こんにちは、umassyです。
今週は先月までの新馬戦データを軽く振り返る記事をお出ししているのですが、ラストとなる第3弾も無事アップできましたね。
ちょうどこの3日間、日本シリーズを見ながら作業しやすい環境だったのが良かったです(笑)。
今日は主に騎手・厩舎データということで、「あの厩舎」が今年は妙に来ている気がするのは皆様お気付きと思いますが・・・早速見て参りましょう。
↓第2弾はこちら
↓昨年度の騎手・厩舎データはこちら
【集計対象】
芝 141R(1,649頭)
ダ 42R(561頭)
2023年6-10月新馬戦騎手成績
まずはリーディングを。
まずはオッズカットもせず、芝もダートも短距離も長距離も全部一緒にした「2023-24シーズン新馬戦リーディング」の途中経過から。
福永騎手がいなくなったあと、このランキングがどうなるかというのが個人的に興味津々だったのですが・・・とりあえずルメさんは流石の成績。
ただし、これは仕方ないと思うのですが特に単勝は過剰に売れてしまいますので、期待値重視の予想スタイルで本命を打つこともほとんどない騎手。
…一応調べたら、今シーズン1回しか◎打ってませんでした笑(アンドアイラブハー、1人気2着)。
そう考えると単回値・複回値の観点からも素晴らしいのが松山騎手で、年々芝のマイル以上でも買える騎手になってきていることや、福永騎手が引退した後、新馬戦勝ち鞍の一定数は彼の所に行くだろうというのも以前から書いてきている通り、その通りになりましたね。
もう一人、鮫島克駿騎手にも期待していたのですが、これはちょっと勝ち切れていない点が気になりますね。
ただ、複勝率も複回値も優秀なので引き続き注目で良いとは思います。
ノーザン系馬主のランキング
昨年度末も紹介しましたが、ちょっと角度を変えて。
「ノーザン系馬主」(キャロット・シルク・サンデーレーシング・G1レーシング+吉田勝己氏)とそれ以外とに分けたランキングを。
ノーザン系馬主からどの程度乗せてもらっているかを知るだけでも意味があるデータかなと思うのですが、今シーズンはルメさんが複勝率80%と、とんでもないですね。。。
もう少しちゃんと調べてみたいですが、恐らく使い分けもしながら徹底的な「ルメール・ファースト」戦略を取ってそうな気がします。
モレイラやレーンも同様で、ルメさんと外国人騎手を乗せてきているときは逆らえない雰囲気なのですが、やはりルメール騎手の単勝は買われすぎですね。
鮫島かつま騎手は勝ち切れないだけで2着には来ているので悪くないのと、昔ほどは乗せてもらっていませんが北村友一騎手も良いですね。
あとは、武豊騎手が2回だけのチャンスを生かしているのは流石という感じですが、一方でそれ以外の方で今シーズンはあまり稼げていないですね。
主に「それ以外」の方で稼いでいる騎手としては戸崎騎手、三浦騎手、坂井瑠星騎手辺りです。
2023年6-10月新馬戦厩舎成績
こちらもまずはリーディングを。
続いて厩舎別データを見て参りますが、高野厩舎と須貝厩舎は今シーズン本当に強いですね。
予想記事の中でも良く触れていると思うのですが、坂路2回追いを活用しつつ、コース追い無しでも芝の中距離でも走らせてしまう高野厩舎の手腕は、本当に凄いなぁと思います。
あと、やはり目が行くのは矢作厩舎と国枝厩舎ですね。
特に矢作厩舎に関しては、昨年度の記事に書いた通り、これはもう明らかに傾向が変わったと考えるしかないでしょう。。。
ちょっと意地になってしまっていた部分もありますが、さすがにもう「危」を打つのは控えめにしたいと思っています(笑)。
一方で、国枝厩舎のこの数字は正直偶然だと思っています。
この14頭について、私の印別成績を見てみると・・・
多分皆様のイメージほど、私国枝厩舎の新馬に「危」を打っていないのですよね。
「危」を打った時は未勝利で複勝率40%な一方、「国枝厩舎でもこれは仕方ない」と△評価している馬は6頭中4勝2着1回。
結局のところ、相手関係に恵まれたり、国枝厩舎の仕上げでも走れてしまうような初戦向きの馬が走っているというのが国枝厩舎好調の理由かなと思います。
この辺りは、まぁ私の印を見て下さいとしか言いようが無いのですが(笑)。
こちらもノーザン系馬主のデータを。
最後にもう1つ、騎手と同じ切り口で「ノーザン系馬主」のデータをご紹介したいと思います。
主にノーザン系の方をご覧いただきたいのですが、昨年度同様、やはり信頼されているのは関東だとキムテツさんで、成績も申し分ないですね。
対照的に、頭数は多い宮田厩舎は昨年度に続いて散々な結果で、単勝オッズ1倍台・2倍台も飛ばしていますので・・・もう少し積極的に「危」を打って行っても良いかもしれません。
上位厩舎はもうご覧の通りという感じなのですが、昨年度もコメントしたように、恐らく世間一般のイメージより良いのが池添学厩舎で、回収率も優秀。
あとは、斎藤崇史厩舎が9頭出走で未勝利・複回値50と結果が出ていないのですが、私が「危」を打った2頭はきっちり3着に入っている…というどうでもいい情報も(笑)。
高野厩舎・須貝厩舎辺りはまんべんなく稼いでいる一方で、西園厩舎や矢作厩舎はほぼ非ノーザンの方オンリーで稼いでいるということで、厩舎ごとにカラーがあって面白いですが、ここはあまり馬券でどうこうするのは難しいデータですかね。
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ということで、基本的にはランキング表をご紹介しただけの記事ですが、世代ごとにやけに新馬戦走る厩舎というのは出てくるものなので、意外と気にしていると良いことがあるかもしれません。
私がいつもお出ししているデータを作る際には、直近の傾向が色濃く反映されるように重み付けを行っているのでそこもご参考にして頂ければと思います。
それでは、最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。