。。
芝新馬戦で買える種牡馬・買えない種牡馬
ここからは芝に絞って、かつ単勝オッズ50倍でオッズカットしたデータでちょこっとだけ掘り下げてみましょう。
・・・といってもサンプルが極めて少ないので参考程度ですが、該当馬15頭以上の種牡馬を複回値順でトップ10&ワースト10を。
ちょうどトップ10までが控除率以上の複回値80オーバーで、全馬優秀ですね。
少し注意したいのは私が「神様」と崇めているサトノクラウンで、これでも優秀なのですが…初年度産駒ほどでは無いなぁというのが現時点での正直な感想。
先ほどのエピファネイア・キズナ理論では無いのですが、5世代目が出てくるまでは過度な期待は禁物かもしれないなと思ってきています。
ちなみに、「キズナ産駒は牝馬」というイメージをお持ちの方もいらっしゃるとは思いますが・・・新馬戦だとほぼ同じか牡馬が上回るくらいですのでご注意を。
具体的な数字は伏せますが、やはりキズナは牝馬の方が売れる傾向にあり、結構単回値・複回値で差が付いています(当然、牡馬の方か「買い」です)。
つくづく「競馬はパリミューチュエル方式!」ということに尽きますね。
ワーストの方ではキタサンブラックやシルバーステートが意外と苦戦していますかね。
この2頭は初年度産駒のデビューが2021年ですから、「これは走るぞ」と翌年種付けされた馬たちがデビューするのは再来年になるのですよね。
毎年次々と話題の新種牡馬が出てくる中で、やはりこの辺りの世代はちょっと難しいのかもしれません。
実際、両馬の種付け頭数の推移を見てみると、キタサンブラックは2020年92頭→2021年102頭と来て、2022年は178頭と急増。
シルバーステートも2021年の138頭から2022年は200頭ですから、両馬の産駒を新馬戦やPOGで狙うのは2シーズン後からになりそうですね。
また、ドレフォン産駒を芝新馬戦で買うべきではないというのはいつも予想記事でも書いている通りで、数字で見ても一目瞭然なのですが、実は私が同じくらい嫌っているロードカナロア産駒は今年度結構頑張っていて複勝率45.9%の複回値74。
ただし、走っているのはほぼほぼ1200m戦だけですので、マイル以上ならやはりオートマチックに「危」印でOKな種牡馬です。
2023年6-10月新馬戦その他データ
ここからはざっとその他の各種データをご紹介。
馬主&生産者ランキング
まずは馬主ランキングですが、これは流石にノーザン系1口クラブが巻き返してきましたね。
サンデーレーシングが圧倒的に強いです。
ただ、社台RHもシルク・キャロットとは差が無いですし、回収率はこちらが上ですのでこれから先どうなりますか。
生産者データの方でも今年はノーザンFが質・量とも圧倒していて・・・昨シーズンの社台Fはたまたまだったのですかね。。。
ダート新馬戦&芝単距離戦でノーザンF生産馬の単勝は買わない方が良いかなぁというくらいのもので(それでも複回値は結構優秀…)、今シーズンは結果的にノーザンに逆らうんじゃなかったという感じのレースが多いです。
枠順別データ
最後におまけということで、枠順別データを。
昨年度同様、オッズカットしなければ意味が無い事とサンプル数が少なくても意味がないので、過去5年かつ12-16頭立て、単勝オッズ50倍以下でオッズカットしたものを。
複勝率と複回値で見るのが分かりやすいと思いますが、概ね外枠の方が良い・・・のですが、ちょっと意外なのはダート1枠の勝率・複勝率・単回値・複回値の高さですね。
ただ、やはりダート新馬戦は概ね内枠と外枠とでは複勝率で5%程度、複回値でも5~10程度差があるわけですから、これを意識するとしないとでは、トータルで大きな差になってくると思います。
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ということで、簡単なランキングのご紹介が中心の記事ですが、こんな記事も読んでくださる奇特な・・・もとい貴重な読者様のために、いくつか予想に役立つデータも紹介できたかなと思います。
残るは騎手・厩舎データということで、多分明日アップできると思いますので、またお読みいただけると嬉しいです。
それでは、最後までお読みいただき、誠に有り難うございました。